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第1章 はじめまして。家族になった日
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あれ?安心する匂いだ。
そう思って目を開けた。
「い、え?」
「起きたー!!廉ちゃん、気分悪くない?」
「うん、普通。」
「ほー。強くなったね!!昔なら起きた瞬間パニックだったのに。」
「ほぇ?」
「翔さん、心配してたよ?」
「あ...。」
「怖い?今何が怖い?」
「おとこ...おしり..触ってきた」
「翔さんは怖い?」
「こわくない...」
「呼んでもいい?」
小さく頷いた。
すぐにやってきた翔さんはまたお面をつけていた。
近くにゆっくり近づいてくる。
怖さはない。
しゃがんでくれたから、お面を取る。
「こわくない、です。」
「よかった!!」
抱きつかれてびっくりしたけど、心配されていたのが伝わってきた。
「怖かったね!もう大丈夫だからね」
「うん」
優しく頭を撫でられまた眠たくなって、もう一度寝てしまったみたい。
「廉ちゃんと翔さんの仲もひと安心かな。」
「意外と百々ちゃんが俺と親父を受け入れるの早かったのも大きいね。」
「仕方ないじゃん。ママが再婚するって決めたなら仲良くしないと。でも、最初は本当に廉ちゃんと2人で生きて行こうと思ってた。」
「なんで考え変えたの?」
「私のせいで廉ちゃん無理してたから。」
「バイトだってほぼ毎日頑張ってたし。私を看護大行かせるためにね。」
「そっか。廉くん優しいから、百々ちゃんの夢を叶えてあげたくて頑張ってたのか。」
「今は直人さんっていう特大の財布があるもんね!」
「財布」
翔が爆笑する。
「はっきりいうね~。でも、それくらい出すよ。特に、看護師って言う夢がちゃんとあるんだから。」
「うん。絶対正看護師になって廉ちゃんを助けるの!」
「そういえば、廉くん虐待受けた時、百々ちゃんが連れていったんだよね?警察に。」
「そうだよ。百々8歳で廉ちゃんが誕生日遅いから10歳の時。」
「聞いてもいい?その話。」
「いいよ。廉ちゃんと私のパパの話はいつかしなくちゃとは思ってたから。」
「百々ちゃんが辛いなら今じゃなくともいいよ?」
「私は辛くないよ。廉ちゃんが守ってくれてたから。」
「廉くんが守ってたの?」
「うん、昔の廉ちゃんすっごくかっこよかったの。」
「俺の勝手なイメージでは百々ちゃんが廉くんを守ってきてそうだったけど。」
「今はね!じゃあ、廉ちゃんが起きる前に話すね。」
「うん。」
そう思って目を開けた。
「い、え?」
「起きたー!!廉ちゃん、気分悪くない?」
「うん、普通。」
「ほー。強くなったね!!昔なら起きた瞬間パニックだったのに。」
「ほぇ?」
「翔さん、心配してたよ?」
「あ...。」
「怖い?今何が怖い?」
「おとこ...おしり..触ってきた」
「翔さんは怖い?」
「こわくない...」
「呼んでもいい?」
小さく頷いた。
すぐにやってきた翔さんはまたお面をつけていた。
近くにゆっくり近づいてくる。
怖さはない。
しゃがんでくれたから、お面を取る。
「こわくない、です。」
「よかった!!」
抱きつかれてびっくりしたけど、心配されていたのが伝わってきた。
「怖かったね!もう大丈夫だからね」
「うん」
優しく頭を撫でられまた眠たくなって、もう一度寝てしまったみたい。
「廉ちゃんと翔さんの仲もひと安心かな。」
「意外と百々ちゃんが俺と親父を受け入れるの早かったのも大きいね。」
「仕方ないじゃん。ママが再婚するって決めたなら仲良くしないと。でも、最初は本当に廉ちゃんと2人で生きて行こうと思ってた。」
「なんで考え変えたの?」
「私のせいで廉ちゃん無理してたから。」
「バイトだってほぼ毎日頑張ってたし。私を看護大行かせるためにね。」
「そっか。廉くん優しいから、百々ちゃんの夢を叶えてあげたくて頑張ってたのか。」
「今は直人さんっていう特大の財布があるもんね!」
「財布」
翔が爆笑する。
「はっきりいうね~。でも、それくらい出すよ。特に、看護師って言う夢がちゃんとあるんだから。」
「うん。絶対正看護師になって廉ちゃんを助けるの!」
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「私は辛くないよ。廉ちゃんが守ってくれてたから。」
「廉くんが守ってたの?」
「うん、昔の廉ちゃんすっごくかっこよかったの。」
「俺の勝手なイメージでは百々ちゃんが廉くんを守ってきてそうだったけど。」
「今はね!じゃあ、廉ちゃんが起きる前に話すね。」
「うん。」
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