みんなのたいちょう

中頭かなり

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「……い、いれ、……て、くださ……」
「そうそう。良い子だ。よく出来たな」

 ゴドフリーがやけに甘い声音で囁く。砂糖のような言葉をルタに吹き込み、頭を撫でた。頬にキスをして、擦り寄る。
 ほら、挿れろよ。ゴドフリーとルタの光景を魅入っていた俺は、後ろにいたルパートに小突かれ、体を跳ねさせた。おずおずとルタに近づき、すでに固くなった性器をルタの後孔に押し付ける。
 さっきヌいたばっかなのに元気だな、とバグシが言うと、部屋が下品な笑い声に包まれた。俺もつられて笑ってみる。
 ルタは表情筋一つ動かさないまま、黙っていた。

「っ、うぅ……うおっ、おっ……!」
「ん、ッ!」

 腰を押し付けると、簡単に挿入できた。男たちに弄ばれ続けたそこは、柔らかくて性器を包み込み、扱くだけの臓器に思えた。奥に入るたびにきゅうと締め付けが強くなり、思わず声が漏れ出る。ヘコヘコと動いてしまう腰に、恥ずかしささえ覚えない。

「あッ、ぁ……ぅ゛……! あぅ……ッ」

 最奥まで挿入し、ガツガツと叩きつける。その度に、隊長の足がバタバタと動いた。抵抗する仕草が、どうも欲情を煽られる。
 ────そんなことしても、無駄なのに。

「ひ、ぎッ……ッ、い、や、ぁ゛、……だ、めッ」

 腰を掴み、逃げないように固定する。そのまま打ちつけると、ルタが喉を反らせ喘いだ。ゴドフリーが俺たちを見て、ニタリと笑う。そのまま、口付けをした。唾液を垂らしながら何度も深く混じり合う二人を見て、興奮が限界を超える。

「たっ、たいちょ、たいちょ……ぉ゛!」
「ん~……ッ、ん゛、ん────!」

 脳が痺れるような快感が全身を包む。背中を震えさせながらルタの中に射精した。その間も、ゴドフリーとルタはキスをしていた。赤い舌がチラチラと見え、脳の奥が痛む。
 ────もっと穢したい。もっと、もっと……。

「次は俺だ」

 バグシが興奮を抑えきれない様子で俺を弾き飛ばした。彼の性器は先走りが垂れるほど勃ち上がっており、今にも発射してしまいそうである。
 先ほどまで俺がいた位置に座り込み、ルタの後孔へ性器を入れ込む。

「ぅッ、う゛~……、も、いや、いや、だ、いやッ……! おわ、りに、じでぇ゛……!」
「ルタ、また殴られたいのか?」

 拒絶を吐いたルタの顎を掴み、ゴドフリーが咎める。脅す言葉にルタが目を見開いた。首を横に振り、ボロボロと涙を流す。

「い、っ、いた、いたいの、……いや、ッ」
「じゃあ、頑張らないとダメだろ」

 この集落の隊長なんだから、しっかりしろよ。ゴドフリーが笑いながらルタの髪を撫でた。怯えながら何度も頭を上下に振り涙を流す隊長は、腰の動きを早めたバグシの性器を奥深くまで突き立てられ、醜い悲鳴を漏らしている。
 ────俺は、なんでこんな愉快なことを拒絶していたんだろう。
 ルタは自ら穢される道を選んだのだ。この集落の隊長として責任を果たすために。
 それなのに俺は、自分の正義感を振り翳してルタを穢した男たちを軽蔑していた。
 ────愚かなことだ。
 周りの男たちへ目配せする。みんな、満足そうにこの催しを楽しんでいる。
 ────ならば、俺も。
 楽しまなければ、ならない。意図せず口角が上がり、小さく笑い声を漏らす。
 ビクビクと痙攣するルタの足へ手を伸ばし、嫌がる彼を押さえつけた。
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