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学園1年目
それは許可なの…?
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そんなこんなで今日一日の授業が終わった。
貼紙の許可も頂いたし、さっそくこれを黒板のはじに貼っておこう。
「なんだそれは」
「ああ、殿下と仲良くなりたい人が沢山おられるので、昼食の時間を利用して交流するのはどうかと」
「俺の許可は」
「あ、大変失礼致しました!」
俺のプライベートにも制限つけてくるような鬼王子に対して、思いっきり勝手なことしちゃった。
絶対だめだよなぁ…と貼紙を剥がそうとしたら、殿下が意外にもそのまま貼っておけと言う。
「いいんですか?」
「お前が俺の隣に必ずいるのなら許可しても良い」
「……えっ?」
なんでなんで?
「昼食会はつまり社交だろう?
許可しないという理由がないからな。
だが、知らんやつと話をするのは疲れる。
ならお前が間に入れば少しはましだろう」
「ありがとうございます!」
えー!意外!
まさかの「許可する」なのぉー!?
読めん!思考が読めん!
しかし、俺、レストランの飯代なんか払えないぞ。
俺だけ水…、水、タダだよね!?
後は……寮でスコーンかマフィンでも作って、空いた時間で食えばいいか…確か寮にキッチンあったよな。
金がないなら自炊。
前世でも今生でもそれは一緒だ。
6の日の午後にでも材料を調達しにいこう。
「それは、明日から行われるのですか?」
エルグラン王子がキラキラおめめで話しかけて来られたので、「来週からです」とお伝えする。
今日は4の日だから、つぎの1の日からにしてもらわないと、俺の昼飯が無くなるからな。
ちなみに、この世界も7日で一週間。
月曜日が1の日で、日曜日が7の日、という感じだ。
6の日は午前中で終わり、7の日は休み。
わかりやす~い。
「そうですか!では、私も予定を調整して、なるべくご一緒できるようにします!」
「あ、ありがとうございます」
エルグラン王子、積極的だなあ。
アルファード殿下ととにかく仲良くならなきゃならないもんな。
なんだかんだ言って、このローズ王国は超級の軍事国家、戦争に一回も負けたことがないという恐ろしい設定なのだ。
まあ、世界有数のダンジョンが国内に5個もあるし、そうなるのも無理はないけど…。
ちなみに、農業国であり魔石産出国でもあるので、最強オブ最強。
だもんで、カメリア王国の立場を考えても、ローズ王国と仲良くしたいと思っているんだろう。
それに、アルファード殿下は主人公なだけあってめっちゃイケメンだし…Sだけど。
殿下をちらりと見ると…ご機嫌やや斜め。
そんなにエルグラン王子を嫌わなくても良いのでは?
「…まあいい。行くぞ」
「あっ、そうでした。
リリー君との約束がありましたね」
「あの、私もご一緒してもよろしいですか?」
ふへっ?エルグラン王子?
俺が王子のほうを見ると、小さい声で耳打ちされた。
「私、魔法に興味がありまして…。優秀な方がいれば、ぜひ色々とお話してみたいのです」
あーね、そういうことね。
「そうですね、せっかくですからご一緒しましょう」
「…………。」
やだー。殿下、不機嫌度上がってるじゃん。
仕方ない、俺も王子に聞こえないように殿下に耳打ちする。
「大事なところは見せないようにしますから、ね」
「当然だ」
…何か機嫌、良くなったな。じゃあ行こう!
貼紙の許可も頂いたし、さっそくこれを黒板のはじに貼っておこう。
「なんだそれは」
「ああ、殿下と仲良くなりたい人が沢山おられるので、昼食の時間を利用して交流するのはどうかと」
「俺の許可は」
「あ、大変失礼致しました!」
俺のプライベートにも制限つけてくるような鬼王子に対して、思いっきり勝手なことしちゃった。
絶対だめだよなぁ…と貼紙を剥がそうとしたら、殿下が意外にもそのまま貼っておけと言う。
「いいんですか?」
「お前が俺の隣に必ずいるのなら許可しても良い」
「……えっ?」
なんでなんで?
「昼食会はつまり社交だろう?
許可しないという理由がないからな。
だが、知らんやつと話をするのは疲れる。
ならお前が間に入れば少しはましだろう」
「ありがとうございます!」
えー!意外!
まさかの「許可する」なのぉー!?
読めん!思考が読めん!
しかし、俺、レストランの飯代なんか払えないぞ。
俺だけ水…、水、タダだよね!?
後は……寮でスコーンかマフィンでも作って、空いた時間で食えばいいか…確か寮にキッチンあったよな。
金がないなら自炊。
前世でも今生でもそれは一緒だ。
6の日の午後にでも材料を調達しにいこう。
「それは、明日から行われるのですか?」
エルグラン王子がキラキラおめめで話しかけて来られたので、「来週からです」とお伝えする。
今日は4の日だから、つぎの1の日からにしてもらわないと、俺の昼飯が無くなるからな。
ちなみに、この世界も7日で一週間。
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6の日は午前中で終わり、7の日は休み。
わかりやす~い。
「そうですか!では、私も予定を調整して、なるべくご一緒できるようにします!」
「あ、ありがとうございます」
エルグラン王子、積極的だなあ。
アルファード殿下ととにかく仲良くならなきゃならないもんな。
なんだかんだ言って、このローズ王国は超級の軍事国家、戦争に一回も負けたことがないという恐ろしい設定なのだ。
まあ、世界有数のダンジョンが国内に5個もあるし、そうなるのも無理はないけど…。
ちなみに、農業国であり魔石産出国でもあるので、最強オブ最強。
だもんで、カメリア王国の立場を考えても、ローズ王国と仲良くしたいと思っているんだろう。
それに、アルファード殿下は主人公なだけあってめっちゃイケメンだし…Sだけど。
殿下をちらりと見ると…ご機嫌やや斜め。
そんなにエルグラン王子を嫌わなくても良いのでは?
「…まあいい。行くぞ」
「あっ、そうでした。
リリー君との約束がありましたね」
「あの、私もご一緒してもよろしいですか?」
ふへっ?エルグラン王子?
俺が王子のほうを見ると、小さい声で耳打ちされた。
「私、魔法に興味がありまして…。優秀な方がいれば、ぜひ色々とお話してみたいのです」
あーね、そういうことね。
「そうですね、せっかくですからご一緒しましょう」
「…………。」
やだー。殿下、不機嫌度上がってるじゃん。
仕方ない、俺も王子に聞こえないように殿下に耳打ちする。
「大事なところは見せないようにしますから、ね」
「当然だ」
…何か機嫌、良くなったな。じゃあ行こう!
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