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第三章 未知なる世界へ
第34話 パミュルの本気
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ハリエットさんは弓を、俺は剣を構えてレイバン達と戦う事にした。
「へっ、抵抗するってか?」
「何もせずに奴隷に成り下がらない!」
「ガキはそう言ってるが、姉ちゃんは良いのか?抵抗すればそれなりの罰を与えるぜ♪」
レイバンは『ペロリ』と舌を舐めながら、ハリエットさんの事をいやらしい目つきで見る。
「抵抗しなくても同じ目に遭うんでしょ?それなら抵抗するに決まってるでしょ!」
「いいねぇ、気の強い女を屈服させるのは興奮するぜ♪」
「レイバン、俺達にもおこぼれをくれよ?」
「あぁ、思う存分に楽しんだ後に回してやるよ」
3人がゲスな笑みを浮かべながら間合いを詰めてくる。ハリエットさんに弓を射る間を与えなければ、弓での攻撃は無効化出来るからだ。
「弓のなんて隙を与えなきゃ怖くないだよ!」
レイバンは余裕な口調で2人に目で合図をすると、ハリエットさんに襲い掛かって地面に押し倒して、動けないように押さえ込んだ。
「きゃっ!」
「はぁっ、はぁ、いい香りだ。このまま一気に犯したいぜ」
「俺が最初だ!変な事をしたら殺すぞ?」
「判ってるよ……冗談だ」
「おい、姉ちゃん。お前が俺に抱いてくれと懇願するまで、このガキをいたぶるから見とけよ!」
「どうせ殺せないんだ。そんな事を言う必要はないですよ」
「そんな……ウォード!」
「さぁ、遊んでやるぜ!」
レイバンは半笑いで剣を抜かずに俺に詰め寄ってくると、素手で殴り掛かってきた。俺は拳の動きをよく見ながら躱して距離をとると、母さんが俺に小声で話し掛けてきた。
「ウォード、ハリエットを押さえてる2人に剣を振るのよ。風魔法で奴等を切り刻むわ」
「OK!母さんに任せる。ハリエットさんを助けてあげて」
俺はレイバンではなく母さんの指示に従って、ハリエットさんを押さえ込んでる2人に向かって剣を振る。
「ウォードとハリエットに手を出した事を死をもって償え〚風剣〛!」
俺の振った剣に合わせて、鋭利な風剣が押さえ込む2人を通り過ぎると、『ボトッ』2人の首が地面に落ちた後に体も崩れ落ちた。
ハリエットさんは血塗れになりながらも立ち上がって、俺の後ろへと駆け寄ってきた。
仲間2人を一瞬で失ったレイバンは、何が起こったのか判らずに立ち竦んでいた。
「なっ、今の魔法か?無能なお前がなぜ魔法を撃てるんだよ!」
「あなたへ答える義務なんてない!」
「くそったれ!話が違うじゃねぇか!」
レイバンは焦りながらこの場から逃げ出すが、母さんはそれを許さない。逃げるレイバンに向かって魔法を放った。
「殺さないけど、利き手を奪って剣を握れなくしてあげる〚風槍〛!」
一筋の風槍が逃げるレイバンの右手首を貫通して切断した。手首を失い激しい痛みの筈だけど、レイバンは必死に走り去っていった。
ハリエットさんはレイバンが走り去ったの確認すると、俺に『ギュッ』と強く抱き着いてきた。
抱き着く手は『ブルブル』と震えていて、俺は安心させる為に優しく抱きかえした。
「ハリエットさん、母さんのおかけで追い払ったから、もう大丈夫です安心して下さい」
「怖かった……」
「もう大丈夫だからね。早く家へ帰りましょう」
「うん」
俺は震えるハリエットさんに寄り添いながら、家へと戻っていった。
そして心の中でミリムの裏切り行為に怒りを覚えていた。
「へっ、抵抗するってか?」
「何もせずに奴隷に成り下がらない!」
「ガキはそう言ってるが、姉ちゃんは良いのか?抵抗すればそれなりの罰を与えるぜ♪」
レイバンは『ペロリ』と舌を舐めながら、ハリエットさんの事をいやらしい目つきで見る。
「抵抗しなくても同じ目に遭うんでしょ?それなら抵抗するに決まってるでしょ!」
「いいねぇ、気の強い女を屈服させるのは興奮するぜ♪」
「レイバン、俺達にもおこぼれをくれよ?」
「あぁ、思う存分に楽しんだ後に回してやるよ」
3人がゲスな笑みを浮かべながら間合いを詰めてくる。ハリエットさんに弓を射る間を与えなければ、弓での攻撃は無効化出来るからだ。
「弓のなんて隙を与えなきゃ怖くないだよ!」
レイバンは余裕な口調で2人に目で合図をすると、ハリエットさんに襲い掛かって地面に押し倒して、動けないように押さえ込んだ。
「きゃっ!」
「はぁっ、はぁ、いい香りだ。このまま一気に犯したいぜ」
「俺が最初だ!変な事をしたら殺すぞ?」
「判ってるよ……冗談だ」
「おい、姉ちゃん。お前が俺に抱いてくれと懇願するまで、このガキをいたぶるから見とけよ!」
「どうせ殺せないんだ。そんな事を言う必要はないですよ」
「そんな……ウォード!」
「さぁ、遊んでやるぜ!」
レイバンは半笑いで剣を抜かずに俺に詰め寄ってくると、素手で殴り掛かってきた。俺は拳の動きをよく見ながら躱して距離をとると、母さんが俺に小声で話し掛けてきた。
「ウォード、ハリエットを押さえてる2人に剣を振るのよ。風魔法で奴等を切り刻むわ」
「OK!母さんに任せる。ハリエットさんを助けてあげて」
俺はレイバンではなく母さんの指示に従って、ハリエットさんを押さえ込んでる2人に向かって剣を振る。
「ウォードとハリエットに手を出した事を死をもって償え〚風剣〛!」
俺の振った剣に合わせて、鋭利な風剣が押さえ込む2人を通り過ぎると、『ボトッ』2人の首が地面に落ちた後に体も崩れ落ちた。
ハリエットさんは血塗れになりながらも立ち上がって、俺の後ろへと駆け寄ってきた。
仲間2人を一瞬で失ったレイバンは、何が起こったのか判らずに立ち竦んでいた。
「なっ、今の魔法か?無能なお前がなぜ魔法を撃てるんだよ!」
「あなたへ答える義務なんてない!」
「くそったれ!話が違うじゃねぇか!」
レイバンは焦りながらこの場から逃げ出すが、母さんはそれを許さない。逃げるレイバンに向かって魔法を放った。
「殺さないけど、利き手を奪って剣を握れなくしてあげる〚風槍〛!」
一筋の風槍が逃げるレイバンの右手首を貫通して切断した。手首を失い激しい痛みの筈だけど、レイバンは必死に走り去っていった。
ハリエットさんはレイバンが走り去ったの確認すると、俺に『ギュッ』と強く抱き着いてきた。
抱き着く手は『ブルブル』と震えていて、俺は安心させる為に優しく抱きかえした。
「ハリエットさん、母さんのおかけで追い払ったから、もう大丈夫です安心して下さい」
「怖かった……」
「もう大丈夫だからね。早く家へ帰りましょう」
「うん」
俺は震えるハリエットさんに寄り添いながら、家へと戻っていった。
そして心の中でミリムの裏切り行為に怒りを覚えていた。
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