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3話 お仕置きの始まり・1

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「莉子、朝ご飯が出来ているから先に食べよう」

俺は一人暮らしを始めてから、簡単な料理ならできるようになっていた。

今朝の朝食はトーストとオムレツとハム、インスタントのオニオンコンソメスープ。
サラダにコーヒーだ。

「うわ~大好きなオムレツだ!うれしいな。ケチャップいっぱい掛けちゃおっと」

「お兄ちゃん、ありがとう。う~ん美味しい」そう言いながら、
オムレツをケチャップだらけにして食べている。全く子供だなあ。

莉子のドリンクはハーブティーか、お湯だ。

過敏な体質に朝のコーヒーは厳禁だ。
現に午前中にコーヒーを飲むと具合が悪くなると本人も言っている。

莉子は食べる専門で、作れるものはせいぜいゆで卵か目玉焼きくらいだ。
まだ18歳だし、子供だもんな。

「莉子、料理はこれから徐々に覚えていけば良いから、今度一緒に作ろうな」
「うん、じゃあハンバーグを作りたい!!」

「いいよ。好きな形にしていいよ」

「いいね!いえ~い!」俺も合わせてハイタッチ!をする。(恥ずかしい....)

「食べたら掃除を始めるからね。莉子は自分の部屋に掃除機を掛けろよ」
「俺は他の掃除から始めるから」

食べ終わると、莉子は着替えるために自分の部屋に行った。
俺が食器の後片付けをしていると、

「じゃ====ん!!」と莉子が飛び出してきた。

「どう?足が魅力的に見えてめっちゃ可愛いでしょう?」

何??なんなんだ?と目が点になってしまった。

莉子はピンクのショーツぎりぎりの短いショートパンツにタンクトップ姿で現れた!

「どう?? 似合ってる? 動きやすい恰好にしてきたよ。張り切って掃除しないとねえ」
と本人はクルクル回って見せてルンルン気分だ。

……あまりの格好に俺はごくりと唾を飲み込んで何も言えずにいた。

そして俺は無言で窓を閉め、カーテンを閉めた。

「ん?? お兄ちゃんどうしたの?…なんでカーテンまで閉めるの??」

「莉子、こっちに来い!!」俺はソファに座った。
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