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第一章 ハジマリの地下迷宮
第55話 ハチの姉妹その1
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休憩しようとショウマが言い出して、一行は昼食を取っている。
ショウマ、ケロ子、みみっくちゃんにハチ子、ハチ美が加わり総勢5名になった一行だ。
「我らの分まですまないな、ケロ子殿」
「ありがとうございます、ケロ子殿」
「非常用も含めて多めに持ってきてるから大丈夫だよっ。
いっぱい食べてねっ」
「おっ、今日はサンドイッチじゃなくてクレープ。
ガレットかな?」
「はいっ、いつもサンドイッチになっちゃうので、今日は趣向を変えてみました」
「美味しいよ、ケロ子」
ケロ子が作ったお弁当はハムやサラダをクレープ生地で巻いたものだ。
最近は屋台でも売ってるよね。
食事クレープ。
「水筒は3つしか持ってきてないですよ。ケロ子お姉さまの分みみっくちゃんに分けてくださいです。
ほれ。みみっくちゃんの分の水筒はハチ子とハチ美にあげるから分けるですよ」
「気が利くな。みみっくちゃん」
「気が利きますね。みみっくちゃん」
「あれ、なんでみみっくちゃん呼ばわりですか。殿とか先輩はどうしたですか?
みみっくちゃん先輩ですよ。敬うですよ」
「すまないな、みみっくちゃん先輩。
しかしどうもみみっくちゃん先輩というのは語呂が悪い気がして」
「先輩と呼ぶ気がしなくて」
「そうだ、ゲテモノ先輩と呼ぶのはどうだろう?
これなら語呂も響きもいいぞ」
「ゲテモノ先輩で語呂も響きもいいと思います」
「もちろん悪い意味ではないぞ。愛称だ。」
「悪い意味ではないです」
「ゲテモノに悪い意味以外どんな意味が有るってんですか。怒りますよ。さすがにみみっくちゃん怒りますよ。
みみっくちゃん怒るとコワイですよ。ご主人様とケロ子お姉さまの荷物は間違いなく運びますが、ハチ子とハチ美のモノは飲み込んだら全部消化してやるですよ」
楽しい昼食の時間だった。
「じゃあ四階に降りる階段に心当たりが有るんだね」
「はい。王よ」
「おそらく大樹のふもとで見たものかと」
ショウマ一行は出発する事にした。
ハチ美が4階に降りる階段に心当たりが有るというので、目的地はそこだ。
前衛にケロ子。
中央にハチ子、ハチ美。
後衛ショウマ、みみっくちゃん。
安定のケロ子に前衛を務めてもらって、LV1のハチ子、ハチ美を守りつつ進もう。
そういう話になったところでハチ子から異論が上がる。
「気遣いはありがたいが、我らは戦士です。心配はご無用!」
「無用です」
「ハチ美!」
「ハッ、姉様」
ハチ美の髪の毛が上を指している。
金髪の中に黒い髪が左右に一房ずつ混じっていた。
その黒い毛が起き上がり上空を向いて動いているのだ。
「えーと、
妖怪アンテナ?
ハチ美は鬼〇郎だったの?」
「うむ。その方向だな」
弓矢を構えるハチ美。
上空に舞い上がるハチ子。
その背中からは透き通る羽根が見えている。
ハチ美の髪が指差す方向、そこには3体連隊の“殺人蜂”がいた。
ハチ美の弓から矢が放たれる。
“殺人蜂”に当りはしないが、避ける“殺人蜂”は隊列を崩している。
ハチ子の槍が隊列から離れた一体を襲う。
『必殺の一撃』
ハチ子の叫び。
通常LV1の冒険者の攻撃で“殺人蜂”が倒れる事は無い。
だが、ハチ子の槍は見事に“殺人蜂”の急所を打ち抜いていた。
そして槍を喰らった“殺人蜂”は地上へ落ちていく。
『一点必中』
ハチ美の手から矢が飛び立つ。
矢は正確に“殺人蜂”の胴を打ち抜いた。
“殺人蜂”にダメージは有る物の、矢の一撃で落ちる事は無い。
しかしその動きは鈍る。
ハチ美の手が流れるように動き、第二、第三の矢が撃ち出される。
動きの鈍った“殺人蜂”に次々と矢が刺さる。
“殺人蜂”はそのまま動かなくなった。
「よし」
獲物を倒した手応えにハチ子は酔いしれる。
しかしすぐ我に返る。
“殺人蜂”は三体いた。
一体をハチ子が落とし、一体はハチ美の矢が倒した。
残り一体は?
ハチ子の頭部から黒い毛が知らせる。
空気の動き。
ハチ子の後方だ。
“殺人蜂”が後ろからハチ子を襲おうとしていた。
マズイ!
これは喰らう。
身体の造りが変わったばかりだ。
王から貰った身体は素晴らしい。
しかしハチ子自身がこの身体で飛翔する事に慣れていない。
躱しきれない。
“殺人蜂”の攻撃を。
ハチ子は躱すことを諦める。
出来るだけダメージを減らすべく、槍で自分の身体をガードしようと動く。
しかし頭部の髪の毛はさらに空気の振動を伝える。
それは下から上空へ跳んでくる物体の動き。
ガシュッ!
何が起こったのか。
激しい打撃音と共にハチ子の目の前に迫った“殺人蜂”が消えていた。
替わりに誰かいる。
ハチ子の目の前で空中回転する女性。
革鎧に身を包んだ女戦士。
ケロ子と名乗った先輩だ。
彼女が“殺人蜂”をどうにかしたのだ。
そして空中回転した彼女はまた体勢を整え地上へと降りていく。
ハチ美は見ていた。
“殺人蜂”が姉を後方から襲う。
あれは躱しきれない。
援護の矢を射る?
姉と“殺人蜂”の距離が近すぎる。
飛翔して援護に向かう?
王とその臣下に空を飛べる者は見たところ姉とハチ美だけだ。
王から貰った身体は素晴らしい。
がまだ飛翔に慣れていない。
飛翔しながら弓矢を扱うのも不安がある。
時間にしたら一瞬の思考である。
その時聞こえた。
「ハァッ」
隣にいた動きやすそうな革鎧を着た戦士。
ケロ子と名乗った女性が跳んでいた。
ハチ美の頭上高く。
蹴りだった。
空中後方宙返り蹴り。
“殺人蜂”は女性の足技を喰らい吹き飛ぶ。
あの衝撃は一撃で仕留めたはずだ。
そのまま空中回転しバランスを整えた女性は優雅に降り立つ。
王の傍へ。
「キタ!キタキタ! サマーソルトキック キター!
ガ〇ル先輩!」
王が女性を賞賛(?)しているのが見える。
「さすが王の臣下だ。やるな」
「はい。それでこそ先輩殿です」
ハチ子が地上に降りてくる。
ケロ子とショウマを見ながら言葉を紡ぐ二人の従魔少女。
「我らも負けてはいられないぞ」
「もちろんです。姉様」
ショウマ、ケロ子、みみっくちゃんにハチ子、ハチ美が加わり総勢5名になった一行だ。
「我らの分まですまないな、ケロ子殿」
「ありがとうございます、ケロ子殿」
「非常用も含めて多めに持ってきてるから大丈夫だよっ。
いっぱい食べてねっ」
「おっ、今日はサンドイッチじゃなくてクレープ。
ガレットかな?」
「はいっ、いつもサンドイッチになっちゃうので、今日は趣向を変えてみました」
「美味しいよ、ケロ子」
ケロ子が作ったお弁当はハムやサラダをクレープ生地で巻いたものだ。
最近は屋台でも売ってるよね。
食事クレープ。
「水筒は3つしか持ってきてないですよ。ケロ子お姉さまの分みみっくちゃんに分けてくださいです。
ほれ。みみっくちゃんの分の水筒はハチ子とハチ美にあげるから分けるですよ」
「気が利くな。みみっくちゃん」
「気が利きますね。みみっくちゃん」
「あれ、なんでみみっくちゃん呼ばわりですか。殿とか先輩はどうしたですか?
みみっくちゃん先輩ですよ。敬うですよ」
「すまないな、みみっくちゃん先輩。
しかしどうもみみっくちゃん先輩というのは語呂が悪い気がして」
「先輩と呼ぶ気がしなくて」
「そうだ、ゲテモノ先輩と呼ぶのはどうだろう?
これなら語呂も響きもいいぞ」
「ゲテモノ先輩で語呂も響きもいいと思います」
「もちろん悪い意味ではないぞ。愛称だ。」
「悪い意味ではないです」
「ゲテモノに悪い意味以外どんな意味が有るってんですか。怒りますよ。さすがにみみっくちゃん怒りますよ。
みみっくちゃん怒るとコワイですよ。ご主人様とケロ子お姉さまの荷物は間違いなく運びますが、ハチ子とハチ美のモノは飲み込んだら全部消化してやるですよ」
楽しい昼食の時間だった。
「じゃあ四階に降りる階段に心当たりが有るんだね」
「はい。王よ」
「おそらく大樹のふもとで見たものかと」
ショウマ一行は出発する事にした。
ハチ美が4階に降りる階段に心当たりが有るというので、目的地はそこだ。
前衛にケロ子。
中央にハチ子、ハチ美。
後衛ショウマ、みみっくちゃん。
安定のケロ子に前衛を務めてもらって、LV1のハチ子、ハチ美を守りつつ進もう。
そういう話になったところでハチ子から異論が上がる。
「気遣いはありがたいが、我らは戦士です。心配はご無用!」
「無用です」
「ハチ美!」
「ハッ、姉様」
ハチ美の髪の毛が上を指している。
金髪の中に黒い髪が左右に一房ずつ混じっていた。
その黒い毛が起き上がり上空を向いて動いているのだ。
「えーと、
妖怪アンテナ?
ハチ美は鬼〇郎だったの?」
「うむ。その方向だな」
弓矢を構えるハチ美。
上空に舞い上がるハチ子。
その背中からは透き通る羽根が見えている。
ハチ美の髪が指差す方向、そこには3体連隊の“殺人蜂”がいた。
ハチ美の弓から矢が放たれる。
“殺人蜂”に当りはしないが、避ける“殺人蜂”は隊列を崩している。
ハチ子の槍が隊列から離れた一体を襲う。
『必殺の一撃』
ハチ子の叫び。
通常LV1の冒険者の攻撃で“殺人蜂”が倒れる事は無い。
だが、ハチ子の槍は見事に“殺人蜂”の急所を打ち抜いていた。
そして槍を喰らった“殺人蜂”は地上へ落ちていく。
『一点必中』
ハチ美の手から矢が飛び立つ。
矢は正確に“殺人蜂”の胴を打ち抜いた。
“殺人蜂”にダメージは有る物の、矢の一撃で落ちる事は無い。
しかしその動きは鈍る。
ハチ美の手が流れるように動き、第二、第三の矢が撃ち出される。
動きの鈍った“殺人蜂”に次々と矢が刺さる。
“殺人蜂”はそのまま動かなくなった。
「よし」
獲物を倒した手応えにハチ子は酔いしれる。
しかしすぐ我に返る。
“殺人蜂”は三体いた。
一体をハチ子が落とし、一体はハチ美の矢が倒した。
残り一体は?
ハチ子の頭部から黒い毛が知らせる。
空気の動き。
ハチ子の後方だ。
“殺人蜂”が後ろからハチ子を襲おうとしていた。
マズイ!
これは喰らう。
身体の造りが変わったばかりだ。
王から貰った身体は素晴らしい。
しかしハチ子自身がこの身体で飛翔する事に慣れていない。
躱しきれない。
“殺人蜂”の攻撃を。
ハチ子は躱すことを諦める。
出来るだけダメージを減らすべく、槍で自分の身体をガードしようと動く。
しかし頭部の髪の毛はさらに空気の振動を伝える。
それは下から上空へ跳んでくる物体の動き。
ガシュッ!
何が起こったのか。
激しい打撃音と共にハチ子の目の前に迫った“殺人蜂”が消えていた。
替わりに誰かいる。
ハチ子の目の前で空中回転する女性。
革鎧に身を包んだ女戦士。
ケロ子と名乗った先輩だ。
彼女が“殺人蜂”をどうにかしたのだ。
そして空中回転した彼女はまた体勢を整え地上へと降りていく。
ハチ美は見ていた。
“殺人蜂”が姉を後方から襲う。
あれは躱しきれない。
援護の矢を射る?
姉と“殺人蜂”の距離が近すぎる。
飛翔して援護に向かう?
王とその臣下に空を飛べる者は見たところ姉とハチ美だけだ。
王から貰った身体は素晴らしい。
がまだ飛翔に慣れていない。
飛翔しながら弓矢を扱うのも不安がある。
時間にしたら一瞬の思考である。
その時聞こえた。
「ハァッ」
隣にいた動きやすそうな革鎧を着た戦士。
ケロ子と名乗った女性が跳んでいた。
ハチ美の頭上高く。
蹴りだった。
空中後方宙返り蹴り。
“殺人蜂”は女性の足技を喰らい吹き飛ぶ。
あの衝撃は一撃で仕留めたはずだ。
そのまま空中回転しバランスを整えた女性は優雅に降り立つ。
王の傍へ。
「キタ!キタキタ! サマーソルトキック キター!
ガ〇ル先輩!」
王が女性を賞賛(?)しているのが見える。
「さすが王の臣下だ。やるな」
「はい。それでこそ先輩殿です」
ハチ子が地上に降りてくる。
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「我らも負けてはいられないぞ」
「もちろんです。姉様」
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