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学園2年目
宝物見学ツアー(騎士団付)
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「では早速、宝物庫へ行くかの!」
意気揚々と先頭に立ち、みんなを先導するおじいちゃん。
そして後ろには俺たち。近衛騎士団が、俺たちを取り囲むようについてくる。
パパさんが手を振ってくれたので振り返す。
俺はひそひそ声でみんなに聞いた。
「アレクさん、校長先生が前国王だって、知ってました?」
「うん、王子が言ってたし」
「ヘザー先輩は?」
「最初に研究室に入った時に聞いたよ」
「リリー君…」
「言葉の端々から、何となく…」
まじで俺だけ知らなかったのかよ!
ちくしょうめ!
「ふふ、ルース先生は時々ご自覚もなく直感で正しいことをなさるので驚きます」
「やはり深読みしすぎだったでしょう?」
「ほんと、ジョンの言う通りだったよ」
「うぐぐぐ」
エルグラン王子は最近まで、俺がおじいちゃんをおじいちゃんと呼ぶことで、自分に下心を持って近づく人たちを牽制しているのだと思っていたらしい。
「だって、前国王様をおじいちゃんと呼べるということは、アルファード殿下とのご結婚が決まっていますよということを暗に示しているのと同じでしょう?」
前国王殿下を虫除けに使うだなんて、とんでもない大物だと思ったそうだ。
すいません、全然違いました…!
「ルースを狙ってるやつ、結構いるぞ?」
「そうそう、武術棟でも『守ってあげたい』って言って、人気があるしな」
「はっはっは、まさかそんなつもりもなく呼んでいたとは…まあ、これからも呼び方を変えない方が良かろうがな」
「まあ、変えたら色々面倒なことになりそうですしね」
俺モテてるの?
そんな感じひとつもしないけどなあ。
「少なくとも各研究室は君を狙っているよ?
まあ、僕がいうことじゃあないんだけどね」
「ソラン先輩のはわかりましたよ、さすがに」
何かと言うと「魔生物学の面白さ」とか「今魔生物学で話題になっていること」とかを話題に出してくるんだもん。
面白くてつい聞いちゃうけど。
「今はそれを抜きにして、近しい友人でいたいと思っているよ」
「ならば良い、許す」
殿下の言葉を聞いて、そういえば友人関係を作るのは俺の許可がいるとかいう謎のルールがあったことを思い出した。
まだあったんだな…。
「ルース君の視点は斬新で、はっとすることがあるんだ…だから各研究室が狙ってるんだよね、僕らは「ルースの思いつき」って呼んでる…ああ、ごめんね、気を悪くしないで?
まあ、その思いつきにみんなが乗っかりたいんだよね、それが大事になったのがこれ」
「う~ん、何だか逆に申し訳ない…」
俺はただ、「属性ってどうやって決めたんでしょうね」って言っただけなのになあ。
「る、ルースさん、その…」
「どうしたのルディ君」
「い…今からユーフォルビア様って、呼ぶ…」
「やめなさい、頼むから」
そうこう言っているうちにようやく宝物庫についた。
遠いったら無いな…馬車で乗りつけたら良かったのでは?
「さて、扉を開けるぞ~」
おじいちゃんの合図で、近衛騎士団長(パパさん)とその部下の人が重そうな扉を開く。
ゴゴゴ…って効果音が聞こえそう。
「では、入るぞ!危険なものもあるから、あまり何でも触るでないぞ~いいでしゅか?」
「あい!」「はい!」
おじいちゃん…子どもに心持ってかれすぎ。
将来超ジジ馬鹿になりそう…
しかしすごいな。
キラキラしたもんがいっぱいだ。
「賢者の杖は、これじゃな」
立派なガラスケースに入った立派な杖だ。
握りの上に大きな輪っかの飾りがついていて、そこに魔石が6つ埋め込まれている。
「魔石…6つですね?」
「色からするに、風・水・火・土・雷、それとあの黒い石は…闇ですね」
やっぱり光の魔石は無いぞ?
どういうことだ、これは…
教授3人と研究生たちがざわつく。
光属性の魔生物は確認されていないから云々、魔石工学でも使われた歴史が云々。
ガーベラ先輩は感慨深げに杖を見て言う。
「ご先祖様が作ったものをこうやって見ることになるなんて…」
「これはどのへんがすごいんだ?」
「全部の魔石のレベルが揃ってるんだ、しかも高水準で…。あと、当時は真円に金属を加工することが大変だったっていうこともあるかな」
「なるほど…。再現にはかなりの金額がかかりそうですね」
そう俺が言うと、イドラ君がざっと今の相場で魔石の価値を教えてくれる。
「うん、この石一つで1億…闇の魔石だと12億は必要だね」
「うへえ…まじか」
えらいこっちゃで。さすが王家の宝物庫…
さらにガーベラ先輩が、この杖のすごさを語る。
「それと彫金技術…丸いとこ、何か書いてあるよね」
すると、マグノリア教授が杖を観察して言う。
「ああ!本当だ!あれは古代魔法の、今では使われていない理論の部分…じゃないか?」
もしかしたら、やはり光属性は…ブツブツ…と教授。
ワルド先輩も杖を見て言う。
「やはり、光属性の魔石はなさそうですね?」
ガーベラ先輩が答える。
「そう…ですね、ここには少なくとも使われていませんね」
そうだよね、まだ無いと決まったわけじゃないし。
でも「無いこと」を証明するって滅多なことじゃできないぞ…
すると、おじいちゃんから素敵な提案があった。
「他の杖も見てみるかの?
ここには代々のガーベラ家当主が自分の最高傑作を納めているんじゃ…先代のは厨房じゃが」
「ええ!厨房!?見たい!」
杖より断然気になる。
「後で連れて行ってやる、調理師たちもお前に会いたいそうだから」
「やった!」
「…先にここのものを見てからじゃぞ」
「はーい」
その後、全員であれこれと宝物を見て回る。
クリビアさんのお子さんたちのテンションが上がる。
「うわー、きれーい!」
「おとーしゃん、きらきらのゆびわ!」
「うんうん、綺麗だね~、すごいねえ」
しかし実にお行儀がいい。
走り回ったりべたべた触ったり、あの歳の子ならしそうなもんだけど。
「偉いねえ、ちゃんとお行儀よくできて…立派だね」
「そう?これくらいふつうだよっ!」
「うん、ふちゅうだよ!」
胸を張って言う子どもたちを見て、クリビアさんがかわいい秘密を暴露する。
「ふふふ、この子たち、ルースさんのこと好きになっちゃって…嫌われたくないから頑張ってるんですよ」
「パパ、いっちゃだめー!」
「だめー!」
えっなにゆえ?
「クリスマスに頂いたキッシュがとても美味しかったんですって」
「ならん」
ちょっと殿下!!
大人げない!!
意気揚々と先頭に立ち、みんなを先導するおじいちゃん。
そして後ろには俺たち。近衛騎士団が、俺たちを取り囲むようについてくる。
パパさんが手を振ってくれたので振り返す。
俺はひそひそ声でみんなに聞いた。
「アレクさん、校長先生が前国王だって、知ってました?」
「うん、王子が言ってたし」
「ヘザー先輩は?」
「最初に研究室に入った時に聞いたよ」
「リリー君…」
「言葉の端々から、何となく…」
まじで俺だけ知らなかったのかよ!
ちくしょうめ!
「ふふ、ルース先生は時々ご自覚もなく直感で正しいことをなさるので驚きます」
「やはり深読みしすぎだったでしょう?」
「ほんと、ジョンの言う通りだったよ」
「うぐぐぐ」
エルグラン王子は最近まで、俺がおじいちゃんをおじいちゃんと呼ぶことで、自分に下心を持って近づく人たちを牽制しているのだと思っていたらしい。
「だって、前国王様をおじいちゃんと呼べるということは、アルファード殿下とのご結婚が決まっていますよということを暗に示しているのと同じでしょう?」
前国王殿下を虫除けに使うだなんて、とんでもない大物だと思ったそうだ。
すいません、全然違いました…!
「ルースを狙ってるやつ、結構いるぞ?」
「そうそう、武術棟でも『守ってあげたい』って言って、人気があるしな」
「はっはっは、まさかそんなつもりもなく呼んでいたとは…まあ、これからも呼び方を変えない方が良かろうがな」
「まあ、変えたら色々面倒なことになりそうですしね」
俺モテてるの?
そんな感じひとつもしないけどなあ。
「少なくとも各研究室は君を狙っているよ?
まあ、僕がいうことじゃあないんだけどね」
「ソラン先輩のはわかりましたよ、さすがに」
何かと言うと「魔生物学の面白さ」とか「今魔生物学で話題になっていること」とかを話題に出してくるんだもん。
面白くてつい聞いちゃうけど。
「今はそれを抜きにして、近しい友人でいたいと思っているよ」
「ならば良い、許す」
殿下の言葉を聞いて、そういえば友人関係を作るのは俺の許可がいるとかいう謎のルールがあったことを思い出した。
まだあったんだな…。
「ルース君の視点は斬新で、はっとすることがあるんだ…だから各研究室が狙ってるんだよね、僕らは「ルースの思いつき」って呼んでる…ああ、ごめんね、気を悪くしないで?
まあ、その思いつきにみんなが乗っかりたいんだよね、それが大事になったのがこれ」
「う~ん、何だか逆に申し訳ない…」
俺はただ、「属性ってどうやって決めたんでしょうね」って言っただけなのになあ。
「る、ルースさん、その…」
「どうしたのルディ君」
「い…今からユーフォルビア様って、呼ぶ…」
「やめなさい、頼むから」
そうこう言っているうちにようやく宝物庫についた。
遠いったら無いな…馬車で乗りつけたら良かったのでは?
「さて、扉を開けるぞ~」
おじいちゃんの合図で、近衛騎士団長(パパさん)とその部下の人が重そうな扉を開く。
ゴゴゴ…って効果音が聞こえそう。
「では、入るぞ!危険なものもあるから、あまり何でも触るでないぞ~いいでしゅか?」
「あい!」「はい!」
おじいちゃん…子どもに心持ってかれすぎ。
将来超ジジ馬鹿になりそう…
しかしすごいな。
キラキラしたもんがいっぱいだ。
「賢者の杖は、これじゃな」
立派なガラスケースに入った立派な杖だ。
握りの上に大きな輪っかの飾りがついていて、そこに魔石が6つ埋め込まれている。
「魔石…6つですね?」
「色からするに、風・水・火・土・雷、それとあの黒い石は…闇ですね」
やっぱり光の魔石は無いぞ?
どういうことだ、これは…
教授3人と研究生たちがざわつく。
光属性の魔生物は確認されていないから云々、魔石工学でも使われた歴史が云々。
ガーベラ先輩は感慨深げに杖を見て言う。
「ご先祖様が作ったものをこうやって見ることになるなんて…」
「これはどのへんがすごいんだ?」
「全部の魔石のレベルが揃ってるんだ、しかも高水準で…。あと、当時は真円に金属を加工することが大変だったっていうこともあるかな」
「なるほど…。再現にはかなりの金額がかかりそうですね」
そう俺が言うと、イドラ君がざっと今の相場で魔石の価値を教えてくれる。
「うん、この石一つで1億…闇の魔石だと12億は必要だね」
「うへえ…まじか」
えらいこっちゃで。さすが王家の宝物庫…
さらにガーベラ先輩が、この杖のすごさを語る。
「それと彫金技術…丸いとこ、何か書いてあるよね」
すると、マグノリア教授が杖を観察して言う。
「ああ!本当だ!あれは古代魔法の、今では使われていない理論の部分…じゃないか?」
もしかしたら、やはり光属性は…ブツブツ…と教授。
ワルド先輩も杖を見て言う。
「やはり、光属性の魔石はなさそうですね?」
ガーベラ先輩が答える。
「そう…ですね、ここには少なくとも使われていませんね」
そうだよね、まだ無いと決まったわけじゃないし。
でも「無いこと」を証明するって滅多なことじゃできないぞ…
すると、おじいちゃんから素敵な提案があった。
「他の杖も見てみるかの?
ここには代々のガーベラ家当主が自分の最高傑作を納めているんじゃ…先代のは厨房じゃが」
「ええ!厨房!?見たい!」
杖より断然気になる。
「後で連れて行ってやる、調理師たちもお前に会いたいそうだから」
「やった!」
「…先にここのものを見てからじゃぞ」
「はーい」
その後、全員であれこれと宝物を見て回る。
クリビアさんのお子さんたちのテンションが上がる。
「うわー、きれーい!」
「おとーしゃん、きらきらのゆびわ!」
「うんうん、綺麗だね~、すごいねえ」
しかし実にお行儀がいい。
走り回ったりべたべた触ったり、あの歳の子ならしそうなもんだけど。
「偉いねえ、ちゃんとお行儀よくできて…立派だね」
「そう?これくらいふつうだよっ!」
「うん、ふちゅうだよ!」
胸を張って言う子どもたちを見て、クリビアさんがかわいい秘密を暴露する。
「ふふふ、この子たち、ルースさんのこと好きになっちゃって…嫌われたくないから頑張ってるんですよ」
「パパ、いっちゃだめー!」
「だめー!」
えっなにゆえ?
「クリスマスに頂いたキッシュがとても美味しかったんですって」
「ならん」
ちょっと殿下!!
大人げない!!
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