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学園3年目
婚前旅行 5
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無事に船はシャラパールの港に付き、モロー君ちの船に乗ってきたみんなと港で合流。
「ガーベラ!?お前今までどこにいたんじゃ!」
「用があって来れないって言ってたのに!?」
「うん…ごめん、用事、これだったみたい」
「…………は?」
ガーベラ先輩、ノースさんのお誘いがあるからと旅行の参加を断ってたんだって。
「大事な話あるから着いてきて欲しい」って言われて、ホイホイ馬車に乗せられて、あちこち商会の関係者のところへ連れ回されて、
「所々シャラパール語が分からなくて…魔道具の話だけは向こうもローザンヌ語でしてくれたから」
大事な話って魔道具の相談か~と思ってニコニコして聞いていたら急にプロポーズされて、あれよあれよと港まで運ばれたらしい。
チョロすぎひんか?
「え、ガーベラ先輩とノースさん、結婚すんの?」
カイト君がショックを受けた顔をしている。
ガーベラ先輩のこと好きだったのかな…?と一瞬思ったけど、どうやらそういう事では無いらしい。
「……なあ、俺、皆に聞きたい事あんだけど」
「?」「何?」「何でしょう?」
「誰と誰が付き合ってんの?…まさか俺以外全員、恋人がいるとか、言わないよな……?」
……しばらくの沈黙の後、ススス…と6人が動き、3つの組が出来た。
「ジョンさんとエル王子に、ヘザー先輩とカート、ソラン先輩とイドラ、……他には?」
カイト君が有り得ない程殺気を放つ。虚偽申告を許さない…そんな目で全員を睨みつける。
それに気圧された1名が小さな声で名乗りでる。
「…すまん、カイト…俺もだ」
「は?カレンデュラ先生!?」
「……アレク、こっち、こい」
「なっ…俺まだ付き合うとか言ってねーし!?」
「…あんだけの事しといてまだ抵抗するのか?」
「ちょっ!何言ってんだよ!?」
はぁぁあ!?
カレンデュラ先生…ついに生徒に手を出したの?
最ッッッ低!!
「トルセン、お前……!」
「してねー、最後まではしてねーから!!」
「当たり前だ馬鹿者!!!」
ジョンさんマジギレ。むちゃくちゃ怖ええ!
「最低です先生」
カート君の冷たい視線…
「生徒には手を出さないってあれほど…」
温厚の塊みたいなヘザー先輩までキレてるし、
「ジョンがあんなに庇ってたのに……!!」
エルさまは別方向にキレてる。
次の瞬間、カレンデュラ先生の脳天にジョンさんの拳が振り降ろされ、鈍い音が響く。
「ぐわぁ!!」
「…天罰だ」
…………天罰ですね!
「う…うぐぅぅ……」
「ト…じゃない、カレンデュラ先生、大丈夫!?」
「ちょ、ジョン…頭蓋骨割れてないよね?」
「ふん、多少のヒビは知らん!」
アレクさんが先生の背中をさすって慰めている……
何だかんだでほっとけない感じなのかしら?
「ししょー……治してあげて……?」
「……。」
仕方なく、アレクさんも涙目になってるし、何かあっても困るので、仕方なく、先生に強めの回復。
こんなことで人が死んだら困るしね…。
「騒がしい連中だな」
「ほんとに」
んもー、まったく…。
迎えの馬車も待ってるし、さっさと行きますよ!
……っていうか……
ソラン先輩とイドラ君、付き合ってたんだぁ…。
去年…じゃなくて一昨年のクリパで何か話し込んでたなと思ったけど…
まさか…それ?
「ガーベラ!?お前今までどこにいたんじゃ!」
「用があって来れないって言ってたのに!?」
「うん…ごめん、用事、これだったみたい」
「…………は?」
ガーベラ先輩、ノースさんのお誘いがあるからと旅行の参加を断ってたんだって。
「大事な話あるから着いてきて欲しい」って言われて、ホイホイ馬車に乗せられて、あちこち商会の関係者のところへ連れ回されて、
「所々シャラパール語が分からなくて…魔道具の話だけは向こうもローザンヌ語でしてくれたから」
大事な話って魔道具の相談か~と思ってニコニコして聞いていたら急にプロポーズされて、あれよあれよと港まで運ばれたらしい。
チョロすぎひんか?
「え、ガーベラ先輩とノースさん、結婚すんの?」
カイト君がショックを受けた顔をしている。
ガーベラ先輩のこと好きだったのかな…?と一瞬思ったけど、どうやらそういう事では無いらしい。
「……なあ、俺、皆に聞きたい事あんだけど」
「?」「何?」「何でしょう?」
「誰と誰が付き合ってんの?…まさか俺以外全員、恋人がいるとか、言わないよな……?」
……しばらくの沈黙の後、ススス…と6人が動き、3つの組が出来た。
「ジョンさんとエル王子に、ヘザー先輩とカート、ソラン先輩とイドラ、……他には?」
カイト君が有り得ない程殺気を放つ。虚偽申告を許さない…そんな目で全員を睨みつける。
それに気圧された1名が小さな声で名乗りでる。
「…すまん、カイト…俺もだ」
「は?カレンデュラ先生!?」
「……アレク、こっち、こい」
「なっ…俺まだ付き合うとか言ってねーし!?」
「…あんだけの事しといてまだ抵抗するのか?」
「ちょっ!何言ってんだよ!?」
はぁぁあ!?
カレンデュラ先生…ついに生徒に手を出したの?
最ッッッ低!!
「トルセン、お前……!」
「してねー、最後まではしてねーから!!」
「当たり前だ馬鹿者!!!」
ジョンさんマジギレ。むちゃくちゃ怖ええ!
「最低です先生」
カート君の冷たい視線…
「生徒には手を出さないってあれほど…」
温厚の塊みたいなヘザー先輩までキレてるし、
「ジョンがあんなに庇ってたのに……!!」
エルさまは別方向にキレてる。
次の瞬間、カレンデュラ先生の脳天にジョンさんの拳が振り降ろされ、鈍い音が響く。
「ぐわぁ!!」
「…天罰だ」
…………天罰ですね!
「う…うぐぅぅ……」
「ト…じゃない、カレンデュラ先生、大丈夫!?」
「ちょ、ジョン…頭蓋骨割れてないよね?」
「ふん、多少のヒビは知らん!」
アレクさんが先生の背中をさすって慰めている……
何だかんだでほっとけない感じなのかしら?
「ししょー……治してあげて……?」
「……。」
仕方なく、アレクさんも涙目になってるし、何かあっても困るので、仕方なく、先生に強めの回復。
こんなことで人が死んだら困るしね…。
「騒がしい連中だな」
「ほんとに」
んもー、まったく…。
迎えの馬車も待ってるし、さっさと行きますよ!
……っていうか……
ソラン先輩とイドラ君、付き合ってたんだぁ…。
去年…じゃなくて一昨年のクリパで何か話し込んでたなと思ったけど…
まさか…それ?
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