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恋人同士になる試練
なろう的古文書の中身
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古文書の中身をざっくり説明しよう。
・主人公/オニール・クルス
・巨乳(美人)聖女/エリザベス
・主人公の一人称視点で描かれている
・度々起こるラッキースケベにより、オニールとエリザベスは恋に落ちる
【あらすじ】
ある日強い光を浴びて異世界に転移した少年オニール。神の依頼により、闇にまみれ魔界へと堕ちかけた世界を救う為、同じ様に聖女として召喚された巨乳美人エリザベスと共に魔王討伐の旅に出る。
闇を封印する聖女を助け、魔物を次々に倒し、遂に魔王の元へ辿り着く。
だが魔王は強くて歯が立たない。今の勇者では対抗できない、大ピンチ!
そんな勇者を救うため、聖女は命懸けで闇の力を封じ、魔王は人の心を取り戻し、世界には平和が訪れた。
力尽きた聖女は、勇者にこの世界の安寧を託してこの世を去った。
「…初代聖女はそのエリザベスっていう人なん?」
「多分な。
気になるのは、このラッキースケベが起きるタイミングがいつも聖女が封印の儀式をした直後なとこ」
「…示唆的だな」
「神様の指示で封印の儀式をする場所を決めたんだって。
まずは魔王城から遠い場所を回りながら、次は魔王城から少し離れた場所で、最後は魔王城のそばで封印の儀式を行った…みたいだ。
数は…ラッキースケベの回数からするに、遠い場所では24回、少し離れた場所では12回、魔王城のそばで…
6回」
「やっぱ最内周が6か…。
他に気になるところは?」
「…『ゲートを開いて、魔王の治める土地で虐げられていた人々を、最も遠い場所へ送った』」
「なるほど、それがバンデリン…かもな」
ゲートが何か分からないけど、今もゲートの影響があるとしたら…
あの、花があった場所にゲートがあるのかも。
「あと『魔王の治める地には6人の将軍がいた』」
「…6人?」
「魔王城の近くで魔王を守ってるんだ。
それが6人…狼王・獅子王・有翼王・エルフ王、あと…魔法を使うのが、2人」
「そういや、練兵場のゲートの数も6だな」
「ラッキースケベの回数もな」
もしかしたら、ラッキースケベが転じて恋愛リアリティーショーになってるのかな…
だとしたら今回は転じ過ぎだけど。
「それと、狼王の一族は一番最初に出てくる強敵なんだよね」
「…つまり、外周に縄張りを持ってた?」
「多分ね。
狼王は、狼男に似た大男。
獅子王はライオンの頭を持つ大男で、有翼王は鷲の羽根を持つ大男」
「大男多いな…」
「エルフは小柄で耳が長く、魔法使いの一人は木や土を操り、風を使って人を惑わせる術を使う。
もう一人は火や雷や水を操り、何でも凍り付かせる術も使う」
「そこまでは騎士団とリンクするとこあるな…」
エルフは耳が長い、だから「兎」に。
木や土を操って風を使う、だから「緑」の「風」…。
狼は当然青狼、獅子は黄獅子、有翼王は鷲の羽根だから赤鷲。
「割と安直な気もするけどな」
「この話を書いたやつが、小説のふりをして何か残そうとしてるからじゃないか?
わざと示唆的な話を書くんだ、安直にもなるだろ…タイトルから察するに」
「…確かにね」
主人公の一人称で書かれてるからって、主人公が書いたとは限らないもんな。
むしろ第三者が書き残した可能性の方が高いかも…トモアキみたいな、記録係がいたとしたら…
ん?
「…ってなると、この巨乳好き勇者はトモの事だったりして」
「巨乳より美乳派なんですがそれは」
「あくまで示唆的なもんだから、そういうズレは気にしちゃいけないんじゃん?
ともかく、どうやら王都周辺にあと3つ祠があるって事は分かったじゃん」
「あと、もしかしたら封印は、本来外側から内側へ進めるものなのかもしれないって事だな」
「…最初のやつを再現するとしたらな」
もうちょっと読み込めたら、何か分かるのかもしれないけど…
「この本、貸して貰えないかなぁ」
「無理だろ、図書館で言えば禁帯出系だぞ」
「うーん、せめて一晩…
どうしても気になる事があるんだよな…」
「え、何々?」
「これ、日本好きな英語圏の人が書いたのか、日本人がわざわざ英語で書いたのか、気になるんだ」
「…どういう事よ」
「所々、俺の知ってる漫画とかアニメで例えてあるから」
「へえ…え?」
「変だろ?」
「ああ、ものすごく…変だな」
トモアキはそう言って頷き、俺に囁いた。
「時系列が」
・主人公/オニール・クルス
・巨乳(美人)聖女/エリザベス
・主人公の一人称視点で描かれている
・度々起こるラッキースケベにより、オニールとエリザベスは恋に落ちる
【あらすじ】
ある日強い光を浴びて異世界に転移した少年オニール。神の依頼により、闇にまみれ魔界へと堕ちかけた世界を救う為、同じ様に聖女として召喚された巨乳美人エリザベスと共に魔王討伐の旅に出る。
闇を封印する聖女を助け、魔物を次々に倒し、遂に魔王の元へ辿り着く。
だが魔王は強くて歯が立たない。今の勇者では対抗できない、大ピンチ!
そんな勇者を救うため、聖女は命懸けで闇の力を封じ、魔王は人の心を取り戻し、世界には平和が訪れた。
力尽きた聖女は、勇者にこの世界の安寧を託してこの世を去った。
「…初代聖女はそのエリザベスっていう人なん?」
「多分な。
気になるのは、このラッキースケベが起きるタイミングがいつも聖女が封印の儀式をした直後なとこ」
「…示唆的だな」
「神様の指示で封印の儀式をする場所を決めたんだって。
まずは魔王城から遠い場所を回りながら、次は魔王城から少し離れた場所で、最後は魔王城のそばで封印の儀式を行った…みたいだ。
数は…ラッキースケベの回数からするに、遠い場所では24回、少し離れた場所では12回、魔王城のそばで…
6回」
「やっぱ最内周が6か…。
他に気になるところは?」
「…『ゲートを開いて、魔王の治める土地で虐げられていた人々を、最も遠い場所へ送った』」
「なるほど、それがバンデリン…かもな」
ゲートが何か分からないけど、今もゲートの影響があるとしたら…
あの、花があった場所にゲートがあるのかも。
「あと『魔王の治める地には6人の将軍がいた』」
「…6人?」
「魔王城の近くで魔王を守ってるんだ。
それが6人…狼王・獅子王・有翼王・エルフ王、あと…魔法を使うのが、2人」
「そういや、練兵場のゲートの数も6だな」
「ラッキースケベの回数もな」
もしかしたら、ラッキースケベが転じて恋愛リアリティーショーになってるのかな…
だとしたら今回は転じ過ぎだけど。
「それと、狼王の一族は一番最初に出てくる強敵なんだよね」
「…つまり、外周に縄張りを持ってた?」
「多分ね。
狼王は、狼男に似た大男。
獅子王はライオンの頭を持つ大男で、有翼王は鷲の羽根を持つ大男」
「大男多いな…」
「エルフは小柄で耳が長く、魔法使いの一人は木や土を操り、風を使って人を惑わせる術を使う。
もう一人は火や雷や水を操り、何でも凍り付かせる術も使う」
「そこまでは騎士団とリンクするとこあるな…」
エルフは耳が長い、だから「兎」に。
木や土を操って風を使う、だから「緑」の「風」…。
狼は当然青狼、獅子は黄獅子、有翼王は鷲の羽根だから赤鷲。
「割と安直な気もするけどな」
「この話を書いたやつが、小説のふりをして何か残そうとしてるからじゃないか?
わざと示唆的な話を書くんだ、安直にもなるだろ…タイトルから察するに」
「…確かにね」
主人公の一人称で書かれてるからって、主人公が書いたとは限らないもんな。
むしろ第三者が書き残した可能性の方が高いかも…トモアキみたいな、記録係がいたとしたら…
ん?
「…ってなると、この巨乳好き勇者はトモの事だったりして」
「巨乳より美乳派なんですがそれは」
「あくまで示唆的なもんだから、そういうズレは気にしちゃいけないんじゃん?
ともかく、どうやら王都周辺にあと3つ祠があるって事は分かったじゃん」
「あと、もしかしたら封印は、本来外側から内側へ進めるものなのかもしれないって事だな」
「…最初のやつを再現するとしたらな」
もうちょっと読み込めたら、何か分かるのかもしれないけど…
「この本、貸して貰えないかなぁ」
「無理だろ、図書館で言えば禁帯出系だぞ」
「うーん、せめて一晩…
どうしても気になる事があるんだよな…」
「え、何々?」
「これ、日本好きな英語圏の人が書いたのか、日本人がわざわざ英語で書いたのか、気になるんだ」
「…どういう事よ」
「所々、俺の知ってる漫画とかアニメで例えてあるから」
「へえ…え?」
「変だろ?」
「ああ、ものすごく…変だな」
トモアキはそう言って頷き、俺に囁いた。
「時系列が」
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