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学園3年目
学外研修と視察と… ~アルファード視点~ ※
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イドラが押さえてくれた宿は、どこも値段以上だ。
防音の壁、部屋には風呂も広いベッドもある。
そして何より余計なサービスが無いから2人きりの時間を邪魔されずに済む。
「殿下、そろそろお風呂に入りますか?」
「うむ」
すっかりルースも慣れてきたのか、一緒に風呂に入るのがまた当たり前になった。
大変喜ばしい。
腰布は邪魔だが、仕方が無い…あれがないと、歯止めが利かなくなりそうだからな。
「今日も色々面白いことがありましたね」
「ああ、皆が活き活きしているな」
特にお前はどこに行ってもそうだな。
あの雑誌の件以来、ルースは落ち込んだりすることが無くなった。
意識して弱い部分を見せないようにしているとすれば、王家の人間になるために必要な資質をまた1つ備えた…という事だろう。
だがその代わりに不穏な夢を見るようで、夜に良くうなされている。寝言を聞けば、毎度内容は同じようなもので…。
あの糞ミミズのせいだ。
さっさと駆除せねばならん。
だがそう簡単に騎士団は動かせん。
確固たる理由が掴めれば良いのだが…。
少しベッドに腰かけて考えていると、ルースに声を掛けられた。
「殿下、服はご自分でお願いしますよ」
「うむ、お前…もう脱いだのか?」
気が付いたら風呂に入る準備が済んでいるとは…
脱がせる楽しみが減った。
「むう」
「?どうされました?」
「何でもない」
「…そうですか」
ルースは心配そうな顔でこちらへやってきて隣に座り、俺の膝にそっと手を乗せた。
生徒会に関わってからというもの、俺の精神が不安定になることも増え、その度にルースはこうして俺を甘えさせようと努めてくれる。
「大丈夫ですか?お疲れなのでは…」
「ああ、それは…多少な」
「じゃあ早くお風呂に…」
「いや、明日の朝でいい」
俺はそのままルースを押し倒して、頬を両手で包んでキスをする。
風呂に入ると言っておきながら腰布の下に下履きを穿いているのだから、こういうことも想定していたのだろう。
キスを続ければ、抵抗を続ける腕が俺の背中に回される。
「ん…んふ…ふ、んん…」
すっかりキスが上手くなったルース。
俺もいつの間にか夢中になってその唇を追いかける。
仕込んだのが自分だと思うと、なお愛おしい。
唇をむさぼり合う音とお互いの息の音に、追い立てられるように全身に熱が溜まる。
ルースの目が艶めいて誘う。
キスの後、どこに触れられるのかと期待しているかのように…
「んっ…ん、ふっ、んん…っ」
左の指で胸の尖りを優しく挟んで、少し捻ると、背中に周された手に力が入る。
だから右の指でも同じようにする。
声が聴きたくて、唇を離し、そのまま首筋に甘く噛みつく。
「ん、ふっ!あ、あんっ…ふあっ…やっ」
可愛くていやらしい声…
ココだけで達する位、ルースの身体は俺に従順で、
心の奥から満たされていく。
「あ、あぅ、やぁ…っ、は、はぅっ」
下半身を意識させるように摺り寄せると、ルースのソコはどんどん盛り上がっていく。
俺のモノも勃ち上がって、ぐりぐりと押し付けるたびに硬くなる。
充足と高揚…湧き上がる気持ち。
これを多幸感…というのだろう。
胸の出っ張りをきゅ、と強くつねるとルースの腰が跳ね、俺の下半身に擦り寄る。
「あ、あっ、あっ、や、だめ、やあっ」
「何が駄目なんだ?こんなに感じていることか?それとも俺が感じさせていることか」
「ひぅ、ど、どっちもっ、やっ…」
「気持ち良いのの何が嫌なんだ?」
「あっ、や、だって、おふろっ…」
「散々汚れてから入ればいいだろう?」
敢えて音を立てて乳首に何度もキスをしてやる。
右も左も、かわるがわる…
「ひ、や、あん、あんっ……」
その最中に腿の内側を手でなぞり、そっと股の膨らみを愛でる。
「ひあ、や、やあ、あ、あふ…っ」
形が分かるほどに膨れ上がったソレの先を優しく引っ掻く。
ぷくりと立ち上がった乳首を軽く噛んで味わう。
少し弾力のあるそこは、ルースの味がする。
「あっ!あっ、あっ、め、だめ、やっ」
「随分ねっとりしてきた」
「あ、や、、アルっ…!」
「ほら、このまま達すればいい…」
「や、んん、ぅっ!」
じわ、と一気にそこへ染みが広がる。
ルースはうっすらと目を潤ませてのけぞる。
開いた喉元に舌を這わせる。
「ふ、ふぅうぅ…っ」
「うん?もっとか?」
「ち、ちがうの!あ、も、いったからぁ…!!」
ああ、俺もお前に触れているだけなのに達きそうだ。
なあ、お前の中にコレを挿れたら…
どんなだろうな。
防音の壁、部屋には風呂も広いベッドもある。
そして何より余計なサービスが無いから2人きりの時間を邪魔されずに済む。
「殿下、そろそろお風呂に入りますか?」
「うむ」
すっかりルースも慣れてきたのか、一緒に風呂に入るのがまた当たり前になった。
大変喜ばしい。
腰布は邪魔だが、仕方が無い…あれがないと、歯止めが利かなくなりそうだからな。
「今日も色々面白いことがありましたね」
「ああ、皆が活き活きしているな」
特にお前はどこに行ってもそうだな。
あの雑誌の件以来、ルースは落ち込んだりすることが無くなった。
意識して弱い部分を見せないようにしているとすれば、王家の人間になるために必要な資質をまた1つ備えた…という事だろう。
だがその代わりに不穏な夢を見るようで、夜に良くうなされている。寝言を聞けば、毎度内容は同じようなもので…。
あの糞ミミズのせいだ。
さっさと駆除せねばならん。
だがそう簡単に騎士団は動かせん。
確固たる理由が掴めれば良いのだが…。
少しベッドに腰かけて考えていると、ルースに声を掛けられた。
「殿下、服はご自分でお願いしますよ」
「うむ、お前…もう脱いだのか?」
気が付いたら風呂に入る準備が済んでいるとは…
脱がせる楽しみが減った。
「むう」
「?どうされました?」
「何でもない」
「…そうですか」
ルースは心配そうな顔でこちらへやってきて隣に座り、俺の膝にそっと手を乗せた。
生徒会に関わってからというもの、俺の精神が不安定になることも増え、その度にルースはこうして俺を甘えさせようと努めてくれる。
「大丈夫ですか?お疲れなのでは…」
「ああ、それは…多少な」
「じゃあ早くお風呂に…」
「いや、明日の朝でいい」
俺はそのままルースを押し倒して、頬を両手で包んでキスをする。
風呂に入ると言っておきながら腰布の下に下履きを穿いているのだから、こういうことも想定していたのだろう。
キスを続ければ、抵抗を続ける腕が俺の背中に回される。
「ん…んふ…ふ、んん…」
すっかりキスが上手くなったルース。
俺もいつの間にか夢中になってその唇を追いかける。
仕込んだのが自分だと思うと、なお愛おしい。
唇をむさぼり合う音とお互いの息の音に、追い立てられるように全身に熱が溜まる。
ルースの目が艶めいて誘う。
キスの後、どこに触れられるのかと期待しているかのように…
「んっ…ん、ふっ、んん…っ」
左の指で胸の尖りを優しく挟んで、少し捻ると、背中に周された手に力が入る。
だから右の指でも同じようにする。
声が聴きたくて、唇を離し、そのまま首筋に甘く噛みつく。
「ん、ふっ!あ、あんっ…ふあっ…やっ」
可愛くていやらしい声…
ココだけで達する位、ルースの身体は俺に従順で、
心の奥から満たされていく。
「あ、あぅ、やぁ…っ、は、はぅっ」
下半身を意識させるように摺り寄せると、ルースのソコはどんどん盛り上がっていく。
俺のモノも勃ち上がって、ぐりぐりと押し付けるたびに硬くなる。
充足と高揚…湧き上がる気持ち。
これを多幸感…というのだろう。
胸の出っ張りをきゅ、と強くつねるとルースの腰が跳ね、俺の下半身に擦り寄る。
「あ、あっ、あっ、や、だめ、やあっ」
「何が駄目なんだ?こんなに感じていることか?それとも俺が感じさせていることか」
「ひぅ、ど、どっちもっ、やっ…」
「気持ち良いのの何が嫌なんだ?」
「あっ、や、だって、おふろっ…」
「散々汚れてから入ればいいだろう?」
敢えて音を立てて乳首に何度もキスをしてやる。
右も左も、かわるがわる…
「ひ、や、あん、あんっ……」
その最中に腿の内側を手でなぞり、そっと股の膨らみを愛でる。
「ひあ、や、やあ、あ、あふ…っ」
形が分かるほどに膨れ上がったソレの先を優しく引っ掻く。
ぷくりと立ち上がった乳首を軽く噛んで味わう。
少し弾力のあるそこは、ルースの味がする。
「あっ!あっ、あっ、め、だめ、やっ」
「随分ねっとりしてきた」
「あ、や、、アルっ…!」
「ほら、このまま達すればいい…」
「や、んん、ぅっ!」
じわ、と一気にそこへ染みが広がる。
ルースはうっすらと目を潤ませてのけぞる。
開いた喉元に舌を這わせる。
「ふ、ふぅうぅ…っ」
「うん?もっとか?」
「ち、ちがうの!あ、も、いったからぁ…!!」
ああ、俺もお前に触れているだけなのに達きそうだ。
なあ、お前の中にコレを挿れたら…
どんなだろうな。
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