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第三章 亜人の村はサワガシイ
第122話 襲撃のイノシシその2
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キツネは速い。
日本に多く生息しているアカギツネは時速50KMと言われる。
人間の最高時速は45KMと言われたりもする。
これは悪魔で理論値だ。
オリンピック級の短距離選手、その瞬間的なトップスピード。
そこから計測している。
人間が1時間その速さで走れる訳はない。
実際に1時間でどのくらい走れるかと言うと8KM前後がいいところだ。
ショウマなら5分で走るのを止めるから計測出来ないだろう。
そしてタマモはアカギツネより速い。
身体の大きさが違う。
脚の長さが違う。
人間がいくら全力で走っても追いつけないのだ。
しかし。
ケロ子は既にタマモの後ろにピッタリつけている。
視界にショウマ様が入る。
よし。
このままケロ子はショウマさまに着いていくんだ。
従魔少女は足を休めない。
……どうしよう……
後ろにピッタリケロ子が付いてきてる。
……コノハさんから少し距離を取ろうかな……
ショウマは体を目の前の少女から離して少し上体を起こす。
すると向かい風がショウマにドッと吹き付けてくるのだ。
ムリムリィ! ムリムリィムリィーー!!
また抱き着かざるをえないショウマ。
…………ううっ……
ショウマとコノハが密着してる。
その箇所にケロ子の視線が向けられてる。
そんな気がするのだ。
ケロ子は真剣な表情。
何か鬼気迫るように感じるのは気のせい?
ケロ子は前に絡んできた男たちに対して黒いオーラを立ち昇らせてた。
そんなオーラを出してる気がしてしまうのだ。
ケロ子は本気で走っている。
全身全霊、全ての力を足にそそぐ。
いくら身体強化していても全力で走り続けるのは苦しい。
でも……これから戦闘なのだ。
ショウマさまが魔獣と戦うのだ。
ケロ子はそばにいないとダメなのだ。
何がなんでもついていく。
気合を入れるケロ子なのだ。
そんなこんなで一行は爆走してる。
一体と二人、そして従魔少女の一行。
その勢いは衰える事は無い。
“暴れ猪”の群れだった。
ユキトは止めようと必死になった。
数が少なければ美味しい獲物なのだ。
食料になる『猪の肉』。
大した金額にはならないけど売る事が出来る『猪の牙』。
だけど数が多い。
見張り役だったのだ。
ユキトは太鼓を叩いて、村には魔獣の接近を伝えた。
見張り役は二人一組。
近くにいた兄ちゃんはやられてしまった。
村に行く“暴れ猪”を食い止めなきゃいけない。
でも不可能。
目の前の一頭を相手するのに精一杯。
すでに10頭近く通過してしまった。
村は大丈夫だろうか。
イチゴは無事か。
考える余裕は無い。
目の前に“暴れ猪”がいるのだ。
ユキトを睨みつけてる。
山刀を構える。
こいつは重さも有る武器だ。
重量を上手く使って刺せば、“暴れ猪”にも突き刺さる。
“暴れ猪”はワキから血を流してる。
見張り台の前には柵が有って、木のヤリが仕掛けてあった。
コイツラは強引に突破した。
その時の傷だろう。
だが大したケガじゃなさそうだ。
「ブゴォー、ブゴッ」
牙。
口元から生え、鼻より前に迫り出す巨大な凶器。
そいつがユキトを襲う。
イノシシの顔を抑え牙から逃れる。
ユキトは無理やり、“暴れ猪”の背中に這い上がる。
自分の背中は攻撃できないだろ。
山刀をイノシシの背中に、脇腹に突き刺す。
そうだ、ケガしてる辺りを狙おう。
「ブゴッ! ブゴゴッ!!」
イノシシが暴れる。
両足で背中を挟み、踏ん張るユキト。
振り落とされてたまるか。
ユキトの顔に白い獣毛が生えだす。
瞳は赤く光り、耳がピンと上へ伸びる。
ユキトは自分の父親を知らない。
村人は獣系亜人だったのだろうと言う。
獣化能力。
全身に獣毛が生え、筋力が上がる。
犬歯が伸び、夜目が効くようになる者もいる。
獣系に多い能力らしい。
それ以上に動物っぽくなったりはしない。
毛が生える程度だ。
「ブゴォー、ブゴッ」
何度も背中を刺すが、“暴れ猪”はシブトイ。
猛り狂い、自分のケガに気付かないのかもしれない。
暴れながら、木に体当たりする。
ユキトは振り落とされてしまった。
そのまま倒れてはいられない。
すぐ起き上がる。
倒れていたら、踏みつぶされて終わりだ。
しかし“暴れ猪”はユキトに向かってこなかった。
村の方角へ走り出す。
先ほど村の方へ10頭近い“暴れ猪”が向かってる。
合流するつもりだろう。
村には妹がいる。
「イチゴ!」
ユキトは村へ走ろうとする。
だが足から激痛が駆け抜ける。
振り落とされた時、足を痛めたのか。
見ると足が膝の先から変な方向を向いてる。
捻ったどころじゃない。
骨が折れてる。
“暴れ猪”が木に激突した。
その勢いでユキトも跳ばされ、木に足をぶつけたのだ。
その時。
「キキッ キキッ」
鳴き声が聞こえる。
宙に浮かぶ火。
火がユキト目掛けて飛んでくる。
“火鼠”!
クソッ、最悪だ。
“火鼠”は小さい。
しかし舐めると痛い目を見る。
炎を飛ばしてくるのだ。
功撃力はハンパない。
大人の戦士でも一発で動けなくなる。
ついでに全身ヤケドだ。
ユキトは倒れ込むように無理やり火を躱す。
「キキッ」
「キキッ」
こいつらは性悪な事に一体じゃない。
だいたい数体で行動してるのだ。
火が飛んでくる。
3つ。
ユキトの方に。
ユキトは目を閉じる。
足が動かない。
逃げられない。
だけど、ユキトの身体は動いてた。
誰かが彼を抱えて跳んでいた。
『氷の嵐』
なにか聞こえた。
恐る恐るユキトは目を開ける。
彼を抱きかかえているのは革鎧に身を包んだ女戦士。
知らない女性だ。
ユキトの頭が女性の身体に押し付けられてる。
「あっありがと」
言って女性から身体を離そうとする。
誰か知らないけど、助けてくれたんだ。
女性はニッコリ笑う。
「ケガは無いっ?」
「足を痛めただけ。
大したコト無い」
言って女性の手を逃れて立とうとするけど、足から痛みが駆け抜ける。
大したコト無いワケが無い。
骨が折れてるのだ。
「イタタッ!」
「……もしかしてユキト?
大丈夫?」
いま助けてくれた女性とは別の方向から声がする。
向きを変えるユキトの目に飛び込んだのは、大きい狐とそれに乗った少女。
「コノハ姉、タマモ!」
よく見るとタマモにはもう一人乗ってる。
白いローブを着た細身の体格。
「へー。
『炎の玉』を使うネズミ。
ヒカチューとか言うのかな?」
誰だ?!コイツ。
日本に多く生息しているアカギツネは時速50KMと言われる。
人間の最高時速は45KMと言われたりもする。
これは悪魔で理論値だ。
オリンピック級の短距離選手、その瞬間的なトップスピード。
そこから計測している。
人間が1時間その速さで走れる訳はない。
実際に1時間でどのくらい走れるかと言うと8KM前後がいいところだ。
ショウマなら5分で走るのを止めるから計測出来ないだろう。
そしてタマモはアカギツネより速い。
身体の大きさが違う。
脚の長さが違う。
人間がいくら全力で走っても追いつけないのだ。
しかし。
ケロ子は既にタマモの後ろにピッタリつけている。
視界にショウマ様が入る。
よし。
このままケロ子はショウマさまに着いていくんだ。
従魔少女は足を休めない。
……どうしよう……
後ろにピッタリケロ子が付いてきてる。
……コノハさんから少し距離を取ろうかな……
ショウマは体を目の前の少女から離して少し上体を起こす。
すると向かい風がショウマにドッと吹き付けてくるのだ。
ムリムリィ! ムリムリィムリィーー!!
また抱き着かざるをえないショウマ。
…………ううっ……
ショウマとコノハが密着してる。
その箇所にケロ子の視線が向けられてる。
そんな気がするのだ。
ケロ子は真剣な表情。
何か鬼気迫るように感じるのは気のせい?
ケロ子は前に絡んできた男たちに対して黒いオーラを立ち昇らせてた。
そんなオーラを出してる気がしてしまうのだ。
ケロ子は本気で走っている。
全身全霊、全ての力を足にそそぐ。
いくら身体強化していても全力で走り続けるのは苦しい。
でも……これから戦闘なのだ。
ショウマさまが魔獣と戦うのだ。
ケロ子はそばにいないとダメなのだ。
何がなんでもついていく。
気合を入れるケロ子なのだ。
そんなこんなで一行は爆走してる。
一体と二人、そして従魔少女の一行。
その勢いは衰える事は無い。
“暴れ猪”の群れだった。
ユキトは止めようと必死になった。
数が少なければ美味しい獲物なのだ。
食料になる『猪の肉』。
大した金額にはならないけど売る事が出来る『猪の牙』。
だけど数が多い。
見張り役だったのだ。
ユキトは太鼓を叩いて、村には魔獣の接近を伝えた。
見張り役は二人一組。
近くにいた兄ちゃんはやられてしまった。
村に行く“暴れ猪”を食い止めなきゃいけない。
でも不可能。
目の前の一頭を相手するのに精一杯。
すでに10頭近く通過してしまった。
村は大丈夫だろうか。
イチゴは無事か。
考える余裕は無い。
目の前に“暴れ猪”がいるのだ。
ユキトを睨みつけてる。
山刀を構える。
こいつは重さも有る武器だ。
重量を上手く使って刺せば、“暴れ猪”にも突き刺さる。
“暴れ猪”はワキから血を流してる。
見張り台の前には柵が有って、木のヤリが仕掛けてあった。
コイツラは強引に突破した。
その時の傷だろう。
だが大したケガじゃなさそうだ。
「ブゴォー、ブゴッ」
牙。
口元から生え、鼻より前に迫り出す巨大な凶器。
そいつがユキトを襲う。
イノシシの顔を抑え牙から逃れる。
ユキトは無理やり、“暴れ猪”の背中に這い上がる。
自分の背中は攻撃できないだろ。
山刀をイノシシの背中に、脇腹に突き刺す。
そうだ、ケガしてる辺りを狙おう。
「ブゴッ! ブゴゴッ!!」
イノシシが暴れる。
両足で背中を挟み、踏ん張るユキト。
振り落とされてたまるか。
ユキトの顔に白い獣毛が生えだす。
瞳は赤く光り、耳がピンと上へ伸びる。
ユキトは自分の父親を知らない。
村人は獣系亜人だったのだろうと言う。
獣化能力。
全身に獣毛が生え、筋力が上がる。
犬歯が伸び、夜目が効くようになる者もいる。
獣系に多い能力らしい。
それ以上に動物っぽくなったりはしない。
毛が生える程度だ。
「ブゴォー、ブゴッ」
何度も背中を刺すが、“暴れ猪”はシブトイ。
猛り狂い、自分のケガに気付かないのかもしれない。
暴れながら、木に体当たりする。
ユキトは振り落とされてしまった。
そのまま倒れてはいられない。
すぐ起き上がる。
倒れていたら、踏みつぶされて終わりだ。
しかし“暴れ猪”はユキトに向かってこなかった。
村の方角へ走り出す。
先ほど村の方へ10頭近い“暴れ猪”が向かってる。
合流するつもりだろう。
村には妹がいる。
「イチゴ!」
ユキトは村へ走ろうとする。
だが足から激痛が駆け抜ける。
振り落とされた時、足を痛めたのか。
見ると足が膝の先から変な方向を向いてる。
捻ったどころじゃない。
骨が折れてる。
“暴れ猪”が木に激突した。
その勢いでユキトも跳ばされ、木に足をぶつけたのだ。
その時。
「キキッ キキッ」
鳴き声が聞こえる。
宙に浮かぶ火。
火がユキト目掛けて飛んでくる。
“火鼠”!
クソッ、最悪だ。
“火鼠”は小さい。
しかし舐めると痛い目を見る。
炎を飛ばしてくるのだ。
功撃力はハンパない。
大人の戦士でも一発で動けなくなる。
ついでに全身ヤケドだ。
ユキトは倒れ込むように無理やり火を躱す。
「キキッ」
「キキッ」
こいつらは性悪な事に一体じゃない。
だいたい数体で行動してるのだ。
火が飛んでくる。
3つ。
ユキトの方に。
ユキトは目を閉じる。
足が動かない。
逃げられない。
だけど、ユキトの身体は動いてた。
誰かが彼を抱えて跳んでいた。
『氷の嵐』
なにか聞こえた。
恐る恐るユキトは目を開ける。
彼を抱きかかえているのは革鎧に身を包んだ女戦士。
知らない女性だ。
ユキトの頭が女性の身体に押し付けられてる。
「あっありがと」
言って女性から身体を離そうとする。
誰か知らないけど、助けてくれたんだ。
女性はニッコリ笑う。
「ケガは無いっ?」
「足を痛めただけ。
大したコト無い」
言って女性の手を逃れて立とうとするけど、足から痛みが駆け抜ける。
大したコト無いワケが無い。
骨が折れてるのだ。
「イタタッ!」
「……もしかしてユキト?
大丈夫?」
いま助けてくれた女性とは別の方向から声がする。
向きを変えるユキトの目に飛び込んだのは、大きい狐とそれに乗った少女。
「コノハ姉、タマモ!」
よく見るとタマモにはもう一人乗ってる。
白いローブを着た細身の体格。
「へー。
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誰だ?!コイツ。
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