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第五章 ファミリア編
第48話 取引と調査状況
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前回の取引から3カ月が経ったので、ヤリテールとの取引の為にトーレス町へと向かう事にした。当然だけどインビエルノ王国から派遣された調査団の様子見も兼ねているの。
前回と同じように、人気のない場所まで転移してから徒歩でトーレス町へと入って、ヤリテール商会の建物へと入る。町に入ってからは並列思考に感知を任せているが、追跡されてる反応はない。
「こんにちは!」
「スプリング様、お久しぶりです。直ぐに商会長を呼んで参りますのでこちらへどうぞ」
商談部屋へ案内されて暫く待つと、ヤリテールが入室してきた。
「スプリング様、お待ちしてました」
「久しぶりですね。今回も魔石とアイテムを持って来ましたよ」
「おぉ、それは有り難いです」
私は〘無限収納〙から魔石と200個とアイテム50個を取り出した。今回は子供達のレベリングをしていたので、麓のダンジョンの7階層で得た物が殆どだったが、それでもヤリテールは満足な表情をしていた。
「相変わらず素晴らしい物ばかりですね。全て買取らせて頂きます」
「今回はダンジョン産の鎧蟹の肉塊を持ってきたので、フェルナンド伯爵へ納めてもらえますか?」
珍しい食べ物を持ってきた事を伝えて、ヤリテールにインビエルノ王国からの調査団がトーレス町に残っているのか確認する。
「かしこまりました。王国の調査団は先週で引き上げましたので、こ自分で訪問する事も可能ですが、こちらで納めてよろしいのですか?」
先週で調査団は引き上げたとの事だけど、訪問はせずに帰る事にする。表向きは終わっていても、裏で調査をしてるかも知れないからね。
「次の機会で訪問するとお伝えてください」
「かしこまりました。今回もミスリルを用意出来たので物々交換でよろしいですか?」
「前回の物を気に入ってもらえたのかな?」
「はい、上質な魔石を気に入ってましたので、今回も10kgのミスリル塊を用意しております」
「次回はダンジョン攻略を進めるので、さらに珍しい物を持ってきますね。あっ、アルテマとウルガムをご存知ですか?」
一応、究極の金属の事を聞いてみると、知ってるようだったが苦笑いをしていた。
「究極の金属ですか?流石に聖器と暗器の素材という事は知ってますが、見た事もありません。一応は伝を当たってはみますが、期待はしないでくださいね」
「判ってますよ。聞いてみただけなので期にしないでください」
「では、スプリング様へお渡しする物を用意するので、もう暫くお待ちください」
「はい」
その後は、ミスリル塊10kgと繊維束や書物等と金貨100枚を受け取ってから、ヤリテール商会を後にする前に大事な事を伝えておく。
「あっ、次からは毎月4の週の12の刻にこの部屋を空けて待ってもらえますか?」
「構いませんがどうしてですか?」
「〚空間魔法〛で転移が出来るようになったので、ここへ瞬時にやって来れるんですよ!」
その事を伝えるとよほど驚いたのか、ヤリテールは『ガタッ』と椅子から崩れ落ちた。
「あはは……わ、判りました。お待ちしてます」
「では、来月の4の週に来ますね」
この日は商会の建物から出てから門を通って正規のルートを使ってファミリアへと戻ったの。
前回と同じように、人気のない場所まで転移してから徒歩でトーレス町へと入って、ヤリテール商会の建物へと入る。町に入ってからは並列思考に感知を任せているが、追跡されてる反応はない。
「こんにちは!」
「スプリング様、お久しぶりです。直ぐに商会長を呼んで参りますのでこちらへどうぞ」
商談部屋へ案内されて暫く待つと、ヤリテールが入室してきた。
「スプリング様、お待ちしてました」
「久しぶりですね。今回も魔石とアイテムを持って来ましたよ」
「おぉ、それは有り難いです」
私は〘無限収納〙から魔石と200個とアイテム50個を取り出した。今回は子供達のレベリングをしていたので、麓のダンジョンの7階層で得た物が殆どだったが、それでもヤリテールは満足な表情をしていた。
「相変わらず素晴らしい物ばかりですね。全て買取らせて頂きます」
「今回はダンジョン産の鎧蟹の肉塊を持ってきたので、フェルナンド伯爵へ納めてもらえますか?」
珍しい食べ物を持ってきた事を伝えて、ヤリテールにインビエルノ王国からの調査団がトーレス町に残っているのか確認する。
「かしこまりました。王国の調査団は先週で引き上げましたので、こ自分で訪問する事も可能ですが、こちらで納めてよろしいのですか?」
先週で調査団は引き上げたとの事だけど、訪問はせずに帰る事にする。表向きは終わっていても、裏で調査をしてるかも知れないからね。
「次の機会で訪問するとお伝えてください」
「かしこまりました。今回もミスリルを用意出来たので物々交換でよろしいですか?」
「前回の物を気に入ってもらえたのかな?」
「はい、上質な魔石を気に入ってましたので、今回も10kgのミスリル塊を用意しております」
「次回はダンジョン攻略を進めるので、さらに珍しい物を持ってきますね。あっ、アルテマとウルガムをご存知ですか?」
一応、究極の金属の事を聞いてみると、知ってるようだったが苦笑いをしていた。
「究極の金属ですか?流石に聖器と暗器の素材という事は知ってますが、見た事もありません。一応は伝を当たってはみますが、期待はしないでくださいね」
「判ってますよ。聞いてみただけなので期にしないでください」
「では、スプリング様へお渡しする物を用意するので、もう暫くお待ちください」
「はい」
その後は、ミスリル塊10kgと繊維束や書物等と金貨100枚を受け取ってから、ヤリテール商会を後にする前に大事な事を伝えておく。
「あっ、次からは毎月4の週の12の刻にこの部屋を空けて待ってもらえますか?」
「構いませんがどうしてですか?」
「〚空間魔法〛で転移が出来るようになったので、ここへ瞬時にやって来れるんですよ!」
その事を伝えるとよほど驚いたのか、ヤリテールは『ガタッ』と椅子から崩れ落ちた。
「あはは……わ、判りました。お待ちしてます」
「では、来月の4の週に来ますね」
この日は商会の建物から出てから門を通って正規のルートを使ってファミリアへと戻ったの。
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