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同じ後悔するのなら
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「別れたって、どういう事?」
「あの……?」
「井原君から聞いた。あ、誰ととは聞いてないけど……久賀君でしょ? で、どういう事?」
「…………」
夜のファーストフード店、その喫煙席で。
日向との事を気付かれていた事もだが、当事者なのに初耳な話を第三者である未来から聞かされて――早生は頭が真っ白になり、呆然と相手を見返す事しか出来なかった。
※
話は、前日に遡る。
恵太に待ち伏せされてから、今日まで。学費を出して貰っている大学や、給料を貰っている仕事は休まなかったが――それ以外の時間は、早生は恵太と一緒にいた。色々とあって気持ちに余裕が持てず、日向にも連絡が出来ずにいたのだが。
(ようやく、終わった……)
職場のロッカーに荷物を入れながら、早生は深々とため息を吐いた。
明日と明後日は、大学も仕事も休みだ。そして明後日は確か、日向も休みの筈である。
今夜連絡して、明日の夜は久々に日向と会おう――そう思っていた早生に、不意に背後から声がかけられた。
「帰り、時間ちょうだい。話あるから」
「えっ……」
「露骨に、嫌な表情しないの……って言うか、そういう反応するんなら多分、私の話聞いた方が得だと思う。じゃあ、後でね」
どうやら顔に出てしまったらしい早生を窘め、一方的に話を締め括ると未来は休憩室へと向かった。
無視しても良かったのかもしれないが、意味深な言葉が気になって――結果、思っても見なかった話を聞かされたのに唖然とする。
(どうして、そんな話に……すごく気になるけど、でも)
そこで躊躇ったのは、日向と未来の仲が良いのは知っているが、それでも日向の口から「早生と付き合っている」と聞いていない相手に、不用意に打ち明けて良いかと思ったからだ。
もしや、と思ってはいても実際、男同士で付き合っていると聞いて引かれたら――早生は構わないが、日向に迷惑をかけたくない。
しかし、そもそも付き合っている事を肯定せずにこれ以上、話を聞かせて貰えるだろうか?
「……確かに、踏み込みすぎなんだけど」
黙ってしまった早生に、ぽつりと未来が呟きを落とす。
「前は、何もしなくて後悔したから。今度は、出来る限りは動きたいの……あと、寿を悲しませたくない」
「……それは」
「うん、自分勝手なんだ。同じ後悔するにしても、今回はね」
そんな訳で、ぶっちゃけるわ。
それから、いっそ清々しいくらいに言い切ったかと思うと、未来は後悔したという『前』の話を始めた。
※
同じ大学で、未来は寿と出会った。
寿から告白され、すぐに付き合いだした未来だったが――友人として紹介された日向の持つ、柔らかい雰囲気をひどく心地好く感じた。そして恋人いない歴=年齢だという日向に、首を傾げたと言う。
「あの極上の癒しを放っておくとは……いくら男子校だからって、陸の孤島にあった訳じゃないでしょう?」
「ないし、校内でも人気はあったよ」
「……それって」
「ただ、日向は全く気付かなかったけどね」
男子校で校内となると、同性からも好かれたという訳で。しかも、寿が苦笑しているという事は結構、あからさまだったのか――どこからツッコミを入れるべきか悩む未来に、寿が笑みを深くする。
「あいつ、すごく自己評価が低いんだ。だから、そもそも自分が恋愛対象として好かれるって思ってなくて……しかも同じ男だから、余計にな。他の奴の恋愛話は、親身になって聞くくせに」
「それって……ますます、好かれちゃわない?」
そう未来が尋ねると、寿は微笑みながらふ、と遠い目をした。その様子から彼の苦労が察せられたので、これ以上は追及しない事にする。
「……自分が頼りないから、母親を守れなかったって」
「えっ……?」
「あいつ、幼稚園の時に父親亡くしててさ。仕事行く母親の代わりに家事したり、頑張ってたんだけど……その母親が、再婚して。勿論、親御さん達同士で気持ちが通じ合ってだって、頭では解ってんだけどな」
けれど、子供の頃に感じた気持ちは消える事無く。結果、日向は頑ななくらい自信を持てず現在に至るらしい。
「確かに、彼女が出来ればあいつも変わるかもしれないな」
そんな寿の願いが届いたのか、それから一年後に日向は一歳下の女の子から告白された。
髪も笑顔も雰囲気も、ふわふわとして可愛らしく保護欲をそそり。積極的に自分の気持ちを伝える辺りも、自己評価の低さ故に受け身になりがちな日向には良かったと思う。
だが、日向達が四年生になった時に状況は変わった――寿同様教師を目指し、就職活動を行っていた日向に、彼女が不満を訴えるようになったのだ。
会えなくて、寂しい。
もっと、自分を構って欲しい。
彼女の訴えに、日向は出来るだけ応えようとした。忙しい中、それでも何とか彼女との時間も作り――結果、自分の時間を削って頑張り過ぎた日向は、体調を崩して倒れてしまったのである。
「情けないよな、俺」
見舞いに行った未来と寿に、日向はそう言った――笑っていたが、泣きそうだと思う表情で。
彼女と別れたと聞いた未来は、けれど何もしなかった。日向に無茶をさせた彼女を、許す事が出来なかったからだ。
※
「……今なら、ね。寂しいって気持ちもちょっとは解るし、入院して焦ったんだと思う。多分、井原君も何も言わずに無茶したんだろうから……そもそも、許すも許さないもないんだけど」
その後、少しでも気晴らしになればと誘ったコールセンターで、未来同様日向は働くようになった。性格を考えると天職だと思うが、いっそ卑屈なくらいの自己評価の低さは変わらない――いや、むしろ前より酷くなった気がすると未来は言った。
「ひ……井原さんに自信を持たせたいのなら、新しい彼女を紹介すれば良いんじゃないですか?」
言いながら胸が痛くなったが、日向の為を思うなら同性である自分では駄目だろう。そう思った早生に、けれど未来は首を横に振る。
「呼び方、気にしなくて良いわよ……井原君って、こう『男とはこうあるべき』って思い込みが強いから。正社員じゃないと、一人前じゃないって思ってるみたいでね」
そこまで言うと、未来は「良い?」と煙草とライターを示してきた。それに頷くと煙草を咥え、火を点けてため息のように煙を吐く。
「だから、そもそも誰かと付き合うって発想自体がなかったみたいだけど……久賀君とは、付き合ってた訳でしょう? 好きな相手がいるのに、わざわざ別の相手を紹介するって誰得よ。世間体的に良くても、誰も幸せにならないじゃない」
「……過去形じゃないです。僕は、日向さんと別れたつもりはありません」
一瞬の間の後、早生は付き合っている事を肯定し、呼び方もいつものものに変えた。そんな早生に、未来がつ、と眉を寄せる。
「じゃあ、別れたって何よ? 何もないのに、井原君がそんな風に言う訳ないじゃない」
「本当です。何も……ちょっと忙しくて、しばらく連絡出来なかったですけど」
「あるじゃない。釣った魚には、餌をやらないの?」
「そんなっ」
「私は、どうしても井原君贔屓になるからね。少なくとも、井原君は別れたって思ってる訳でしょう……一回、ちゃんと話したら? 言いたい事言ってても、お互いに理解して受け入れてないと最悪、クレームみたいになるじゃない」
確かに、要望ばかりぶつけられてはそもそも会話にならない。そして今更だが、伝える事ばかり気にして聞く事に疎かになっていた事に気がついた。
(僕がしていたのは、ただ気持ちをぶつけるだけだったのか?)
「でも、さ。『あの』井原君を落としたんだから、久賀君のやり方も間違いじゃないと思う。あとは、井原君の話も聞いて……あ、年上とか大人だからとかって思い込みは無しね。言っとくけど、二十代なんてまだまだ子供よ?」
「……はい」
「同じ後悔するのなら、やるだけやった方が良いからね」
自己嫌悪に陥った早生に、フォローするようにそう言って――それでもしっかり釘を刺して笑う未来に、早生は頷いて少し冷めたカフェオレに口をつけた。
……随分と緊張していたらしく、気付けば一気に飲み干していた。
「あの……?」
「井原君から聞いた。あ、誰ととは聞いてないけど……久賀君でしょ? で、どういう事?」
「…………」
夜のファーストフード店、その喫煙席で。
日向との事を気付かれていた事もだが、当事者なのに初耳な話を第三者である未来から聞かされて――早生は頭が真っ白になり、呆然と相手を見返す事しか出来なかった。
※
話は、前日に遡る。
恵太に待ち伏せされてから、今日まで。学費を出して貰っている大学や、給料を貰っている仕事は休まなかったが――それ以外の時間は、早生は恵太と一緒にいた。色々とあって気持ちに余裕が持てず、日向にも連絡が出来ずにいたのだが。
(ようやく、終わった……)
職場のロッカーに荷物を入れながら、早生は深々とため息を吐いた。
明日と明後日は、大学も仕事も休みだ。そして明後日は確か、日向も休みの筈である。
今夜連絡して、明日の夜は久々に日向と会おう――そう思っていた早生に、不意に背後から声がかけられた。
「帰り、時間ちょうだい。話あるから」
「えっ……」
「露骨に、嫌な表情しないの……って言うか、そういう反応するんなら多分、私の話聞いた方が得だと思う。じゃあ、後でね」
どうやら顔に出てしまったらしい早生を窘め、一方的に話を締め括ると未来は休憩室へと向かった。
無視しても良かったのかもしれないが、意味深な言葉が気になって――結果、思っても見なかった話を聞かされたのに唖然とする。
(どうして、そんな話に……すごく気になるけど、でも)
そこで躊躇ったのは、日向と未来の仲が良いのは知っているが、それでも日向の口から「早生と付き合っている」と聞いていない相手に、不用意に打ち明けて良いかと思ったからだ。
もしや、と思ってはいても実際、男同士で付き合っていると聞いて引かれたら――早生は構わないが、日向に迷惑をかけたくない。
しかし、そもそも付き合っている事を肯定せずにこれ以上、話を聞かせて貰えるだろうか?
「……確かに、踏み込みすぎなんだけど」
黙ってしまった早生に、ぽつりと未来が呟きを落とす。
「前は、何もしなくて後悔したから。今度は、出来る限りは動きたいの……あと、寿を悲しませたくない」
「……それは」
「うん、自分勝手なんだ。同じ後悔するにしても、今回はね」
そんな訳で、ぶっちゃけるわ。
それから、いっそ清々しいくらいに言い切ったかと思うと、未来は後悔したという『前』の話を始めた。
※
同じ大学で、未来は寿と出会った。
寿から告白され、すぐに付き合いだした未来だったが――友人として紹介された日向の持つ、柔らかい雰囲気をひどく心地好く感じた。そして恋人いない歴=年齢だという日向に、首を傾げたと言う。
「あの極上の癒しを放っておくとは……いくら男子校だからって、陸の孤島にあった訳じゃないでしょう?」
「ないし、校内でも人気はあったよ」
「……それって」
「ただ、日向は全く気付かなかったけどね」
男子校で校内となると、同性からも好かれたという訳で。しかも、寿が苦笑しているという事は結構、あからさまだったのか――どこからツッコミを入れるべきか悩む未来に、寿が笑みを深くする。
「あいつ、すごく自己評価が低いんだ。だから、そもそも自分が恋愛対象として好かれるって思ってなくて……しかも同じ男だから、余計にな。他の奴の恋愛話は、親身になって聞くくせに」
「それって……ますます、好かれちゃわない?」
そう未来が尋ねると、寿は微笑みながらふ、と遠い目をした。その様子から彼の苦労が察せられたので、これ以上は追及しない事にする。
「……自分が頼りないから、母親を守れなかったって」
「えっ……?」
「あいつ、幼稚園の時に父親亡くしててさ。仕事行く母親の代わりに家事したり、頑張ってたんだけど……その母親が、再婚して。勿論、親御さん達同士で気持ちが通じ合ってだって、頭では解ってんだけどな」
けれど、子供の頃に感じた気持ちは消える事無く。結果、日向は頑ななくらい自信を持てず現在に至るらしい。
「確かに、彼女が出来ればあいつも変わるかもしれないな」
そんな寿の願いが届いたのか、それから一年後に日向は一歳下の女の子から告白された。
髪も笑顔も雰囲気も、ふわふわとして可愛らしく保護欲をそそり。積極的に自分の気持ちを伝える辺りも、自己評価の低さ故に受け身になりがちな日向には良かったと思う。
だが、日向達が四年生になった時に状況は変わった――寿同様教師を目指し、就職活動を行っていた日向に、彼女が不満を訴えるようになったのだ。
会えなくて、寂しい。
もっと、自分を構って欲しい。
彼女の訴えに、日向は出来るだけ応えようとした。忙しい中、それでも何とか彼女との時間も作り――結果、自分の時間を削って頑張り過ぎた日向は、体調を崩して倒れてしまったのである。
「情けないよな、俺」
見舞いに行った未来と寿に、日向はそう言った――笑っていたが、泣きそうだと思う表情で。
彼女と別れたと聞いた未来は、けれど何もしなかった。日向に無茶をさせた彼女を、許す事が出来なかったからだ。
※
「……今なら、ね。寂しいって気持ちもちょっとは解るし、入院して焦ったんだと思う。多分、井原君も何も言わずに無茶したんだろうから……そもそも、許すも許さないもないんだけど」
その後、少しでも気晴らしになればと誘ったコールセンターで、未来同様日向は働くようになった。性格を考えると天職だと思うが、いっそ卑屈なくらいの自己評価の低さは変わらない――いや、むしろ前より酷くなった気がすると未来は言った。
「ひ……井原さんに自信を持たせたいのなら、新しい彼女を紹介すれば良いんじゃないですか?」
言いながら胸が痛くなったが、日向の為を思うなら同性である自分では駄目だろう。そう思った早生に、けれど未来は首を横に振る。
「呼び方、気にしなくて良いわよ……井原君って、こう『男とはこうあるべき』って思い込みが強いから。正社員じゃないと、一人前じゃないって思ってるみたいでね」
そこまで言うと、未来は「良い?」と煙草とライターを示してきた。それに頷くと煙草を咥え、火を点けてため息のように煙を吐く。
「だから、そもそも誰かと付き合うって発想自体がなかったみたいだけど……久賀君とは、付き合ってた訳でしょう? 好きな相手がいるのに、わざわざ別の相手を紹介するって誰得よ。世間体的に良くても、誰も幸せにならないじゃない」
「……過去形じゃないです。僕は、日向さんと別れたつもりはありません」
一瞬の間の後、早生は付き合っている事を肯定し、呼び方もいつものものに変えた。そんな早生に、未来がつ、と眉を寄せる。
「じゃあ、別れたって何よ? 何もないのに、井原君がそんな風に言う訳ないじゃない」
「本当です。何も……ちょっと忙しくて、しばらく連絡出来なかったですけど」
「あるじゃない。釣った魚には、餌をやらないの?」
「そんなっ」
「私は、どうしても井原君贔屓になるからね。少なくとも、井原君は別れたって思ってる訳でしょう……一回、ちゃんと話したら? 言いたい事言ってても、お互いに理解して受け入れてないと最悪、クレームみたいになるじゃない」
確かに、要望ばかりぶつけられてはそもそも会話にならない。そして今更だが、伝える事ばかり気にして聞く事に疎かになっていた事に気がついた。
(僕がしていたのは、ただ気持ちをぶつけるだけだったのか?)
「でも、さ。『あの』井原君を落としたんだから、久賀君のやり方も間違いじゃないと思う。あとは、井原君の話も聞いて……あ、年上とか大人だからとかって思い込みは無しね。言っとくけど、二十代なんてまだまだ子供よ?」
「……はい」
「同じ後悔するのなら、やるだけやった方が良いからね」
自己嫌悪に陥った早生に、フォローするようにそう言って――それでもしっかり釘を刺して笑う未来に、早生は頷いて少し冷めたカフェオレに口をつけた。
……随分と緊張していたらしく、気付けば一気に飲み干していた。
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