192 / 335
第四章 帰郷編
第8話 ガレリアまでの護衛依頼
しおりを挟む
サーシャが俺達のパーティーに加わったので、急いでハンター協会へ行く理由がなくなった。
デルポト市からノースホラン町までの旅の疲れを癒やす為に明日はゆっくりと休む事にして、明後日にハンター協会や次の旅に必要な物を揃える事にした。
休みの日は、魔法鞄から魔物の卵を取り出して、常に肌に触れるようにしている。どの程度で卵がかえるのか判らない。俺の愛情が不足してるのかな?と思い、ハリエットやパミュルに接する時の気持ちで触れる事にした。
『ググッ』
何か俺の中から何かが魔物の卵に流れ込んだ気がした。確かに鑑定した時に愛情と出てたけど、愛する人へ向ける感情が必要だとは……厄介な事にならなければ良いんどけどな。
魔物の卵に愛情を注いだり、ハリエットとパミュルに愛情を注がれたりしながら1日が終わって、次の日を迎える。
朝からサーシャが俺達の部屋へやって来たので、ノースホランの街へ出てやるべき事を片付けていく事にする。
先ずはハンター協会へ立ち寄ってから、ガレリア市へ行く手段を確認する。歩いての移動は遠過ぎるので今回はパスだ。
そうなると馬車での移動を考えるんだけど、有料の馬車移動よりも、ガレリアへの護衛依頼があれば、無料で馬車に乗れるどころかお金まで貰える。なので、護衛依頼がないかをハンター協会で確認する事にした。
「ウォードが居るから、確実に護衛依頼はあるはずだね」
移動中にハリエットがそんな事を話すと、俺とパミュルが笑いながら頷く。サーシャは俺達の自信がどこからくるのかが、不思議に思えたようでハリエットに話しかけた。
「護衛依頼なんて滅多にないのに、なぜそんなに自信があるんですか?」
「ふふっ、それはウォードの天賦〚幸運〛があるからだよ。普通は信じられないだろうけど、ハンター協会へ行けば判るからさ、それまで楽しみにね待ってると良いよ」
「は、はい、判りました」
ハンター協会の建物へと入っていって、依頼書が貼り付けられてる掲示板ではなく、クエスト案内をしてくれるカウンターへ向かうと、受付担当者が声をかけてきた。
「こんにちは、クエスト案内がご希望ですか?」
「こんにちは、僕達は4人でパーティーを組んでるのですが、ガレリア市へ向かうので護衛などの依頼があれば紹介して欲しいのですが」
「では、可能な依頼があるかを確認するので、カードの提示をお願いします」
「どうぞ」
担当者にパーティーカードとハンターカードを渡して、俺達が受ける事が可能な護衛依頼がないかを確認してもらう。俺の〚幸運〛があれば護衛依頼があると思うけど、待ってる間は少し緊張してしまう。
「お待たせしました。護衛依頼は1件あるのですが、男爵令嬢をガレリア学園まで護衛して頂くのですが、この令嬢がかなりワガママな方なので、この街で活動するハンター達が受けない、曰く付きの依頼なんですよ……」
護衛依頼はあったけど、ワガママ令嬢の曰く付きとは……でも、俺の〚幸運〛はこの依頼を受けると言ってるんだよね?
一応、依頼内容だけは確認して、無理そうだったら断れば良いか……
デルポト市からノースホラン町までの旅の疲れを癒やす為に明日はゆっくりと休む事にして、明後日にハンター協会や次の旅に必要な物を揃える事にした。
休みの日は、魔法鞄から魔物の卵を取り出して、常に肌に触れるようにしている。どの程度で卵がかえるのか判らない。俺の愛情が不足してるのかな?と思い、ハリエットやパミュルに接する時の気持ちで触れる事にした。
『ググッ』
何か俺の中から何かが魔物の卵に流れ込んだ気がした。確かに鑑定した時に愛情と出てたけど、愛する人へ向ける感情が必要だとは……厄介な事にならなければ良いんどけどな。
魔物の卵に愛情を注いだり、ハリエットとパミュルに愛情を注がれたりしながら1日が終わって、次の日を迎える。
朝からサーシャが俺達の部屋へやって来たので、ノースホランの街へ出てやるべき事を片付けていく事にする。
先ずはハンター協会へ立ち寄ってから、ガレリア市へ行く手段を確認する。歩いての移動は遠過ぎるので今回はパスだ。
そうなると馬車での移動を考えるんだけど、有料の馬車移動よりも、ガレリアへの護衛依頼があれば、無料で馬車に乗れるどころかお金まで貰える。なので、護衛依頼がないかをハンター協会で確認する事にした。
「ウォードが居るから、確実に護衛依頼はあるはずだね」
移動中にハリエットがそんな事を話すと、俺とパミュルが笑いながら頷く。サーシャは俺達の自信がどこからくるのかが、不思議に思えたようでハリエットに話しかけた。
「護衛依頼なんて滅多にないのに、なぜそんなに自信があるんですか?」
「ふふっ、それはウォードの天賦〚幸運〛があるからだよ。普通は信じられないだろうけど、ハンター協会へ行けば判るからさ、それまで楽しみにね待ってると良いよ」
「は、はい、判りました」
ハンター協会の建物へと入っていって、依頼書が貼り付けられてる掲示板ではなく、クエスト案内をしてくれるカウンターへ向かうと、受付担当者が声をかけてきた。
「こんにちは、クエスト案内がご希望ですか?」
「こんにちは、僕達は4人でパーティーを組んでるのですが、ガレリア市へ向かうので護衛などの依頼があれば紹介して欲しいのですが」
「では、可能な依頼があるかを確認するので、カードの提示をお願いします」
「どうぞ」
担当者にパーティーカードとハンターカードを渡して、俺達が受ける事が可能な護衛依頼がないかを確認してもらう。俺の〚幸運〛があれば護衛依頼があると思うけど、待ってる間は少し緊張してしまう。
「お待たせしました。護衛依頼は1件あるのですが、男爵令嬢をガレリア学園まで護衛して頂くのですが、この令嬢がかなりワガママな方なので、この街で活動するハンター達が受けない、曰く付きの依頼なんですよ……」
護衛依頼はあったけど、ワガママ令嬢の曰く付きとは……でも、俺の〚幸運〛はこの依頼を受けると言ってるんだよね?
一応、依頼内容だけは確認して、無理そうだったら断れば良いか……
10
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。
飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。
隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。
だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。
そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる