211 / 220
シドハッピーエンド 王の女
9 獣人王の変化(ヴィクトリア視点→ウォグバード視点)
しおりを挟む
公開したつもりが公開設定になってなかったようですみませんm(_ _;)m
ヒーローの女性関係の表現あり
***
「リュージュ!」
ヴィクトリアはリュージュを引き留めたくて名前を叫んだが、もうその時には、ヴィクトリアを腕の中に抱え直したシドが猛烈な勢いで走り始めていて、リュージュの姿は見えなくなり、彼の匂いも遠ざかって、わからなくなってしまった。
ヴィクトリアはシドと共にあっという間に里に辿り着いた。シドが無茶苦茶な速さで移動するものだから、里の中いた獣人たちはヴィクトリアたちの姿は視認できなかっただろうが、嗅覚では族長の帰還に気付いたはずだ。
シドは真っ直ぐ族長の館に向かった。中に入ると、シドに気付いた側近やシドの女たちがざわめき何か言っていたが、シドは完全無視して自分の部屋に入った。
ヴィクトリアはシドの部屋の寝台から、シドが部屋に引き込んだ女たちと致している図が嗅覚を通してありありと脳内に描き出されてしまって、急速に吐きそうになった。時には複数を同時に相手にしているようなものまであり、ヴィクトリアはシドの過去の女関係の奔放さを改めて思い知って、その衝撃から気絶したいくらいだった。
「鼻をつまんでいろ」
ヴィクトリアは言われた通りにした。
シドは青白い顔のヴィクトリアを片手に抱いて離さないまま、壁際にある派手で豪奢な作りの置き棚に近付くと、一番上の引き出しを開けて中から長方形の箱を取り出していた。
手の平よりも少し大きくらいのその箱には色の付いた宝石が飾られていたが、その宝石の輝きはくすんでいて、たぶん子供が持つような種類の小物入れだろうと思った。
「シド様!」
部屋のにバタバタと側近や番たちが入ってきた。一応鼻をつまんでいるので、シドの番たちの身体にこびりついているはずの、彼女たちがシドに抱かれた匂いはわからないが、シドが彼女たちとヤってる場面を生で目撃したこともあるヴィクトリアは、彼女たちの顔から過去の場面を思い出してしまって、涙目だった。
「ウォグバードはまだ家にいる。ウォグバードにリュージュに渡せと言ってこれと、それから宝物庫の金塊も一袋渡しておけ」
シドはそう言って、側近の一人に手の中の小物入れを渡していた。
「それはリュージュの母親の形見だ。ピアスと、装身具も少し入っている」
次いでヴィクトリアの方を見て言ったシドの言葉は、『その箱何だろう?』と思っていたヴィクトリアへの説明のようだった。
リュージュの母親が、リュージュが生まれた日に命を落としたことは、ヴィクトリアはリュージュの兄ロータスから聞いていた。
気まぐれで、不要と判断すればすぐ女を捨てるシドが、十六年前に亡くなった女性の遺品をずっと持ち続けていたのは、リュージュの母親への気持ちがまだあるからなのだろう。
「案ずるな。俺の気持ちはもうお前にしかない。あれはリュージュが持っていた方がいいと思ったから渡すまでだ」
それは、シドなりの贖罪とけじめなのかもしれなかった。
シドの獣人の番たちは皆鼻を焼いているので、ヴィクトリアたちが族長の館に現れても、シドとヴィクトリアが番になったことには気付いていない様子だった。
シドが生きて帰ってきたことに大いに喜んで安堵していた彼女たちだったが、しかし、シドの今の発言から、二人が肉体関係を持ったことに気付いた番の何人かは、ギラギラと殺気立った視線をヴィクトリアに送っていた。
「今のリュージュは俺からだと言えば受け取らないだろうからな。ウォグバードが里を出る前に必ず渡せ」
「かしこまりました」
側近は、らしくもなく去る者に情をかけているシドに少しだけ意外そうな表情をしていたが、そのことを口にはせず、恭しく礼をすると部屋から出て行った。
(ウォグバードも里から出て行くのね……)
ウォグバードはリュージュを本当の息子のように大切にしていた。
視覚を失ってもそれを補えるくらいの鋭い嗅覚を持っているウォグバードは、ヴィクトリアたちが里に戻って来た匂いを嗅いで、ヴィクトリアとシドが番になったことや、先ほどのリュージュとのやりとりを知り、迷わずにリュージュと共にこの里を去ることに決めたようだった。
******
嗅覚でシドとヴィクトリアの帰還を知り、その他諸々のことも知ったウォグバードは、秒でシドとの盟約を破って里を出る決意を固め、即行で荷造りを始めた。
シドの嗅覚は神懸かり的なほどに広範囲で、恐ろしすぎるほどの的確さを誇っている。
シドはウォグバードの二度目の裏切りを既に感じ取っているだろうが、まずは族長の館へ向かっていて、その後ヴィクトリアを医療棟へ連れて行くなどしていて、ウォグバードが睨んだ通り、こちらへの対応の優先順位は低いようだった。
ウォグバードはこの隙にと、自分とリュージュの荷物を必要最低限になるように厳選した。
本当はすぐにでもあの男から離れてリュージュのそばに行きたかったが、リュージュは着の身着のままだし、いくら何でも手ぶらで危険の伴う人間の生活圏に行くことは憚られた。
あれもこれも思い出の品も―――― と、荷物の取捨選択に迷いが生まれたせいもあって、急いだつもりだったが、ウォグバードはそれでも家を出る時に、シドが遣わした側近の男と鉢合わせしてしまった。
腰の剣に手をかけて抜刀しかかり殺気立つウォグバードにたじろぎながらも、側近の男は「まあ落ち着け」と制し、「族長から」だと言って、金塊入りの袋を一つ差し出してきた。
ウォグバードはシドの意図を図りかねて最初こそ面食らったが、確かに必要なものだと金塊の袋を受け取った。
そして、リュージュの母親の形見だという品も、「リュージュに渡すように」と託されて――――――
ヴィクトリアと番になったことで『あのお方のお心に大いなる変革が起こった』のだと、ウォグバードは強く感じた。
(たぶん良い方向への)
とはいえ気まぐれな男ではあるので、ウォグバードはシドの気が変わらないうちにと、急いでリュージュがいる魔の森の方角へ向かった。
やがて里と森の境界付近まで来たウォグバードは、立ち止まると、くるりと里の方向を振り返った。
ウォグバードはすぐ取り出せる場所に入れていた、彼の亡くなった番が写る写真立てを取り出すと、写真を里に向けるようにして胸に抱き、写真と共に礼をするつもりで、深く深く頭を下げた。
里を出て森に向かうウォグバードの姿を直接見送る者はなかったが、ウォグバードの最後の礼は、嗅覚を通してシドには届いていた。
ヒーローの女性関係の表現あり
***
「リュージュ!」
ヴィクトリアはリュージュを引き留めたくて名前を叫んだが、もうその時には、ヴィクトリアを腕の中に抱え直したシドが猛烈な勢いで走り始めていて、リュージュの姿は見えなくなり、彼の匂いも遠ざかって、わからなくなってしまった。
ヴィクトリアはシドと共にあっという間に里に辿り着いた。シドが無茶苦茶な速さで移動するものだから、里の中いた獣人たちはヴィクトリアたちの姿は視認できなかっただろうが、嗅覚では族長の帰還に気付いたはずだ。
シドは真っ直ぐ族長の館に向かった。中に入ると、シドに気付いた側近やシドの女たちがざわめき何か言っていたが、シドは完全無視して自分の部屋に入った。
ヴィクトリアはシドの部屋の寝台から、シドが部屋に引き込んだ女たちと致している図が嗅覚を通してありありと脳内に描き出されてしまって、急速に吐きそうになった。時には複数を同時に相手にしているようなものまであり、ヴィクトリアはシドの過去の女関係の奔放さを改めて思い知って、その衝撃から気絶したいくらいだった。
「鼻をつまんでいろ」
ヴィクトリアは言われた通りにした。
シドは青白い顔のヴィクトリアを片手に抱いて離さないまま、壁際にある派手で豪奢な作りの置き棚に近付くと、一番上の引き出しを開けて中から長方形の箱を取り出していた。
手の平よりも少し大きくらいのその箱には色の付いた宝石が飾られていたが、その宝石の輝きはくすんでいて、たぶん子供が持つような種類の小物入れだろうと思った。
「シド様!」
部屋のにバタバタと側近や番たちが入ってきた。一応鼻をつまんでいるので、シドの番たちの身体にこびりついているはずの、彼女たちがシドに抱かれた匂いはわからないが、シドが彼女たちとヤってる場面を生で目撃したこともあるヴィクトリアは、彼女たちの顔から過去の場面を思い出してしまって、涙目だった。
「ウォグバードはまだ家にいる。ウォグバードにリュージュに渡せと言ってこれと、それから宝物庫の金塊も一袋渡しておけ」
シドはそう言って、側近の一人に手の中の小物入れを渡していた。
「それはリュージュの母親の形見だ。ピアスと、装身具も少し入っている」
次いでヴィクトリアの方を見て言ったシドの言葉は、『その箱何だろう?』と思っていたヴィクトリアへの説明のようだった。
リュージュの母親が、リュージュが生まれた日に命を落としたことは、ヴィクトリアはリュージュの兄ロータスから聞いていた。
気まぐれで、不要と判断すればすぐ女を捨てるシドが、十六年前に亡くなった女性の遺品をずっと持ち続けていたのは、リュージュの母親への気持ちがまだあるからなのだろう。
「案ずるな。俺の気持ちはもうお前にしかない。あれはリュージュが持っていた方がいいと思ったから渡すまでだ」
それは、シドなりの贖罪とけじめなのかもしれなかった。
シドの獣人の番たちは皆鼻を焼いているので、ヴィクトリアたちが族長の館に現れても、シドとヴィクトリアが番になったことには気付いていない様子だった。
シドが生きて帰ってきたことに大いに喜んで安堵していた彼女たちだったが、しかし、シドの今の発言から、二人が肉体関係を持ったことに気付いた番の何人かは、ギラギラと殺気立った視線をヴィクトリアに送っていた。
「今のリュージュは俺からだと言えば受け取らないだろうからな。ウォグバードが里を出る前に必ず渡せ」
「かしこまりました」
側近は、らしくもなく去る者に情をかけているシドに少しだけ意外そうな表情をしていたが、そのことを口にはせず、恭しく礼をすると部屋から出て行った。
(ウォグバードも里から出て行くのね……)
ウォグバードはリュージュを本当の息子のように大切にしていた。
視覚を失ってもそれを補えるくらいの鋭い嗅覚を持っているウォグバードは、ヴィクトリアたちが里に戻って来た匂いを嗅いで、ヴィクトリアとシドが番になったことや、先ほどのリュージュとのやりとりを知り、迷わずにリュージュと共にこの里を去ることに決めたようだった。
******
嗅覚でシドとヴィクトリアの帰還を知り、その他諸々のことも知ったウォグバードは、秒でシドとの盟約を破って里を出る決意を固め、即行で荷造りを始めた。
シドの嗅覚は神懸かり的なほどに広範囲で、恐ろしすぎるほどの的確さを誇っている。
シドはウォグバードの二度目の裏切りを既に感じ取っているだろうが、まずは族長の館へ向かっていて、その後ヴィクトリアを医療棟へ連れて行くなどしていて、ウォグバードが睨んだ通り、こちらへの対応の優先順位は低いようだった。
ウォグバードはこの隙にと、自分とリュージュの荷物を必要最低限になるように厳選した。
本当はすぐにでもあの男から離れてリュージュのそばに行きたかったが、リュージュは着の身着のままだし、いくら何でも手ぶらで危険の伴う人間の生活圏に行くことは憚られた。
あれもこれも思い出の品も―――― と、荷物の取捨選択に迷いが生まれたせいもあって、急いだつもりだったが、ウォグバードはそれでも家を出る時に、シドが遣わした側近の男と鉢合わせしてしまった。
腰の剣に手をかけて抜刀しかかり殺気立つウォグバードにたじろぎながらも、側近の男は「まあ落ち着け」と制し、「族長から」だと言って、金塊入りの袋を一つ差し出してきた。
ウォグバードはシドの意図を図りかねて最初こそ面食らったが、確かに必要なものだと金塊の袋を受け取った。
そして、リュージュの母親の形見だという品も、「リュージュに渡すように」と託されて――――――
ヴィクトリアと番になったことで『あのお方のお心に大いなる変革が起こった』のだと、ウォグバードは強く感じた。
(たぶん良い方向への)
とはいえ気まぐれな男ではあるので、ウォグバードはシドの気が変わらないうちにと、急いでリュージュがいる魔の森の方角へ向かった。
やがて里と森の境界付近まで来たウォグバードは、立ち止まると、くるりと里の方向を振り返った。
ウォグバードはすぐ取り出せる場所に入れていた、彼の亡くなった番が写る写真立てを取り出すと、写真を里に向けるようにして胸に抱き、写真と共に礼をするつもりで、深く深く頭を下げた。
里を出て森に向かうウォグバードの姿を直接見送る者はなかったが、ウォグバードの最後の礼は、嗅覚を通してシドには届いていた。
0
お気に入りに追加
134
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
極道に大切に飼われた、お姫様
真木
恋愛
珈涼は父の組のため、生粋の極道、月岡に大切に飼われるようにして暮らすことになる。憧れていた月岡に甲斐甲斐しく世話を焼かれるのも、教え込まれるように夜ごと結ばれるのも、珈涼はただ恐ろしくて殻にこもっていく。繊細で怖がりな少女と、愛情の伝え方が下手な極道の、すれ違いラブストーリー。
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)
ヤンデレ旦那さまに溺愛されてるけど思い出せない
斧名田マニマニ
恋愛
待って待って、どういうこと。
襲い掛かってきた超絶美形が、これから僕たち新婚初夜だよとかいうけれど、全く覚えてない……!
この人本当に旦那さま?
って疑ってたら、なんか病みはじめちゃった……!
ヤンデレ化した元彼に捕まった話
水無月瑠璃
恋愛
一方的に別れを告げた元彼に「部屋の荷物取りに来いよ」と言われ、気まずいまま部屋に向かうと「元彼の部屋にホイホイ来るとか、警戒心ないの?」「もう別れたいなんて言えないように…絶対逃げられないようにする」
豹変した元彼に襲われ犯される話
無理矢理気味ですが、基本的に甘め(作者的に)でハッピーエンドです。
睡姦しまくって無意識のうちに落とすお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレな若旦那様を振ったら、睡姦されて落とされたお話。
安定のヤンデレですがヤンデレ要素は薄いかも。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる