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レインバッドエンド 愛していると言わない男
6 彼の復讐 2 ✤✤✤
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注)器具責め注意
***
「や、やだっ! やめて!」
レインは張型を横に倒すように押し付けると、膣口から溢れていた愛液が張型全体につくように動かして押し付けてくる。
「うぅっ……」
冷たい感触に嫌悪感が全身を駆け巡る。張形からは樹液から作られたような匂いがして、人体の一部でないことはわかるが、感触は勃起したレインのソレにそっくりだった。
この国の人間社会ではそういう方面のものが発達していて、張型と呼ばれる男性器を模した器具があること自体は以前本で読んで知っていたが、獣人社会ではそんなものは流行っていない。獣人には不要というか、番を持つ獣人女性が使ってもただ苦痛なだけだろう。
ヴィクトリアだって番であるレインの身体以外の物はそこに入れたくない。獣人女性は本能でそんなものは受け付けないのだ。レインはそのことを知らないのか?
「レイン! やめて! こういうのは獣人は……っ!」
ヴィクトリアの言葉が途中で止まる。張型を使われるかもしれない恐怖でガタガタと震えているヴィクトリアの口に、突然レインが脱がした寝間着の一部を突っ込んだのだ。レインは首の後で寝間着を強く結び、簡単には外れないようにしている。
(これは、猿ぐつわだ。あの時と同じ……)
ヴィクトリアは枷と薬のせいでろくに抵抗できず、ただ驚きのまま目を丸くしてレインを見ていた。暗く淀んだような表情をしているレインを。
知らないんじゃない。張型を使うことが番持ちの獣人女性にとっては拷問に近いことを、レインは知っている。だからこその猿ぐつわだ。手枷足枷を使って、逃げないように身体を拘束しているのだ。
衝撃しかなかった。街歩きをしていた時に薬を飲まされて奴隷にすると宣言された時よりも、強姦された時よりも、裏切られたと感じた。
(なんで…… どうしてよ…… レイン……)
今の彼からは、愛情なんて一欠片も感じない。
レインは張型の先端でヴィクトリアの陰核を刺激しているが、先程レインの指で膣内を弄られていた時とは違い、陰核は小さくなって縮み上がっている。レインの陰茎で刺激されている時とは大違いだ。
レインだってヴィクトリアが全く求めていないことはわかっているはずなのに、彼はやめてくれなかった。
張型でヴィクトリアの陰核を勃起させることを諦めたレインは、張型の先端をうっすらと開いた陰唇に当てがった。
恐怖と嫌悪感に支配されたヴィクトリアは泣き出した。拒絶するように強く首を振りながら猿ぐつわの隙間で呻き、何とか逃げ出そうと枷の鎖を力任せに引っ張るが、獣人用の鎖が切れることはなかった。
男性器の傘の部分を模した先端がいとも安々とヴィクトリアの膣の中に沈んでいく。ヴィクトリアは逃げようと腰を引くが、レインが動かないようにお腹のあたりを抑えている。
「んんっ! んうぅぅっ!」
侵入する異物を膣内に感じて、ヴィクトリアは死にたい気持ちになった。涙がボロボロと出てくる。
しかしレインは無慈悲に奥までズブリと張型を挿し込んだ。ヴィクトリアの身体が跳ねる。
「んーっ! んんっ!」
張型はいつも受け入れているレインのものよりも小さいのでそこまで痛いわけではないが、レイン以外のモノで犯されている衝撃で心がズタズタになりそうだった。
レインはいつも彼がしているように男性器に見立てたそれを抽送する。先端が奥を突き、抜かれると張型の胴体にはヴィクトリアの愛液がべったりついていて、また中に押し込む。その繰り返し。
ヴィクトリアはやめてほしいと首を振り、涙を流して喉の奥から唸るような悲痛な声を上げ続けていた。可能な限り身体を動かし、切れない鎖を強く引っ張って苦行から逃れようと必死だった。
ヴィクトリアは助けてほしくて自分に苦しみを与える男を見つめたが、涙でぼやけてレインの表情はよく見えない。
永遠にも思えた苦痛の時間は、そこまで長くは続かなかった。
すすり泣きが聞こえる。自分の泣き声とは明らかに違うその声は、ヴィクトリアに責め苦を与えているレイン本人からのものだった。
レインは張型を完全に抜き去ると、凶器を寝台の上に取り落としていた。
レインに裏切り行為をされて混乱の極みにいたヴィクトリアは、苦行が終わったこともあり少しだけ冷静さを取り戻した。
「すまない、すまない…… こんなことをしてしまって…… 許してくれ、ヴィクトリア……」
***
「や、やだっ! やめて!」
レインは張型を横に倒すように押し付けると、膣口から溢れていた愛液が張型全体につくように動かして押し付けてくる。
「うぅっ……」
冷たい感触に嫌悪感が全身を駆け巡る。張形からは樹液から作られたような匂いがして、人体の一部でないことはわかるが、感触は勃起したレインのソレにそっくりだった。
この国の人間社会ではそういう方面のものが発達していて、張型と呼ばれる男性器を模した器具があること自体は以前本で読んで知っていたが、獣人社会ではそんなものは流行っていない。獣人には不要というか、番を持つ獣人女性が使ってもただ苦痛なだけだろう。
ヴィクトリアだって番であるレインの身体以外の物はそこに入れたくない。獣人女性は本能でそんなものは受け付けないのだ。レインはそのことを知らないのか?
「レイン! やめて! こういうのは獣人は……っ!」
ヴィクトリアの言葉が途中で止まる。張型を使われるかもしれない恐怖でガタガタと震えているヴィクトリアの口に、突然レインが脱がした寝間着の一部を突っ込んだのだ。レインは首の後で寝間着を強く結び、簡単には外れないようにしている。
(これは、猿ぐつわだ。あの時と同じ……)
ヴィクトリアは枷と薬のせいでろくに抵抗できず、ただ驚きのまま目を丸くしてレインを見ていた。暗く淀んだような表情をしているレインを。
知らないんじゃない。張型を使うことが番持ちの獣人女性にとっては拷問に近いことを、レインは知っている。だからこその猿ぐつわだ。手枷足枷を使って、逃げないように身体を拘束しているのだ。
衝撃しかなかった。街歩きをしていた時に薬を飲まされて奴隷にすると宣言された時よりも、強姦された時よりも、裏切られたと感じた。
(なんで…… どうしてよ…… レイン……)
今の彼からは、愛情なんて一欠片も感じない。
レインは張型の先端でヴィクトリアの陰核を刺激しているが、先程レインの指で膣内を弄られていた時とは違い、陰核は小さくなって縮み上がっている。レインの陰茎で刺激されている時とは大違いだ。
レインだってヴィクトリアが全く求めていないことはわかっているはずなのに、彼はやめてくれなかった。
張型でヴィクトリアの陰核を勃起させることを諦めたレインは、張型の先端をうっすらと開いた陰唇に当てがった。
恐怖と嫌悪感に支配されたヴィクトリアは泣き出した。拒絶するように強く首を振りながら猿ぐつわの隙間で呻き、何とか逃げ出そうと枷の鎖を力任せに引っ張るが、獣人用の鎖が切れることはなかった。
男性器の傘の部分を模した先端がいとも安々とヴィクトリアの膣の中に沈んでいく。ヴィクトリアは逃げようと腰を引くが、レインが動かないようにお腹のあたりを抑えている。
「んんっ! んうぅぅっ!」
侵入する異物を膣内に感じて、ヴィクトリアは死にたい気持ちになった。涙がボロボロと出てくる。
しかしレインは無慈悲に奥までズブリと張型を挿し込んだ。ヴィクトリアの身体が跳ねる。
「んーっ! んんっ!」
張型はいつも受け入れているレインのものよりも小さいのでそこまで痛いわけではないが、レイン以外のモノで犯されている衝撃で心がズタズタになりそうだった。
レインはいつも彼がしているように男性器に見立てたそれを抽送する。先端が奥を突き、抜かれると張型の胴体にはヴィクトリアの愛液がべったりついていて、また中に押し込む。その繰り返し。
ヴィクトリアはやめてほしいと首を振り、涙を流して喉の奥から唸るような悲痛な声を上げ続けていた。可能な限り身体を動かし、切れない鎖を強く引っ張って苦行から逃れようと必死だった。
ヴィクトリアは助けてほしくて自分に苦しみを与える男を見つめたが、涙でぼやけてレインの表情はよく見えない。
永遠にも思えた苦痛の時間は、そこまで長くは続かなかった。
すすり泣きが聞こえる。自分の泣き声とは明らかに違うその声は、ヴィクトリアに責め苦を与えているレイン本人からのものだった。
レインは張型を完全に抜き去ると、凶器を寝台の上に取り落としていた。
レインに裏切り行為をされて混乱の極みにいたヴィクトリアは、苦行が終わったこともあり少しだけ冷静さを取り戻した。
「すまない、すまない…… こんなことをしてしまって…… 許してくれ、ヴィクトリア……」
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