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聖人様になる旅路
神様 in my dream 1
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祠から戻るとすっかり夕暮れ…にも関わらず、沢山の村人が俺たちを出迎えてくれて、聖人様万歳の歓声を受けるなどしつつお祭り騒ぎに参加し、あれこれ食べたり飲んだりしているうちにいつの間にか寝てしまい…
<シゲル!シゲル、起きて♡>
「う…うーん」
「シゲ~、起きろ~」
「えっトモ!?」
何でここにトモアキが……はっ!
「まさか、トモ、何かあったのか!?」
「いんや何もねえ。クリスチーヌさんとの仲も何もねえ」
<残念ながらね?>
「何もねえのか…でも無事で良かった」
「シゲの方こそ、何かあったんじゃねえの?」
<むふふ、そうなのよう>
「へっあっうん何もねえっす」
「完全に何かあったやつじゃん」
ははは、と笑うトモ。
どうしよう。
今日の祠で何があったのかどう説明したら…
いや、説明すべきでも無い?
どうしよ…………
<ちょっとぉ!無視しないでよぉ!!>
あれ、ラブラヴ神様…?
***
<二人とも、私が呼んだの♡>
どうやらここは夢の中らしい。
寝る前に呼びかけた訳でも無いのに何事?
俺が困惑していると、神様はニタァ…と下世話な顔になって言った。
<グフフ…今回の祠、スゴク良かったわ♡>
「へ?」
<ほら、あれよ、あ・れ!
シゲルとミシェルの初キッス♡>
「ぎゃー!!」
<あの子奥手っぽかったけど、やる時はやるのね~!愛の告白をした後、チュッ♡って♡>
「やめてぇええ!!」
なんでこういう事を発表しちゃうかな!?
この世界にデリカシーは無いの!?
ねえ!!
「なるほど、吊り橋効果的な事だな」
「トモも何納得してるんだよ!!」
ちょっとは驚くとか無いの!?
<凄かったのよ~♡
怒涛の愛の告白、からの優しいキス♡>
「ほうほう」
<ミシェルも自分で自分のした事にびっくりしちゃったりして……♡>
「あー、目に浮かぶわ」
<トモアキにも見せたかったわ…甘酸っぱくて初々しくて…♡胸がキュンキュンよぉ♡>
「あんたそういうの好きだねぇ」
ムフフと笑う神様。
やれやれと笑うトモアキ。
…これどういう空間なの?
俺をほっぽって神様とトモアキの会話は続く。
<もうねぇ、ドロドロの恋愛劇はこりごり!
前の子の時はねぇ、彼女の愛を巡って決闘騒ぎまで起きちゃって!
それに、彼女に恋した子たちがね、誰にも見せたくないって彼女を隠したりしちゃうし、そのせいで親愛が集められなくて力が上がらなくてぇ…
それが災いして、彼女、祠巡りが終わってしばらくで、魔物に襲われて亡くなったの…>
「えっ」
「もしかして、闇の力が今までより多いのって…」
<そうなのよう…
あっでも彼女、今は輪廻して、私の世界で幸せに過ごしてるから安心してね♡>
「えっ」
俺の視線は神様とトモの間を行ったり来たり…
って、今すごく大事な事さらっと言わなかった?
<その点シゲルは親愛の数量が過去イチ!その上、召喚したその日に性愛まで…>
「ちょ、ちょっと待って!
その生まれ変わった人って光の力を使えたり…」
<しないわ、残念ながら。
治癒魔法が使えたりはするけど…ほら、マルコちゃんいるでしょ?あんな感じ>
えっ、どういう事!?
「まさか、マルコさんは聖人様の生まれ変わり…」
<違うわぁ、先々代の聖女よ♡>
「生まれ変わりじゃん!!」
何かとんでもない話になってきた…
<とまあ、この話は置いといて。
大事な話っていうのはここからよ♡>
「置いとくの!?」
<昔より今が大事って言うでしょ?>
「ふむ、確かにそうだな」
「なんでそんなに柔軟かなトモは!?」
もうちょっとこう、気にならないの!?
人の過去とか、そういうの!!
<シゲル!シゲル、起きて♡>
「う…うーん」
「シゲ~、起きろ~」
「えっトモ!?」
何でここにトモアキが……はっ!
「まさか、トモ、何かあったのか!?」
「いんや何もねえ。クリスチーヌさんとの仲も何もねえ」
<残念ながらね?>
「何もねえのか…でも無事で良かった」
「シゲの方こそ、何かあったんじゃねえの?」
<むふふ、そうなのよう>
「へっあっうん何もねえっす」
「完全に何かあったやつじゃん」
ははは、と笑うトモ。
どうしよう。
今日の祠で何があったのかどう説明したら…
いや、説明すべきでも無い?
どうしよ…………
<ちょっとぉ!無視しないでよぉ!!>
あれ、ラブラヴ神様…?
***
<二人とも、私が呼んだの♡>
どうやらここは夢の中らしい。
寝る前に呼びかけた訳でも無いのに何事?
俺が困惑していると、神様はニタァ…と下世話な顔になって言った。
<グフフ…今回の祠、スゴク良かったわ♡>
「へ?」
<ほら、あれよ、あ・れ!
シゲルとミシェルの初キッス♡>
「ぎゃー!!」
<あの子奥手っぽかったけど、やる時はやるのね~!愛の告白をした後、チュッ♡って♡>
「やめてぇええ!!」
なんでこういう事を発表しちゃうかな!?
この世界にデリカシーは無いの!?
ねえ!!
「なるほど、吊り橋効果的な事だな」
「トモも何納得してるんだよ!!」
ちょっとは驚くとか無いの!?
<凄かったのよ~♡
怒涛の愛の告白、からの優しいキス♡>
「ほうほう」
<ミシェルも自分で自分のした事にびっくりしちゃったりして……♡>
「あー、目に浮かぶわ」
<トモアキにも見せたかったわ…甘酸っぱくて初々しくて…♡胸がキュンキュンよぉ♡>
「あんたそういうの好きだねぇ」
ムフフと笑う神様。
やれやれと笑うトモアキ。
…これどういう空間なの?
俺をほっぽって神様とトモアキの会話は続く。
<もうねぇ、ドロドロの恋愛劇はこりごり!
前の子の時はねぇ、彼女の愛を巡って決闘騒ぎまで起きちゃって!
それに、彼女に恋した子たちがね、誰にも見せたくないって彼女を隠したりしちゃうし、そのせいで親愛が集められなくて力が上がらなくてぇ…
それが災いして、彼女、祠巡りが終わってしばらくで、魔物に襲われて亡くなったの…>
「えっ」
「もしかして、闇の力が今までより多いのって…」
<そうなのよう…
あっでも彼女、今は輪廻して、私の世界で幸せに過ごしてるから安心してね♡>
「えっ」
俺の視線は神様とトモの間を行ったり来たり…
って、今すごく大事な事さらっと言わなかった?
<その点シゲルは親愛の数量が過去イチ!その上、召喚したその日に性愛まで…>
「ちょ、ちょっと待って!
その生まれ変わった人って光の力を使えたり…」
<しないわ、残念ながら。
治癒魔法が使えたりはするけど…ほら、マルコちゃんいるでしょ?あんな感じ>
えっ、どういう事!?
「まさか、マルコさんは聖人様の生まれ変わり…」
<違うわぁ、先々代の聖女よ♡>
「生まれ変わりじゃん!!」
何かとんでもない話になってきた…
<とまあ、この話は置いといて。
大事な話っていうのはここからよ♡>
「置いとくの!?」
<昔より今が大事って言うでしょ?>
「ふむ、確かにそうだな」
「なんでそんなに柔軟かなトモは!?」
もうちょっとこう、気にならないの!?
人の過去とか、そういうの!!
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