朔の向こう側へ

星のお米のおたんこなす

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アイウス編

六本目『影から移る者』③

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軽く足を開いてスカートをたくし上げ、ズラした下着から飛び出た陰茎を見せつける雪兎。白いレースが腰を一周し、本来なら前を覆う部分が陰嚢だけを包まされずり下げられているのを見ていると、自然と口が開いた。

「じゃあ、可愛いわんちゃん。舐めて? しっかり犬らしく、ね」

「犬らしく……咥えるな、ってことですか?」

「うん、口全体で御奉仕したくなるの我慢して、先っちょだけで犬らしくぺろぺろして?」

舌を突き出し、顔ごと動かして裏筋を舐め上げる。反応して微かに身体が揺れて、俺の唾液に濡れた陰茎は揺れながら大きさを増していく。

「は、ふっ……ん、ぅ、ふ、ふ……んん」

匂いを嗅いで、形を見ながら舌で味わって……そんなことをしていれば当選入れられた時の妄想をするし、ディルドが入っていたなら腰を振る。絶頂を繰り返して敏感になった肉壁で凹凸を覚えるくらいに締め付けて、擦る。

「んふぅっ……ふ、んん……」

「ポチ、イきそう?」

「んっ、ん……」

先走りはないかと亀頭を舐め回しながら雪兎の問いに頷きを返す。

「へぇ? これから貰えるご褒美舐めながら準備用の偽物使ってイっちゃうんだ。相変わらず堪え性がないって言うか……本当に淫乱な犬だよね、ポチって」

押さえつける訳でもなく頭を撫でられ、言葉での責めも合わさって俺は絶頂を迎えた。本当の本当にもう限界だ、もう動けない、もうイけない。

「は、い……ユキ様、どうか……俺に、犬に、ご褒美を……」

何も考えず褒美をねだる。限界だというのにまだ抱かれたい、その欲望は脳ではなく下腹から湧いてくる。

「うん、じゃあ準備用の抜いて、入れて欲しいとこ見せて?」

「はい……ぁ、ひっ、ゃぁあっ! ぁ、あっ……早くっ、早く抜けろ、早くぅっ、早く…………ぁんっ! ゅ、ゆぃ……ユキ様ぁ、抜けました……」

震える手をマネキンの鎖骨あたりに置いて、震える足に力を込めて、腰を持上げる。締め付け過ぎて持ち上げてしまい、意識してディルドをひり出す。排泄時のような快感に背徳感を覚えつつも興奮し、マネキンを乱雑にどかして床に直接座り、足を開く。

「んー……違うなぁ。ポチ、僕今日は後ろからしたい」

「え……? ぁ、はい……」

震える足で立ち上がって雪兎に背を向け、首だけで振り返って様子を伺う。

「そうだ! ポチ、正座して、腰だけ上げて」

言われるがままに猫が伸びをするような体勢になる。爪先から膝までを浮くところもありながら床に付けて、鎖骨から上頬までを床に付けて、身体を折り曲げて尻を突き出す。

「そうそう、上手上手」

雪兎の返事は少し遠い。不思議に思いつつも手で開いてアピールしようと尻に手を添える。雪兎はその手を下ろさせ、手首と足首を縛ってしまった。当然のように両方。俺は腰を持ち上げた土下座にも似た体勢で固定されてしまった。
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