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学園2年目
ゴシップ!?
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今日は6の日。
偶然会ったガーベラ先輩と一緒に魔石工学の教室に来ると、何だか妙にザワついている。
何かあったのかな…休講とか?
「おい、ルース!ガーベラ様!これ見た?」
「えっ、何ですかそれ…雑誌?」
「そうそう、このページ見てみ」
そこには…
"アルファード殿下の正室になるのは誰だ!?
波乱の予感?各人物徹底比較!"
"共にダンジョンへ行った仲間との間に愛が!?
本命・エルグラン王子を脅かす14人"
と、書いてあった。
そこには俺の名前とガーベラ先輩、それにダグラスさんの名前もあって。
「なんじゃこりゃー!!」
「な、なんだこれ、うそだろ!?」
雑誌を見せてくれた人たちが言った。
「あと1年したら、賭けが始まるだろ?」
「そんで、ホントのところどうなんかなって」
……は?賭け?
「国家公認のやつだから安心だぞ!」
「収益は孤児院とか病院に使われるんだ」
「誰がこんな記事…!って心当たりはあるけど…」
「トレッドさんのこと?
でもトレッドさんの名前も入ってるよ?」
「あれ、ほんとだ…じゃあ、誰が?」
その時、トレッドさんが小走りでやってきて、俺たちに向かって頭を下げ、手を合わせて拝んだ。
「すまん!二人とも。俺がうっかり喋っちまって」
「はい?」
「俺の友達がさ、この雑誌の記者で。
そんで…ダンジョンから帰った日に一緒に酒飲んで、つい話しちまったみたいなんだ、すまん!」
「これ、トレッドさんの名前も入ってますけど…」
「そーなんだよ!俺だって困ってるんだよ!
…扱いは小さいけどな!」
魔石工学の授業が終わった後、その雑誌を頂いて(押し付けられて)厩舎へ向かう。
途中で合流した殿下とカレンデュラ先生に、雑誌の記事について話をする。
「エルグラン王子が本命?」
「そりゃ順当にいけばそうなるでしょ」
「順当に行けばな、順当に」
厩舎につくと、いつものメンバーとイドラ君がすでに練習を始めていて、サンダー祭りが開催されていた。
「ルース先生!だいぶ出来るようになったので、見てもらえませんか?お馬さんと話ができるくらいには絞れたと思うんです!」
「あ、ああ、もちろん」
王子が話し掛けてくる。
何となく気まずくて、雑誌を背中に隠す。
「?今隠したの、何ですか?」
「あ、いや…その」
「くだらん雑誌だ」
殿下はそう言うと、俺が隠した雑誌を取り上げる。
「俺の正室の座を巡る争い…だそうだ」
「はあ…本ッ当にくだらないですね」
「まあ、王室のゴシップは国民の娯楽だからな。
来年には賭けも始まるし、そろそろこういう記事が出てもおかしくは無いが…早すぎるな?」
殿下はチラリとトレッドさんを見る。
トレッドさんは「そうなんですか?」と言う。
「国王陛下が婚約されたときはまだ生まれてなかったですから、前回がどうとか分からないんで…」
「…そうか」
「しかし、俺まで入れる必要あるんすかね?」
「トレッドさんだけじゃありませんよ!
私まで入れられてるじゃありませんか!」
「ね、ひどいですよね…って、クリビアさん!?」
「あ、どーもどーも」
なぜいる!?
・・・・・・・
「実はね、学園のダンジョンについて助言と協力を求められまして…ケンタウレア師にお会いしたついでに皆様にご挨拶を、と思いましてね」
「それはわざわざ…申し訳ありません」
「?なぜルースさんが謝るので?」
「実は…」
ダンジョン内の魔物を乱獲したのが身内かもしれない話をすると、クリビアさんは苦い顔をして
「魔石欲しさに罪を犯し、国外へ逃げるとは…」
と言い、
「しかし、ルースさんが責任を感じる必要はありません!お兄様とあなたは別人格ですし、知らされていないことも納得できますから。
ダンジョン再生、頑張りましょうね!」
と、協力を約束してくれた。
兄貴達が外国に行ったのはそのためじゃないと思うけど…まあ、否定するのも何なので放置。
「ところでその雑誌、僕にも見せてください!」
「あっ!駄目!待って」
「おお、何て書いてあるんだ?って、待て、なぜ俺とジョンの名前がある!?」
「何…だ……と!?私、が………」
「ジョン!?」
ジョンさんが白目を向いて倒れる。
それを王子が支えようとして一緒に倒れる。
「ぼ、僕の名前も!?わーん!ひどいです!!」
「落ち着いてカート!って僕も書かれてる!?」
「ほれほれ、みんな落ち着け。何々?ほほー」
おじいちゃん先生が雑誌を読み上げる。
「えー、国内最速!?
アルファード殿下の正室レース大予想!!
人気ランキングはこちら!
↓↓↓↓
・本命/エルグラン・カメリア王子
隣国カメリアから来た、可憐で美しい王子。
政略結婚の相手として我が国に滞在中。
・対抗!1/ダグラス・イフェイオン
イフェイオン公爵家の一粒種。儚げな美型。
控えめな性格で、正室としては理想か。
・対抗!2/コーラス・エルム
エルム公爵家の一人息子で、父親は財務大臣。
その愛らしさで殿下の心を癒やしてくれそう。
・対抗!3/カートランド・リリー
リリー侯爵家次男。可愛い見た目に明晰な頭脳。
殿下の補佐として相応しい活躍が期待できる?
・対抗!4/ディー・アナガリス
アナガリス辺境伯の四男。爽やかな男前。
その剣の腕前で、殿下の背中を守る存在に?
・対抗!5/ウィン・アナガリス
アナガリス辺境伯の三男。涼し気な目元に宿る
熱い意地は、殿下をも焦がす恋の炎か?
・対抗!6/アレク・コスモス
コスモス伯爵家次男。見た目はヤンチャだが、
実直で素直なところは殿下もお気に入り?
・対抗!7/イドラ・アイリス
言わずと知れたアイリス商会の長男。男爵家。
殿下もその穏やかな笑顔に惹きつけられる?
その商売の手腕は国家運営に活かせるかも!
・対抗!8/ガントレット・ガーベラ
魔石工学の父、セディ・ガーベラ子爵の子孫。
赤い巻毛がチャームポイントの真面目男子。
魔道具の発展を期待するならこの人!
・対抗!9/ヘザー・グロリオサ
優しく柔らかな見た目とは裏腹に、研究者としてのその熱い思いは父親譲り。
年上の安定感は殿下にとっても魅力的?
・枠外?10/トルセン・カレンデュラ
英雄の再来と言われる実力に、大人の色気を纏わせる危険な男。殿下もその色気の虜になるかも?
・枠外?11/ジョン・ミモザ
男らしさといえばこの人。周りにいなかったタイプのオトコの出現に、殿下の心も動いちゃう?
・枠外?12/スフィア・クリビア
クールな眼鏡男子。スタイル抜群で冒険者ギルドで多くの冒険者を虜にしていると噂の美人受付。
殿下の心を掴むための情報はバッチリ?
・枠外?13/トレッド・ケアノツス
なんと平民枠はこの人!切れ長の瞳に人懐こい笑顔が売りの某魔道具専門店人気No.1販売員!
↑↑↑↑
「枠外?枠外か…良かった…」
「俺もホッとしたぜ」
「僕、何で3番目なんですか!?高すぎます!」
「んなこと言ったら俺だって納得いかねえし!
つか入ってること自体おかしいだろ!?」
「ウィン、俺ら4番5番だってよ?どうする?」
「どうって…こんなの取り合ってらんないでしょ」
「私なんか独り身とはいえ子どもがいるんですよ、どうなってるんでしょうね」
「ヘヴィさんやパパさんが入ってないだけまだましと考えましょう?ね?」
「儂と護衛も入っとらんしの」
ほんと迷惑!
「あれ?ルース先生のことは?」
「あ、いやぁ、忘れられてるんじゃないですかね」
はははは…
気づくんじゃねえ!王子!
閉じて!その雑誌今すぐ閉じてください!
あっ、待っておじいちゃん、待って!!
「いやいや、忘れとる訳がなかろう…ほら」
「イヤー!やめてーー!」
おじいちゃんが次のページをめくるとそこには…
「2ページ見開きじゃぞい」
「やめて!見せないで!うわー!!」
「さすが師匠」「さすが」「さすがですね先生」
「さすがだね」「さすがだな」「うーんさすが」
そこに書いてあったのは、
"まさかの大穴!?ルース・ユーフォルビア"
というタイトルと…俺の特集記事。
わーい、当て馬から穴馬に昇格したぞ~!
……じゃねーわ!
貯金満額賭けたろか!?
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「誰がこんな記事…!って心当たりはあるけど…」
「トレッドさんのこと?
でもトレッドさんの名前も入ってるよ?」
「あれ、ほんとだ…じゃあ、誰が?」
その時、トレッドさんが小走りでやってきて、俺たちに向かって頭を下げ、手を合わせて拝んだ。
「すまん!二人とも。俺がうっかり喋っちまって」
「はい?」
「俺の友達がさ、この雑誌の記者で。
そんで…ダンジョンから帰った日に一緒に酒飲んで、つい話しちまったみたいなんだ、すまん!」
「これ、トレッドさんの名前も入ってますけど…」
「そーなんだよ!俺だって困ってるんだよ!
…扱いは小さいけどな!」
魔石工学の授業が終わった後、その雑誌を頂いて(押し付けられて)厩舎へ向かう。
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「エルグラン王子が本命?」
「そりゃ順当にいけばそうなるでしょ」
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厩舎につくと、いつものメンバーとイドラ君がすでに練習を始めていて、サンダー祭りが開催されていた。
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「あ、ああ、もちろん」
王子が話し掛けてくる。
何となく気まずくて、雑誌を背中に隠す。
「?今隠したの、何ですか?」
「あ、いや…その」
「くだらん雑誌だ」
殿下はそう言うと、俺が隠した雑誌を取り上げる。
「俺の正室の座を巡る争い…だそうだ」
「はあ…本ッ当にくだらないですね」
「まあ、王室のゴシップは国民の娯楽だからな。
来年には賭けも始まるし、そろそろこういう記事が出てもおかしくは無いが…早すぎるな?」
殿下はチラリとトレッドさんを見る。
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「国王陛下が婚約されたときはまだ生まれてなかったですから、前回がどうとか分からないんで…」
「…そうか」
「しかし、俺まで入れる必要あるんすかね?」
「トレッドさんだけじゃありませんよ!
私まで入れられてるじゃありませんか!」
「ね、ひどいですよね…って、クリビアさん!?」
「あ、どーもどーも」
なぜいる!?
・・・・・・・
「実はね、学園のダンジョンについて助言と協力を求められまして…ケンタウレア師にお会いしたついでに皆様にご挨拶を、と思いましてね」
「それはわざわざ…申し訳ありません」
「?なぜルースさんが謝るので?」
「実は…」
ダンジョン内の魔物を乱獲したのが身内かもしれない話をすると、クリビアさんは苦い顔をして
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と言い、
「しかし、ルースさんが責任を感じる必要はありません!お兄様とあなたは別人格ですし、知らされていないことも納得できますから。
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と、協力を約束してくれた。
兄貴達が外国に行ったのはそのためじゃないと思うけど…まあ、否定するのも何なので放置。
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「ジョン!?」
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それを王子が支えようとして一緒に倒れる。
「ぼ、僕の名前も!?わーん!ひどいです!!」
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控えめな性格で、正室としては理想か。
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アナガリス辺境伯の四男。爽やかな男前。
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アナガリス辺境伯の三男。涼し気な目元に宿る
熱い意地は、殿下をも焦がす恋の炎か?
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コスモス伯爵家次男。見た目はヤンチャだが、
実直で素直なところは殿下もお気に入り?
・対抗!7/イドラ・アイリス
言わずと知れたアイリス商会の長男。男爵家。
殿下もその穏やかな笑顔に惹きつけられる?
その商売の手腕は国家運営に活かせるかも!
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魔石工学の父、セディ・ガーベラ子爵の子孫。
赤い巻毛がチャームポイントの真面目男子。
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・対抗!9/ヘザー・グロリオサ
優しく柔らかな見た目とは裏腹に、研究者としてのその熱い思いは父親譲り。
年上の安定感は殿下にとっても魅力的?
・枠外?10/トルセン・カレンデュラ
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「枠外?枠外か…良かった…」
「俺もホッとしたぜ」
「僕、何で3番目なんですか!?高すぎます!」
「んなこと言ったら俺だって納得いかねえし!
つか入ってること自体おかしいだろ!?」
「ウィン、俺ら4番5番だってよ?どうする?」
「どうって…こんなの取り合ってらんないでしょ」
「私なんか独り身とはいえ子どもがいるんですよ、どうなってるんでしょうね」
「ヘヴィさんやパパさんが入ってないだけまだましと考えましょう?ね?」
「儂と護衛も入っとらんしの」
ほんと迷惑!
「あれ?ルース先生のことは?」
「あ、いやぁ、忘れられてるんじゃないですかね」
はははは…
気づくんじゃねえ!王子!
閉じて!その雑誌今すぐ閉じてください!
あっ、待っておじいちゃん、待って!!
「いやいや、忘れとる訳がなかろう…ほら」
「イヤー!やめてーー!」
おじいちゃんが次のページをめくるとそこには…
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「やめて!見せないで!うわー!!」
「さすが師匠」「さすが」「さすがですね先生」
「さすがだね」「さすがだな」「うーんさすが」
そこに書いてあったのは、
"まさかの大穴!?ルース・ユーフォルビア"
というタイトルと…俺の特集記事。
わーい、当て馬から穴馬に昇格したぞ~!
……じゃねーわ!
貯金満額賭けたろか!?
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