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1章 ユスティニアの森
クラスメイト③
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あの場にいた全員が呼びに来た男子と共に駆けつければ、少し向こうに5匹の蜘蛛がいた。
「たった5匹じゃないか……この程度も自分達で対処できないのか?どいつもこいつも……おい、その辺にいる生徒達をかき集めろ」
一ヵ瀬が苛立たしげに吐き捨てると、近くにいたクラスの半数ほどの生徒たちをかき集めて指示を出し始めた。
「近接戦闘向けの特能を持った男子は前列、それ以外の特能持ちと女子は後列に、僕も後列から指示を出す」
するとあっという間に一ヶ瀬の指示通りに生徒たちは並んでいき、すぐに陣形が組まれた。
前衛には戦闘向きの特能を授かった男子たち。後衛には補助向きの特能を授かった残りの生徒と女子、そして一ヶ瀬と日野だ。
「セヤアアアアアアアアア!!」
門木が勇ましい掛け声と共に駆け出すと、一番近くにいた蜘蛛に正拳突きを繰り出し、蜘蛛を何メートルも吹っ飛ばした。
「流石は門木だ!俺たちも続くぞ!!」
それを見て、残りの男子たちも続いて突撃した。
「【真空斬】!」
「【重撃】!」
門木に続き、次々と近接戦闘向きの特能を持つ生徒達が剣技や打撃技で蜘蛛たちを切り裂き、叩き潰していく。
蜘蛛は次々と倒されていき、5匹いた蜘蛛もあっという間に残り1匹だけになった。
流石に戦闘用の特能を得ているだけあるな。生徒達もそこそこ戦えている。
素直に感心していた矢先、最後の一匹を狩ろうというところで前衛から悲鳴が上がった。
「うわあああああああああ!」
残る5匹目を倒した瞬間、前衛にいた男子たちは茂みの後ろに隠れていた蜘蛛たちの糸に次々と捕まっていった。
「ヤバい!!茂みの向こうにまだ隠れてやがった!しかもさっきより多いぞ!!」
門木を含む先ほど率先して蜘蛛に突撃していった男子たちの半数が、一瞬にして蜘蛛の糸に捕まった。
「助けてくれ!嫌だ!まだ死にたくない!!!!」
門木が半泣きになりながら悲鳴を上げている。
必死に抜け出そうと必死にもがいているが、少しも抜け出せないでいる。
その姿に他の生徒達も恐怖を感じてしまったらしい。
先ほどまではあれだけ果敢だった前衛の男子たちも、蜘蛛の糸に捕まった生徒を見て完全に委縮してしまった。
「おい!何を尻込みしている!さっきより少し数が増えただけだろう!早く突撃しろ!」
「そ、そんなこと言ったって……」
一度恐怖を覚えてしまった以上、残る前衛の男子たちも一ヶ瀬の命令にも及び腰になってしまった。
「いいから行け!!!」
一ヶ瀬が叫ぶように命令すると、残った男子たちは恐る恐る蜘蛛に突撃していっては別の蜘蛛の粘糸に一人また一人と捕まっていく。
「チッ……グズ共が…」
その度に後方から指示を出している一ヶ瀬の表情に苛つきの色が増していった。
「ひゃはははははははははは!!死ねえ!死ねえ!!」
捕まっている男子たちを尻目に、日野が自称 《火炎魔法》の特能で蜘蛛を焼き払った。
凄まじい威力の爆炎は蜘蛛を一撃で燃やし尽くし、火の粉が辺りに飛び散っている。
「おい!!やめろ日野!!前衛まで巻き込むつもりか!?」
危うく前衛の一人が巻き込まれそうになって、一ヶ瀬が焦って静止した。
「うるせえ!!その前衛がまともに戦えねえから俺が出張ってやってんだろうが!!俺無しでどうやってあの蜘蛛共を蹴散らせるってんだ?あァ!?」
そう言って日野が一ヶ瀬に怒鳴り返した。
「良いから一旦止めろ!!今前衛に再度指示を出す!これ以上余計なことをするな!どいつもこいつも……!」
「チッ……」
今度こそ日野を静止させると、一ヵ瀬が前衛に向かって声を張り上げた。
「おい!聞こえていたか!?日野の特能で蜘蛛ごと殺されたくなかったらさっさと蜘蛛を片付けろ!!」
「無理だ!これだけの蜘蛛相手に糸を避けながら近づくだけで精一杯なんだ!」
前衛で必死に蜘蛛と戦っている鎧を着た男子生徒が一ヶ瀬に助けを求めた。
「五月蠅い!!なら全員で突撃しろ!!こっちの方が数は多いんだぞ!それなら何人かは近づけるだろう!その鎧は飾りか!?」
「くそ……!好き勝手言いやがって!!それに不用意に近づいたら後衛の魔法に巻き込まれるじゃないか!」
有無を言わせない一ヵ瀬の独裁に、他の男子生徒達も段々と恨み言を吐くようになっていった。
(駄目だなこれは……)
連携は碌に取れていないし、一ヶ瀬も指示とは名ばかりの無茶振りばかり。
こうして言い合いをしているうちに一人、また一人と糸に絡めとられて行っている。
あれだけ一ヶ瀬が自信満々にしていた2-4の生徒たちの戦いはあっという間に崩壊した。
バラバラな隊列、連係の取れていない前衛と後衛。すっかり怯え切った生徒たち。
まともに蜘蛛の数を減らせて言っているのは日野の特能の攻撃だけだが、前衛を巻き込む恐れもあって軽々しく使えないし、後衛の日野を守る前衛がいなくなれば、前衛向きの特能じゃない日野もあっけなく蜘蛛につかまる。
これでは個々の生徒達がそれぞれバラバラに戦っているのと何一つ変わらない。
いや、元は普通の高校生なのだからまともに戦える筈もないか。
大方今までの敵は数の暴力と特能の力のゴリ押しでなんとかしていたんだろうな。
だから複数の連携が必要な相手となると一気にグダグダになる。
(……あれ?……これ、全滅しないか?)
別に|2-4(こいつら)が全滅したところでどうでもいいけど、目の前で捕食までされるというのは流石に気分が悪いのでやめてほしいな。
それに、結局こいつらが全滅したらその後に俺一人で残りの蜘蛛の相手をしなきゃいけないわけだ。
蜘蛛の数は初めに5匹、後から現れたのが7匹。
初めの5匹を全滅させた後、日野が1匹焼き殺したので残りは向こうに見えている6匹だけか。
俺一人でも倒せない数ではない。
そして今ならまだ、蜘蛛の糸を遮る障害物がたくさんあるというオマケ付きだ。
「仕方ないか…………」
ため息を吐くと深紅の大鎌を構えて一番近い蜘蛛に向けて駆け出した。
「キシャアアア!!」
真っ先に反応した一番手前にいた蜘蛛の粘糸を避け、そのまま胴体を大鎌で切り裂く。1匹目。
「な、なんだ……?」
次に近くにいた蜘蛛が糸を吐いてくるよりも先に大鎌の柄で押し潰す。ぐしゃりと緑色の体液が溢れて潰れた。2匹目。
「全く見えない……!何が起こっているんだ!?」
伸ばした大鎌を大きく振り回し、リーチの範囲内の蜘蛛を一掃する。3匹目、4匹目。
「蜘蛛達が、次々と殺されて行っている……!」
残った二匹が同時に糸を吐いてくるのを躱してまとめて両断する。5匹目、6匹目。
これで全滅だ。
「ふう…………」
蜘蛛を一掃すると、外套で顔についてしまった返り血を拭う。一度に何体も倒したせいで体液が顔にまで飛んできてしまった。黒狼よりも蜘蛛の体液の方が不快感が強い。
それにしても、近くにいくつも"障害物"があったおかげで思ったより苦戦しなかったな。おかげで狙いに時間がかかって糸を吐かれても避けるのが簡単だった。
大鎌を地面に突き刺すと【魂の収穫】で蜘蛛の魂を回収する。
この6匹は俺が倒したのだからこれは俺の正当な報酬だ。
「す、すげえ……」
「あの大群を一瞬で全滅させた……」
蜘蛛の死骸から魂を回収していると、生徒たちがぽかんと口を開けてこちらを見ていた。
……しまった。手を出すなって言われていたんだっけ。
またくだらないことでまた一ヶ瀬に突っかかれると面倒くさいな。
「…………雨夜」
ほら来やがった。
黙ったまま近づいてくる一ヶ瀬に、うんざりしながら振り返る。
「素晴らしい!君の動きに助けられたよ。これからも――宜しく頼むよ」
一ヶ瀬は、取ってつけたような笑顔でそう言った。
「たった5匹じゃないか……この程度も自分達で対処できないのか?どいつもこいつも……おい、その辺にいる生徒達をかき集めろ」
一ヵ瀬が苛立たしげに吐き捨てると、近くにいたクラスの半数ほどの生徒たちをかき集めて指示を出し始めた。
「近接戦闘向けの特能を持った男子は前列、それ以外の特能持ちと女子は後列に、僕も後列から指示を出す」
するとあっという間に一ヶ瀬の指示通りに生徒たちは並んでいき、すぐに陣形が組まれた。
前衛には戦闘向きの特能を授かった男子たち。後衛には補助向きの特能を授かった残りの生徒と女子、そして一ヶ瀬と日野だ。
「セヤアアアアアアアアア!!」
門木が勇ましい掛け声と共に駆け出すと、一番近くにいた蜘蛛に正拳突きを繰り出し、蜘蛛を何メートルも吹っ飛ばした。
「流石は門木だ!俺たちも続くぞ!!」
それを見て、残りの男子たちも続いて突撃した。
「【真空斬】!」
「【重撃】!」
門木に続き、次々と近接戦闘向きの特能を持つ生徒達が剣技や打撃技で蜘蛛たちを切り裂き、叩き潰していく。
蜘蛛は次々と倒されていき、5匹いた蜘蛛もあっという間に残り1匹だけになった。
流石に戦闘用の特能を得ているだけあるな。生徒達もそこそこ戦えている。
素直に感心していた矢先、最後の一匹を狩ろうというところで前衛から悲鳴が上がった。
「うわあああああああああ!」
残る5匹目を倒した瞬間、前衛にいた男子たちは茂みの後ろに隠れていた蜘蛛たちの糸に次々と捕まっていった。
「ヤバい!!茂みの向こうにまだ隠れてやがった!しかもさっきより多いぞ!!」
門木を含む先ほど率先して蜘蛛に突撃していった男子たちの半数が、一瞬にして蜘蛛の糸に捕まった。
「助けてくれ!嫌だ!まだ死にたくない!!!!」
門木が半泣きになりながら悲鳴を上げている。
必死に抜け出そうと必死にもがいているが、少しも抜け出せないでいる。
その姿に他の生徒達も恐怖を感じてしまったらしい。
先ほどまではあれだけ果敢だった前衛の男子たちも、蜘蛛の糸に捕まった生徒を見て完全に委縮してしまった。
「おい!何を尻込みしている!さっきより少し数が増えただけだろう!早く突撃しろ!」
「そ、そんなこと言ったって……」
一度恐怖を覚えてしまった以上、残る前衛の男子たちも一ヶ瀬の命令にも及び腰になってしまった。
「いいから行け!!!」
一ヶ瀬が叫ぶように命令すると、残った男子たちは恐る恐る蜘蛛に突撃していっては別の蜘蛛の粘糸に一人また一人と捕まっていく。
「チッ……グズ共が…」
その度に後方から指示を出している一ヶ瀬の表情に苛つきの色が増していった。
「ひゃはははははははははは!!死ねえ!死ねえ!!」
捕まっている男子たちを尻目に、日野が自称 《火炎魔法》の特能で蜘蛛を焼き払った。
凄まじい威力の爆炎は蜘蛛を一撃で燃やし尽くし、火の粉が辺りに飛び散っている。
「おい!!やめろ日野!!前衛まで巻き込むつもりか!?」
危うく前衛の一人が巻き込まれそうになって、一ヶ瀬が焦って静止した。
「うるせえ!!その前衛がまともに戦えねえから俺が出張ってやってんだろうが!!俺無しでどうやってあの蜘蛛共を蹴散らせるってんだ?あァ!?」
そう言って日野が一ヶ瀬に怒鳴り返した。
「良いから一旦止めろ!!今前衛に再度指示を出す!これ以上余計なことをするな!どいつもこいつも……!」
「チッ……」
今度こそ日野を静止させると、一ヵ瀬が前衛に向かって声を張り上げた。
「おい!聞こえていたか!?日野の特能で蜘蛛ごと殺されたくなかったらさっさと蜘蛛を片付けろ!!」
「無理だ!これだけの蜘蛛相手に糸を避けながら近づくだけで精一杯なんだ!」
前衛で必死に蜘蛛と戦っている鎧を着た男子生徒が一ヶ瀬に助けを求めた。
「五月蠅い!!なら全員で突撃しろ!!こっちの方が数は多いんだぞ!それなら何人かは近づけるだろう!その鎧は飾りか!?」
「くそ……!好き勝手言いやがって!!それに不用意に近づいたら後衛の魔法に巻き込まれるじゃないか!」
有無を言わせない一ヵ瀬の独裁に、他の男子生徒達も段々と恨み言を吐くようになっていった。
(駄目だなこれは……)
連携は碌に取れていないし、一ヶ瀬も指示とは名ばかりの無茶振りばかり。
こうして言い合いをしているうちに一人、また一人と糸に絡めとられて行っている。
あれだけ一ヶ瀬が自信満々にしていた2-4の生徒たちの戦いはあっという間に崩壊した。
バラバラな隊列、連係の取れていない前衛と後衛。すっかり怯え切った生徒たち。
まともに蜘蛛の数を減らせて言っているのは日野の特能の攻撃だけだが、前衛を巻き込む恐れもあって軽々しく使えないし、後衛の日野を守る前衛がいなくなれば、前衛向きの特能じゃない日野もあっけなく蜘蛛につかまる。
これでは個々の生徒達がそれぞれバラバラに戦っているのと何一つ変わらない。
いや、元は普通の高校生なのだからまともに戦える筈もないか。
大方今までの敵は数の暴力と特能の力のゴリ押しでなんとかしていたんだろうな。
だから複数の連携が必要な相手となると一気にグダグダになる。
(……あれ?……これ、全滅しないか?)
別に|2-4(こいつら)が全滅したところでどうでもいいけど、目の前で捕食までされるというのは流石に気分が悪いのでやめてほしいな。
それに、結局こいつらが全滅したらその後に俺一人で残りの蜘蛛の相手をしなきゃいけないわけだ。
蜘蛛の数は初めに5匹、後から現れたのが7匹。
初めの5匹を全滅させた後、日野が1匹焼き殺したので残りは向こうに見えている6匹だけか。
俺一人でも倒せない数ではない。
そして今ならまだ、蜘蛛の糸を遮る障害物がたくさんあるというオマケ付きだ。
「仕方ないか…………」
ため息を吐くと深紅の大鎌を構えて一番近い蜘蛛に向けて駆け出した。
「キシャアアア!!」
真っ先に反応した一番手前にいた蜘蛛の粘糸を避け、そのまま胴体を大鎌で切り裂く。1匹目。
「な、なんだ……?」
次に近くにいた蜘蛛が糸を吐いてくるよりも先に大鎌の柄で押し潰す。ぐしゃりと緑色の体液が溢れて潰れた。2匹目。
「全く見えない……!何が起こっているんだ!?」
伸ばした大鎌を大きく振り回し、リーチの範囲内の蜘蛛を一掃する。3匹目、4匹目。
「蜘蛛達が、次々と殺されて行っている……!」
残った二匹が同時に糸を吐いてくるのを躱してまとめて両断する。5匹目、6匹目。
これで全滅だ。
「ふう…………」
蜘蛛を一掃すると、外套で顔についてしまった返り血を拭う。一度に何体も倒したせいで体液が顔にまで飛んできてしまった。黒狼よりも蜘蛛の体液の方が不快感が強い。
それにしても、近くにいくつも"障害物"があったおかげで思ったより苦戦しなかったな。おかげで狙いに時間がかかって糸を吐かれても避けるのが簡単だった。
大鎌を地面に突き刺すと【魂の収穫】で蜘蛛の魂を回収する。
この6匹は俺が倒したのだからこれは俺の正当な報酬だ。
「す、すげえ……」
「あの大群を一瞬で全滅させた……」
蜘蛛の死骸から魂を回収していると、生徒たちがぽかんと口を開けてこちらを見ていた。
……しまった。手を出すなって言われていたんだっけ。
またくだらないことでまた一ヶ瀬に突っかかれると面倒くさいな。
「…………雨夜」
ほら来やがった。
黙ったまま近づいてくる一ヶ瀬に、うんざりしながら振り返る。
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