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第三章 未知なる世界へ
第13話 親子水入らず
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話が終わって夕食の準備に取り掛かろうとさると、母さんはイヤリングに変化した。
「ウォード、私を耳に着けて欲しいの」
「うん、良いけどさ、その姿のままでも2人は気にしないから大丈夫だよ?」
「母としては、2人の女の子との関係が気になるから話がしたいのよ」
『ビクッ』
母さんの言葉を聞いた2人が素早い反応を見せた。母さんが、2人は俺に相応しい女なのか品定めをする為に話をすると思ったようだ。
「ウォード、私が夕食の準備をするからお母様とゆっくり話をしてきてね」
ハリエットさんが素早く夕食の準備をアピールすると、ミリムは少し遅れをとるも風呂の準備に動いた。
「私はお風呂の準備をしてくるから、お母様と募る話をいっぱいしてね♪」
「あっ、うん、2人ともありがとう♪」
2人の言葉に甘えさせてもらって、俺はベッドに腰を掛けながら母さんと話をする事にした。
「ふふっ、2人ともウォードの事が大好きみたいね♪可愛くて良さそうな子達ね」
「うん、ハリエットさんは今の親元から出る時に物凄くお世話になったんだよ。ハンターとしての基礎知識も色々教えて貰ったから、恩人でもあり師匠でもあるかな?」
「良い人に出会えたのね。もう1人の女の子はどうなの?」
「ミリムは、俺なんかとは釣り合わないとても優秀な子なんだよ。素直で可愛くて才能豊かな完璧な子が、俺なんかと一緒に居たいと言ってくれるんだよ。ハンターとして生きていけるのは間違いなくミリムが居てくれるからだね」
「まぁ、ウォードもミリムちゃんの事が大好きみたいなのね♪」
「ミリムだけじゃなくてハリエットさんも同じくらいに好きだよ」
料理を作るハリエットさんの手が一瞬止まる。俺と母さんの話が気になって、聞き耳を立てながら料理をしてるんだね。
「でもね、好きなだけではダメなのよ。母さんは身体が弱かったから、ウォードの事を育てる事が出来なかったでしょ?」
「うん」
「だからウォードの子供達には、母親の愛情をいっぱい注いでくれるような人を迎えて欲しいの。母さんのような人を選ぶと子供が苦労する事になるからね……」
「母さん、僕は苦労なんてしてないよ?頼もしい仲間に恵まれたし。時間は掛かったけど母さんと一緒に暮らす事も出来るんだ。今この時が最高に幸せだよ♪」
「本当にいい子に育ってくれて嬉しいわ」
「父さんと母さんの子なんだから当然だよ」
そう言ってイヤリングに手を添えると、母さんは元の姿に戻って俺の頬に『ピタッ』と少し冷たい身体を擦り寄せた。
生まれて初めて母の愛という物を感じると、溢れ出す涙を止める事が出来なかったんだ。
「夕食の準備が整ったけどもう少し後にする?」
ハリエットさんが俺達に気遣って声を掛けてくれると、俺は涙を袖で拭いてから返事をする。
「いえ、お腹も空いてるので食べます。2人とも気遣ってくれてありがとう♪母さんと失った時間を取り戻せたよ」
「えぇ、2人のおかげよ。これからもウォードの
事をよろしく頼むわね♪」
「「はい、お母様!」」
ハリエットさんとミリムの気遣いのおかげで、俺達4人の距離は一気に近くなった気がした。
「ウォード、私を耳に着けて欲しいの」
「うん、良いけどさ、その姿のままでも2人は気にしないから大丈夫だよ?」
「母としては、2人の女の子との関係が気になるから話がしたいのよ」
『ビクッ』
母さんの言葉を聞いた2人が素早い反応を見せた。母さんが、2人は俺に相応しい女なのか品定めをする為に話をすると思ったようだ。
「ウォード、私が夕食の準備をするからお母様とゆっくり話をしてきてね」
ハリエットさんが素早く夕食の準備をアピールすると、ミリムは少し遅れをとるも風呂の準備に動いた。
「私はお風呂の準備をしてくるから、お母様と募る話をいっぱいしてね♪」
「あっ、うん、2人ともありがとう♪」
2人の言葉に甘えさせてもらって、俺はベッドに腰を掛けながら母さんと話をする事にした。
「ふふっ、2人ともウォードの事が大好きみたいね♪可愛くて良さそうな子達ね」
「うん、ハリエットさんは今の親元から出る時に物凄くお世話になったんだよ。ハンターとしての基礎知識も色々教えて貰ったから、恩人でもあり師匠でもあるかな?」
「良い人に出会えたのね。もう1人の女の子はどうなの?」
「ミリムは、俺なんかとは釣り合わないとても優秀な子なんだよ。素直で可愛くて才能豊かな完璧な子が、俺なんかと一緒に居たいと言ってくれるんだよ。ハンターとして生きていけるのは間違いなくミリムが居てくれるからだね」
「まぁ、ウォードもミリムちゃんの事が大好きみたいなのね♪」
「ミリムだけじゃなくてハリエットさんも同じくらいに好きだよ」
料理を作るハリエットさんの手が一瞬止まる。俺と母さんの話が気になって、聞き耳を立てながら料理をしてるんだね。
「でもね、好きなだけではダメなのよ。母さんは身体が弱かったから、ウォードの事を育てる事が出来なかったでしょ?」
「うん」
「だからウォードの子供達には、母親の愛情をいっぱい注いでくれるような人を迎えて欲しいの。母さんのような人を選ぶと子供が苦労する事になるからね……」
「母さん、僕は苦労なんてしてないよ?頼もしい仲間に恵まれたし。時間は掛かったけど母さんと一緒に暮らす事も出来るんだ。今この時が最高に幸せだよ♪」
「本当にいい子に育ってくれて嬉しいわ」
「父さんと母さんの子なんだから当然だよ」
そう言ってイヤリングに手を添えると、母さんは元の姿に戻って俺の頬に『ピタッ』と少し冷たい身体を擦り寄せた。
生まれて初めて母の愛という物を感じると、溢れ出す涙を止める事が出来なかったんだ。
「夕食の準備が整ったけどもう少し後にする?」
ハリエットさんが俺達に気遣って声を掛けてくれると、俺は涙を袖で拭いてから返事をする。
「いえ、お腹も空いてるので食べます。2人とも気遣ってくれてありがとう♪母さんと失った時間を取り戻せたよ」
「えぇ、2人のおかげよ。これからもウォードの
事をよろしく頼むわね♪」
「「はい、お母様!」」
ハリエットさんとミリムの気遣いのおかげで、俺達4人の距離は一気に近くなった気がした。
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