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第六章 ぼくは君を許さない。
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「翔くん、廉ちゃん、百々ちゃん!!おでんできたわよ~!!」
「はーい!!!」
百々に服を引っ張られて下に降りる。
百々ちゃん本当にやめて?俺の服大抵片方伸びてんだよ・・。
「廉ちゃん、みんなにお茶ついでくれる?」
「うん・・。」
温かいお茶の人と冷たいお茶の人がいるんだけど、もう覚えていて母親と百々、翔さんは冷たいお茶。俺と直人さんがあったかいお茶。
「廉くん一つずつ具材入れたけど残してもいいからね。」
そう言って器を俺の席に置いた。
たまご、大根、もち巾着、こんにゃく、ジャガイモ、ウインナーの入ったちくわ、うどんが少し、はんぺん。
うん、白米はいらないな・・・。
「だめよ~?ごはんも食べないと。」
「入らないよ。」
「廉ちゃん、百々よりすっかり少食になったね。」
「・・・。」
「もともと廉ちゃんは百々ちゃんと量ほとんど変わらないどんぐりの背比べぐらいだったわ。逆に百々ちゃんがよく食べるのかもしれないわね」
「むぅ!!」
レディによく食べるは言わない方が身のためだよ母親よ・・・。
ごはんもしっかり置かれて、食べていると翔さんも降りてきた。
「おでん!?丁度食べたかったんだよね~」
「お疲れ。席について早く食べなさい。」
直人さんが翔さんに座るように言うと素早く座っていただきまーす!!とごはんを頬ぼっている。
「いい食べっぷりね!お昼ごはん食べてないの?」
「いや、食べたけど・・・なんか頭使うとお腹がすくというか」
「廉ちゃんも翔君みたいにたくさん食べてね」
ちまちまご飯を口に運ぶ。そう言われたってお腹がいらないっていうんだもん。
「あの・・・明後日・・・買い物」
「ん?買い物行く?いいよ?どこに行きたい?」
翔さんがすぐ反応する。
「モールとか・・・おっきいとこ・・・?」
「何買いたいの?」
「プレゼント。」
「あー。さっき話したクリスマスプレゼントね。廉ちゃんクリスマスプレゼント買いに行きたいのか。」
頷くと、直人さんも母親もそういえばまだ買ってないといっていてみんなで行くことになった。
「廉くんと百々ちゃんは学生だから好きなもの一つは言ってね。」
「いいの!!!?」
「うん、いいよ。」
「じゃあ、俺も一個プレゼントしてあげるよ。」
「ホントに!!なんでもいいの!?」
「うん、なんでもいいよ。」
「百々ちゃん高すぎるのはダメよ?ちゃんと高校生が持っているものの範囲でね?」
「ママ、私が何を欲しがると思ってるのよ」
「ブランド品。」
「廉ちゃん!?百々をそんな女だと思ってるの!?」
「実績がある。」
「このぉ~!!」
ご飯を口に入れているのに百々に頬っぺたを両方むにぃーと伸ばされた。
「まったく二人ともごはんの時は騒がない!」
母親に百々のせいで注意された・・・。
とりあえず明後日ショッピングモールに行くことは決定した。
「はーい!!!」
百々に服を引っ張られて下に降りる。
百々ちゃん本当にやめて?俺の服大抵片方伸びてんだよ・・。
「廉ちゃん、みんなにお茶ついでくれる?」
「うん・・。」
温かいお茶の人と冷たいお茶の人がいるんだけど、もう覚えていて母親と百々、翔さんは冷たいお茶。俺と直人さんがあったかいお茶。
「廉くん一つずつ具材入れたけど残してもいいからね。」
そう言って器を俺の席に置いた。
たまご、大根、もち巾着、こんにゃく、ジャガイモ、ウインナーの入ったちくわ、うどんが少し、はんぺん。
うん、白米はいらないな・・・。
「だめよ~?ごはんも食べないと。」
「入らないよ。」
「廉ちゃん、百々よりすっかり少食になったね。」
「・・・。」
「もともと廉ちゃんは百々ちゃんと量ほとんど変わらないどんぐりの背比べぐらいだったわ。逆に百々ちゃんがよく食べるのかもしれないわね」
「むぅ!!」
レディによく食べるは言わない方が身のためだよ母親よ・・・。
ごはんもしっかり置かれて、食べていると翔さんも降りてきた。
「おでん!?丁度食べたかったんだよね~」
「お疲れ。席について早く食べなさい。」
直人さんが翔さんに座るように言うと素早く座っていただきまーす!!とごはんを頬ぼっている。
「いい食べっぷりね!お昼ごはん食べてないの?」
「いや、食べたけど・・・なんか頭使うとお腹がすくというか」
「廉ちゃんも翔君みたいにたくさん食べてね」
ちまちまご飯を口に運ぶ。そう言われたってお腹がいらないっていうんだもん。
「あの・・・明後日・・・買い物」
「ん?買い物行く?いいよ?どこに行きたい?」
翔さんがすぐ反応する。
「モールとか・・・おっきいとこ・・・?」
「何買いたいの?」
「プレゼント。」
「あー。さっき話したクリスマスプレゼントね。廉ちゃんクリスマスプレゼント買いに行きたいのか。」
頷くと、直人さんも母親もそういえばまだ買ってないといっていてみんなで行くことになった。
「廉くんと百々ちゃんは学生だから好きなもの一つは言ってね。」
「いいの!!!?」
「うん、いいよ。」
「じゃあ、俺も一個プレゼントしてあげるよ。」
「ホントに!!なんでもいいの!?」
「うん、なんでもいいよ。」
「百々ちゃん高すぎるのはダメよ?ちゃんと高校生が持っているものの範囲でね?」
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「廉ちゃん!?百々をそんな女だと思ってるの!?」
「実績がある。」
「このぉ~!!」
ご飯を口に入れているのに百々に頬っぺたを両方むにぃーと伸ばされた。
「まったく二人ともごはんの時は騒がない!」
母親に百々のせいで注意された・・・。
とりあえず明後日ショッピングモールに行くことは決定した。
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