14 / 49
14
しおりを挟む
「……い、いれ、……て、くださ……」
「そうそう。良い子だ。よく出来たな」
ゴドフリーがやけに甘い声音で囁く。砂糖のような言葉をルタに吹き込み、頭を撫でた。頬にキスをして、擦り寄る。
ほら、挿れろよ。ゴドフリーとルタの光景を魅入っていた俺は、後ろにいたルパートに小突かれ、体を跳ねさせた。おずおずとルタに近づき、すでに固くなった性器をルタの後孔に押し付ける。
さっきヌいたばっかなのに元気だな、とバグシが言うと、部屋が下品な笑い声に包まれた。俺もつられて笑ってみる。
ルタは表情筋一つ動かさないまま、黙っていた。
「っ、うぅ……うおっ、おっ……!」
「ん、ッ!」
腰を押し付けると、簡単に挿入できた。男たちに弄ばれ続けたそこは、柔らかくて性器を包み込み、扱くだけの臓器に思えた。奥に入るたびにきゅうと締め付けが強くなり、思わず声が漏れ出る。ヘコヘコと動いてしまう腰に、恥ずかしささえ覚えない。
「あッ、ぁ……ぅ゛……! あぅ……ッ」
最奥まで挿入し、ガツガツと叩きつける。その度に、隊長の足がバタバタと動いた。抵抗する仕草が、どうも欲情を煽られる。
────そんなことしても、無駄なのに。
「ひ、ぎッ……ッ、い、や、ぁ゛、……だ、めッ」
腰を掴み、逃げないように固定する。そのまま打ちつけると、ルタが喉を反らせ喘いだ。ゴドフリーが俺たちを見て、ニタリと笑う。そのまま、口付けをした。唾液を垂らしながら何度も深く混じり合う二人を見て、興奮が限界を超える。
「たっ、たいちょ、たいちょ……ぉ゛!」
「ん~……ッ、ん゛、ん────!」
脳が痺れるような快感が全身を包む。背中を震えさせながらルタの中に射精した。その間も、ゴドフリーとルタはキスをしていた。赤い舌がチラチラと見え、脳の奥が痛む。
────もっと穢したい。もっと、もっと……。
「次は俺だ」
バグシが興奮を抑えきれない様子で俺を弾き飛ばした。彼の性器は先走りが垂れるほど勃ち上がっており、今にも発射してしまいそうである。
先ほどまで俺がいた位置に座り込み、ルタの後孔へ性器を入れ込む。
「ぅッ、う゛~……、も、いや、いや、だ、いやッ……! おわ、りに、じでぇ゛……!」
「ルタ、また殴られたいのか?」
拒絶を吐いたルタの顎を掴み、ゴドフリーが咎める。脅す言葉にルタが目を見開いた。首を横に振り、ボロボロと涙を流す。
「い、っ、いた、いたいの、……いや、ッ」
「じゃあ、頑張らないとダメだろ」
この集落の隊長なんだから、しっかりしろよ。ゴドフリーが笑いながらルタの髪を撫でた。怯えながら何度も頭を上下に振り涙を流す隊長は、腰の動きを早めたバグシの性器を奥深くまで突き立てられ、醜い悲鳴を漏らしている。
────俺は、なんでこんな愉快なことを拒絶していたんだろう。
ルタは自ら穢される道を選んだのだ。この集落の隊長として責任を果たすために。
それなのに俺は、自分の正義感を振り翳してルタを穢した男たちを軽蔑していた。
────愚かなことだ。
周りの男たちへ目配せする。みんな、満足そうにこの催しを楽しんでいる。
────ならば、俺も。
楽しまなければ、ならない。意図せず口角が上がり、小さく笑い声を漏らす。
ビクビクと痙攣するルタの足へ手を伸ばし、嫌がる彼を押さえつけた。
「そうそう。良い子だ。よく出来たな」
ゴドフリーがやけに甘い声音で囁く。砂糖のような言葉をルタに吹き込み、頭を撫でた。頬にキスをして、擦り寄る。
ほら、挿れろよ。ゴドフリーとルタの光景を魅入っていた俺は、後ろにいたルパートに小突かれ、体を跳ねさせた。おずおずとルタに近づき、すでに固くなった性器をルタの後孔に押し付ける。
さっきヌいたばっかなのに元気だな、とバグシが言うと、部屋が下品な笑い声に包まれた。俺もつられて笑ってみる。
ルタは表情筋一つ動かさないまま、黙っていた。
「っ、うぅ……うおっ、おっ……!」
「ん、ッ!」
腰を押し付けると、簡単に挿入できた。男たちに弄ばれ続けたそこは、柔らかくて性器を包み込み、扱くだけの臓器に思えた。奥に入るたびにきゅうと締め付けが強くなり、思わず声が漏れ出る。ヘコヘコと動いてしまう腰に、恥ずかしささえ覚えない。
「あッ、ぁ……ぅ゛……! あぅ……ッ」
最奥まで挿入し、ガツガツと叩きつける。その度に、隊長の足がバタバタと動いた。抵抗する仕草が、どうも欲情を煽られる。
────そんなことしても、無駄なのに。
「ひ、ぎッ……ッ、い、や、ぁ゛、……だ、めッ」
腰を掴み、逃げないように固定する。そのまま打ちつけると、ルタが喉を反らせ喘いだ。ゴドフリーが俺たちを見て、ニタリと笑う。そのまま、口付けをした。唾液を垂らしながら何度も深く混じり合う二人を見て、興奮が限界を超える。
「たっ、たいちょ、たいちょ……ぉ゛!」
「ん~……ッ、ん゛、ん────!」
脳が痺れるような快感が全身を包む。背中を震えさせながらルタの中に射精した。その間も、ゴドフリーとルタはキスをしていた。赤い舌がチラチラと見え、脳の奥が痛む。
────もっと穢したい。もっと、もっと……。
「次は俺だ」
バグシが興奮を抑えきれない様子で俺を弾き飛ばした。彼の性器は先走りが垂れるほど勃ち上がっており、今にも発射してしまいそうである。
先ほどまで俺がいた位置に座り込み、ルタの後孔へ性器を入れ込む。
「ぅッ、う゛~……、も、いや、いや、だ、いやッ……! おわ、りに、じでぇ゛……!」
「ルタ、また殴られたいのか?」
拒絶を吐いたルタの顎を掴み、ゴドフリーが咎める。脅す言葉にルタが目を見開いた。首を横に振り、ボロボロと涙を流す。
「い、っ、いた、いたいの、……いや、ッ」
「じゃあ、頑張らないとダメだろ」
この集落の隊長なんだから、しっかりしろよ。ゴドフリーが笑いながらルタの髪を撫でた。怯えながら何度も頭を上下に振り涙を流す隊長は、腰の動きを早めたバグシの性器を奥深くまで突き立てられ、醜い悲鳴を漏らしている。
────俺は、なんでこんな愉快なことを拒絶していたんだろう。
ルタは自ら穢される道を選んだのだ。この集落の隊長として責任を果たすために。
それなのに俺は、自分の正義感を振り翳してルタを穢した男たちを軽蔑していた。
────愚かなことだ。
周りの男たちへ目配せする。みんな、満足そうにこの催しを楽しんでいる。
────ならば、俺も。
楽しまなければ、ならない。意図せず口角が上がり、小さく笑い声を漏らす。
ビクビクと痙攣するルタの足へ手を伸ばし、嫌がる彼を押さえつけた。
56
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
完結・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら、激甘ボイスのイケメン王に味見されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
ヤバい薬、飲んじゃいました。
はちのす
BL
変な薬を飲んだら、皆が俺に惚れてしまった?!迫る無数の手を回避しながら元に戻るまで奮闘する話********イケメン(複数)×平凡※性描写は予告なく入ります。
作者の頭がおかしい短編です。IQを2にしてお読み下さい。
※色々すっ飛ばしてイチャイチャさせたかったが為の産物です。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる