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学園2年目
ダンジョン3日目 その3
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「ウィン、ディー!キャンプ地が心配だ、俺は先へ行く!」
「分かった!」
「すまん!頼んだぞ!!」
カレンデュラ先生が出口へ猛然と走っていく。
おじいちゃん先生が指示を出す。
「トルセンが出たら一旦入口を塞ぐ、明かりを!」
「はい!」
前方からの声に従い、俺たちも持ってきた松明に火を点ける。
明るくなった遺跡の中、奥の方までびっしりと小学生サイズの魔物がいるのが見える。
何匹いるんだ、これ…。
「まさかの挟み撃ち…とはな!」
すでに殿下は臨戦態勢だ。
俺はその背中に庇われている…
「二足歩行で知能も高い、か…めっちゃ倒しづらいな」
「とはいえもう隠れる場所も無いよ」
イドラ君が震える声で俺に言う。
分かってる、あれは魔物、あれは魔物…
しかも特定外来生物。
俺はイドラ君に確認する。
「イドラ君、ゴブリンって、効かない属性はあっても、魔法を吸収して強くなるってことはないんだよね?」
「…っ、ない」
俺は自分を奮い立たせる。
やるかやられるか…だったら!!
「っしゃ!やったるで!火から順にいきます!」
「ルース君!?」
俺は立ち上がる。
きれいごと言ってる場合じゃねえ!!
「殿下!魔法を掻い潜ってくるやつを頼みます!」
「うむ」
何も考えず一気にぶっ放す!
とにかく範囲の広い中位魔法を強めで!
「ファイヤストーム!からのウィンドカッター!」
「はっ!」ザッシュ、バシュ、ザン!
「ビッグウェイブ!からのサンダーウォール!」
「ふん!」ガン、ドス、バサッ、
「いでよ、クレイ・ランス!一面!」ドドドドっ!!
「一面!?」
「からの!ファイヤーストーム!強火!」ゴオオ!
「強火!?」
これで物理攻撃になるはず!!
いけるか…!?
「かなり減ったな!」ゴス、ドス、ズバッ。
「物理攻撃にできましたかね、ウォーターアロー!」
「ゴブリンの串刺しが出来ているから、出来てるんじゃないか?」ズバッ、ズシャ。
「だと良いんですけど、サンダーアロー!」
とにかくどんどんぶっ放す。
みんなの為だと言い聞かす。
そうして「殺す」という感覚から「処分する」という感覚になってきた頃…
殿下が俺の肩をたたく。
「ルース、もう良い。だいぶ片付いたはずだ」
気付けば死屍累々。
それでもまだ特定外来生物の声が聞こえる…
「んん…もっと奥かなあ…ライト」ポゥ……
「あっちへ行って~」スススー
すると、死屍累々の向こうに影が見える。
「まだいる…3匹?」
なんぼほど出てくんねん…まじで。
「何が効くやつかわからんのか?」
「色がね…一緒ですからね、厄介ですね」
「そうか…この地面から出てるのは戻らんのか?」
「すいません…叩き壊すしか」
将来それも魔法で出来たら完成だよな…
「ちっ、おい、後ろの。頼む」
「あ、はい」
「俺はあの3匹を倒してくる」
殿下は颯爽と駆け出し、俺たちが土槍の土器を半分も壊さないうちに魔石を7個持って帰ってきた。
何なら向こうから土槍を破壊しながら帰ってきた。
「あれ、7匹でした?」
「ああ、どうもそこの横穴から出てくるようだ」
えぇ!?あの穴?排水溝かと思ってた。
「埋めときますか」
「そうしてくれ」
「んじゃ…しこたまクレイ」ドサドサ…
「しこたま?」
「強火ファイヤー」ヒュボウウウウ…
「一時的ですけど…」
ちょっとクラクラするな…また一気に使ったから…
「とりあえずはよかろう。前方の支援…行くか?」
「そうですね…回復くらいなら…まだ」
「運んでやる、乗れ」
「はい」
またおんぶで運ばれる。早い。
地味にずっと付いてくるクリビアさんが言う。
「強火…とか一面…とか、しこたま?とか…
ワードセンスが独特ですよね…ルースさんは」
「ありがとうございます」
「褒められてないぞルース」
「えー、そんなことないですよ、ねぇ」
「…………」
……
ちくしょう!
------------
殿下の背中に乗って前方へ着くと、あらかた退治は終わっていた。
ダグラスさんが、ちゃんと死んでいるか一体一体確認しながら魔石をほじくり出してくれている。
「ダグラスさん!ご無事で…良かった」
「ああ、うん…はい、これ」
「えっ…いいんですか?」
「このくらいしか役に立てないから…」
「いやいや、この量…すごいですよ!俺も結構拾ったんで、後で4等分しましょうね!あっ、アイリス商会に1割渡さないといけないんだっけ…うーん」
「えっ…や、あの…」
「ダグラスさんも魔石いるでしょ?」
しかし、ゴブリンの魔石…確かにまちまちだな…
うまいこと目利きできるかな。
おじいちゃんが言った。
「あとは止めを刺して回るだけじゃな」
「そうなんですね、怪我した方は…」
「治してしもうたわい」
儂も光属性使えるんじゃもーん、とおじいちゃん先生が笑う。そしてすぐ真剣な顔になる。
「この壁の向こうがどうなっとるかの…」
「何も無ければ…良いんですが」
「うむ…そろそろ崩れる頃じゃ」
ドキドキしながら壁が崩れるのを待つ。
何も有りませんように…!
「ああ、じ…先生、やつらは道の脇の穴から出てきているようですよ」
「何っ!すぐに塞ぐ、探せ」
「はい」
「キャンプ地にあの穴が無ければいいのですが…」
「祈るしかないのう…崩れるぞ!」
全員、最悪の場合に備えて構える。
俺は殿下に背負われたまま、先を見る。
壁が崩れて、そこに見えた光景は…
「よっ!お疲れ」
「ししょ~!俺頑張ったよ~!」
「俺…水属性で良かった…」
数十匹のゴブリンの死体と、
黒コゲの何か…と…
「ヘヴィさん!?」
「ゴブリンの目撃情報があると聞いたので、1日目の場所からくまなく巣穴を探して潰してここまで来たところだ。巣穴1つ1つ業火インフェルノで焼きながら…ああ、これか?何か分からんが大きかったから持ってきた、スライムに食わせる種類は多いほうがいいだろうと思ってな」
巣ごと焼き尽くして来たの!?
ヘヴィさん…無茶苦茶だけどカッコイイ…!
「息子の安全の為に高位魔法ぶっ放しまくって来たのか…何てことしてんだよ」
「地獄の業火グランド・インフェルノは使ってないぞ」
「そういうことじゃないんだが?」
「おお、ヘヴィ、まだ業火インフェルノは出せそうか?こっちにも気になる穴があっての」
「仰せとあらば焼きましょう、あれは根絶やしが一番ですから」
「頼む。ケイ、ヘヴィを案内してくれ」
「畏まりました」
パパさんズがさっき俺たちが出てきたばかりの遺跡の中へ消えて行った。
それを見送って、殿下の背中から降りた後…
俺はあることに気付いた。
「あっ!倒したゴブリン…魔石取ってない!」
「何?」
「死体も処理しないと…」
「ったく…仕方がないな、お前は。
なら…イドラ、ケイとヘヴィに同行して、代わりに行ってやってくれ。
ところで死体の処理は……燃やす…なのか…?」
あ、殿下、気づいちゃった?
今ここにいるメンバーで、火属性持ってるの…
俺だけなのよね。
「そうですよ、だから…」
「仕方無い、1箇所に集めて燃やすか。
コーラス、トレッド、手伝え。
ルース、お前はここで休息して、少しでも魔力を回復させておくように。いいな」
殿下が俺の顎の下に指をかけ、上に持ち上げて強引に目を合わさせる、俺は言い返そうと口を開く。
「え、でも」ちゅっ。
「あらあら」
「うわっ…」
「ん、んんっー!?」
その瞬間に、強烈な一撃をくらう。
たっぷり舌を絡ませた後…命令される。
「い・い・な?」
「は…はひ…」
キスで物理的に口を塞ぐ…という、王子様にしか許されない固有スキルを発動させた殿下は、2人を伴ってダンジョンに消えていった。
「分かった!」
「すまん!頼んだぞ!!」
カレンデュラ先生が出口へ猛然と走っていく。
おじいちゃん先生が指示を出す。
「トルセンが出たら一旦入口を塞ぐ、明かりを!」
「はい!」
前方からの声に従い、俺たちも持ってきた松明に火を点ける。
明るくなった遺跡の中、奥の方までびっしりと小学生サイズの魔物がいるのが見える。
何匹いるんだ、これ…。
「まさかの挟み撃ち…とはな!」
すでに殿下は臨戦態勢だ。
俺はその背中に庇われている…
「二足歩行で知能も高い、か…めっちゃ倒しづらいな」
「とはいえもう隠れる場所も無いよ」
イドラ君が震える声で俺に言う。
分かってる、あれは魔物、あれは魔物…
しかも特定外来生物。
俺はイドラ君に確認する。
「イドラ君、ゴブリンって、効かない属性はあっても、魔法を吸収して強くなるってことはないんだよね?」
「…っ、ない」
俺は自分を奮い立たせる。
やるかやられるか…だったら!!
「っしゃ!やったるで!火から順にいきます!」
「ルース君!?」
俺は立ち上がる。
きれいごと言ってる場合じゃねえ!!
「殿下!魔法を掻い潜ってくるやつを頼みます!」
「うむ」
何も考えず一気にぶっ放す!
とにかく範囲の広い中位魔法を強めで!
「ファイヤストーム!からのウィンドカッター!」
「はっ!」ザッシュ、バシュ、ザン!
「ビッグウェイブ!からのサンダーウォール!」
「ふん!」ガン、ドス、バサッ、
「いでよ、クレイ・ランス!一面!」ドドドドっ!!
「一面!?」
「からの!ファイヤーストーム!強火!」ゴオオ!
「強火!?」
これで物理攻撃になるはず!!
いけるか…!?
「かなり減ったな!」ゴス、ドス、ズバッ。
「物理攻撃にできましたかね、ウォーターアロー!」
「ゴブリンの串刺しが出来ているから、出来てるんじゃないか?」ズバッ、ズシャ。
「だと良いんですけど、サンダーアロー!」
とにかくどんどんぶっ放す。
みんなの為だと言い聞かす。
そうして「殺す」という感覚から「処分する」という感覚になってきた頃…
殿下が俺の肩をたたく。
「ルース、もう良い。だいぶ片付いたはずだ」
気付けば死屍累々。
それでもまだ特定外来生物の声が聞こえる…
「んん…もっと奥かなあ…ライト」ポゥ……
「あっちへ行って~」スススー
すると、死屍累々の向こうに影が見える。
「まだいる…3匹?」
なんぼほど出てくんねん…まじで。
「何が効くやつかわからんのか?」
「色がね…一緒ですからね、厄介ですね」
「そうか…この地面から出てるのは戻らんのか?」
「すいません…叩き壊すしか」
将来それも魔法で出来たら完成だよな…
「ちっ、おい、後ろの。頼む」
「あ、はい」
「俺はあの3匹を倒してくる」
殿下は颯爽と駆け出し、俺たちが土槍の土器を半分も壊さないうちに魔石を7個持って帰ってきた。
何なら向こうから土槍を破壊しながら帰ってきた。
「あれ、7匹でした?」
「ああ、どうもそこの横穴から出てくるようだ」
えぇ!?あの穴?排水溝かと思ってた。
「埋めときますか」
「そうしてくれ」
「んじゃ…しこたまクレイ」ドサドサ…
「しこたま?」
「強火ファイヤー」ヒュボウウウウ…
「一時的ですけど…」
ちょっとクラクラするな…また一気に使ったから…
「とりあえずはよかろう。前方の支援…行くか?」
「そうですね…回復くらいなら…まだ」
「運んでやる、乗れ」
「はい」
またおんぶで運ばれる。早い。
地味にずっと付いてくるクリビアさんが言う。
「強火…とか一面…とか、しこたま?とか…
ワードセンスが独特ですよね…ルースさんは」
「ありがとうございます」
「褒められてないぞルース」
「えー、そんなことないですよ、ねぇ」
「…………」
……
ちくしょう!
------------
殿下の背中に乗って前方へ着くと、あらかた退治は終わっていた。
ダグラスさんが、ちゃんと死んでいるか一体一体確認しながら魔石をほじくり出してくれている。
「ダグラスさん!ご無事で…良かった」
「ああ、うん…はい、これ」
「えっ…いいんですか?」
「このくらいしか役に立てないから…」
「いやいや、この量…すごいですよ!俺も結構拾ったんで、後で4等分しましょうね!あっ、アイリス商会に1割渡さないといけないんだっけ…うーん」
「えっ…や、あの…」
「ダグラスさんも魔石いるでしょ?」
しかし、ゴブリンの魔石…確かにまちまちだな…
うまいこと目利きできるかな。
おじいちゃんが言った。
「あとは止めを刺して回るだけじゃな」
「そうなんですね、怪我した方は…」
「治してしもうたわい」
儂も光属性使えるんじゃもーん、とおじいちゃん先生が笑う。そしてすぐ真剣な顔になる。
「この壁の向こうがどうなっとるかの…」
「何も無ければ…良いんですが」
「うむ…そろそろ崩れる頃じゃ」
ドキドキしながら壁が崩れるのを待つ。
何も有りませんように…!
「ああ、じ…先生、やつらは道の脇の穴から出てきているようですよ」
「何っ!すぐに塞ぐ、探せ」
「はい」
「キャンプ地にあの穴が無ければいいのですが…」
「祈るしかないのう…崩れるぞ!」
全員、最悪の場合に備えて構える。
俺は殿下に背負われたまま、先を見る。
壁が崩れて、そこに見えた光景は…
「よっ!お疲れ」
「ししょ~!俺頑張ったよ~!」
「俺…水属性で良かった…」
数十匹のゴブリンの死体と、
黒コゲの何か…と…
「ヘヴィさん!?」
「ゴブリンの目撃情報があると聞いたので、1日目の場所からくまなく巣穴を探して潰してここまで来たところだ。巣穴1つ1つ業火インフェルノで焼きながら…ああ、これか?何か分からんが大きかったから持ってきた、スライムに食わせる種類は多いほうがいいだろうと思ってな」
巣ごと焼き尽くして来たの!?
ヘヴィさん…無茶苦茶だけどカッコイイ…!
「息子の安全の為に高位魔法ぶっ放しまくって来たのか…何てことしてんだよ」
「地獄の業火グランド・インフェルノは使ってないぞ」
「そういうことじゃないんだが?」
「おお、ヘヴィ、まだ業火インフェルノは出せそうか?こっちにも気になる穴があっての」
「仰せとあらば焼きましょう、あれは根絶やしが一番ですから」
「頼む。ケイ、ヘヴィを案内してくれ」
「畏まりました」
パパさんズがさっき俺たちが出てきたばかりの遺跡の中へ消えて行った。
それを見送って、殿下の背中から降りた後…
俺はあることに気付いた。
「あっ!倒したゴブリン…魔石取ってない!」
「何?」
「死体も処理しないと…」
「ったく…仕方がないな、お前は。
なら…イドラ、ケイとヘヴィに同行して、代わりに行ってやってくれ。
ところで死体の処理は……燃やす…なのか…?」
あ、殿下、気づいちゃった?
今ここにいるメンバーで、火属性持ってるの…
俺だけなのよね。
「そうですよ、だから…」
「仕方無い、1箇所に集めて燃やすか。
コーラス、トレッド、手伝え。
ルース、お前はここで休息して、少しでも魔力を回復させておくように。いいな」
殿下が俺の顎の下に指をかけ、上に持ち上げて強引に目を合わさせる、俺は言い返そうと口を開く。
「え、でも」ちゅっ。
「あらあら」
「うわっ…」
「ん、んんっー!?」
その瞬間に、強烈な一撃をくらう。
たっぷり舌を絡ませた後…命令される。
「い・い・な?」
「は…はひ…」
キスで物理的に口を塞ぐ…という、王子様にしか許されない固有スキルを発動させた殿下は、2人を伴ってダンジョンに消えていった。
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