170 / 336
第五章 ファミリア編
第10話 まさか……
しおりを挟む
ドロップの回収を済ませたタイミングで、アニエラがやって来て勢いよく抱き着いて来たのでそのまま受け止めて倒れ込む。
「アニー、もう少し優しくねっ(笑)」
「お疲れ様♪激しいの好きなくせに(笑)」
「それは時と場合によるでしょ?」
遅れてやって来たエリカは、私達を見てため息をつく。
「こんな所でおっ始めないでくれよ?しかし、地面の振動を感知してるとはね。隠密にも弱点があるんだね」
「これは予想外だったね。熱、音、臭は大丈夫だったから万能だと思ってたよ」
油断と言えば油断をしてたのかも知れないけど、これまでは隠密を使えば感知される事はなかったからね。見つかれば即アウトの状況じゃなかったのが幸運だったので、これからは隠密を使っていても、感知されて先制攻撃を意識する事にした。
『ジュバックとの戦いで〚|振動感知《バイブサーチ〛を強奪したよ』
『ありがとう♪じゃあ、先へ進もう~』
その後もジュバックは現れたけど、感知の範囲は私が上だから、直ぐに身体を浮遊させて気づかれる事なく仕留めていった。ジュバックには目がないので、振動にのみ反応するの。私が先に感知すれば簡単に倒せたのに。
森林エリアには道が存在しないので、進路が正解なのかは判らないけど、休憩を挟んでほぼ1日歩いたところで野営をする事にした。大きな樹木に3人が入れる小部屋を作った後は、夕食を済ませて就寝する。森林エリアには雑魚しかいないから、私達は『ムフフ』な時間を楽しむ事にして、周囲を気にせずに楽しんでると……
『ズシィーン』
突然、大地が揺れる。
「あっ……凄い揺れっ……」
『ハルカ、直ぐに警戒を!この感じはヤツだ!』
「ふぇ?なに?」
冷静な並列思考が慌ててるので、私も臭感知を発動されると……ヤツだった。
『気づかれてる?』
『おそらく……直ぐに逃げよう』
「おい、どうしたんだ?」
「このまま逃げるよヤツだ地竜に気づかれたかも知れない!」
私はその場に散らかった服や装備を〘無限収納〙に収めると、裸のままで高速飛行でその場を離れたの。
その直後、轟音と共に信じられない波動が森林を吹き飛ばしたの……
『ゴォォォオオオオオ~~!』
「なんだい?あのとんでもない波動は……」
「地竜だよ。私が沈黙の森で1度遭遇してるけど、あれは子供だったのね……」
『2人ともハルカから離れないで、一応は隠密を発動してるからね』
3人横並びで出来るだけ遠くへ移動して、地竜から離れたの。
そして、ひっそりと身を隠して見つからない事を祈った……
「アニー、もう少し優しくねっ(笑)」
「お疲れ様♪激しいの好きなくせに(笑)」
「それは時と場合によるでしょ?」
遅れてやって来たエリカは、私達を見てため息をつく。
「こんな所でおっ始めないでくれよ?しかし、地面の振動を感知してるとはね。隠密にも弱点があるんだね」
「これは予想外だったね。熱、音、臭は大丈夫だったから万能だと思ってたよ」
油断と言えば油断をしてたのかも知れないけど、これまでは隠密を使えば感知される事はなかったからね。見つかれば即アウトの状況じゃなかったのが幸運だったので、これからは隠密を使っていても、感知されて先制攻撃を意識する事にした。
『ジュバックとの戦いで〚|振動感知《バイブサーチ〛を強奪したよ』
『ありがとう♪じゃあ、先へ進もう~』
その後もジュバックは現れたけど、感知の範囲は私が上だから、直ぐに身体を浮遊させて気づかれる事なく仕留めていった。ジュバックには目がないので、振動にのみ反応するの。私が先に感知すれば簡単に倒せたのに。
森林エリアには道が存在しないので、進路が正解なのかは判らないけど、休憩を挟んでほぼ1日歩いたところで野営をする事にした。大きな樹木に3人が入れる小部屋を作った後は、夕食を済ませて就寝する。森林エリアには雑魚しかいないから、私達は『ムフフ』な時間を楽しむ事にして、周囲を気にせずに楽しんでると……
『ズシィーン』
突然、大地が揺れる。
「あっ……凄い揺れっ……」
『ハルカ、直ぐに警戒を!この感じはヤツだ!』
「ふぇ?なに?」
冷静な並列思考が慌ててるので、私も臭感知を発動されると……ヤツだった。
『気づかれてる?』
『おそらく……直ぐに逃げよう』
「おい、どうしたんだ?」
「このまま逃げるよヤツだ地竜に気づかれたかも知れない!」
私はその場に散らかった服や装備を〘無限収納〙に収めると、裸のままで高速飛行でその場を離れたの。
その直後、轟音と共に信じられない波動が森林を吹き飛ばしたの……
『ゴォォォオオオオオ~~!』
「なんだい?あのとんでもない波動は……」
「地竜だよ。私が沈黙の森で1度遭遇してるけど、あれは子供だったのね……」
『2人ともハルカから離れないで、一応は隠密を発動してるからね』
3人横並びで出来るだけ遠くへ移動して、地竜から離れたの。
そして、ひっそりと身を隠して見つからない事を祈った……
0
お気に入りに追加
205
あなたにおすすめの小説
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
田舎で師匠にボコされ続けた結果、気づいたら世界最強になっていました
七星点灯
ファンタジー
俺は屋上から飛び降りた。いつからか始まった、凄惨たるイジメの被害者だったから。
天国でゆっくり休もう。そう思って飛び降りたのだが──
俺は赤子に転生した。そしてとあるお爺さんに拾われるのだった。
──数年後
自由に動けるようになった俺に対して、お爺さんは『指導』を行うようになる。
それは過酷で、辛くて、もしかしたらイジメられていた頃の方が楽だったかもと思ってしまうくらい。
だけど、俺は強くなりたかった。
イジメられて、それに負けて自殺した自分を変えたかった。
だから死にたくなっても踏ん張った。
俺は次第に、拾ってくれたおじいさんのことを『師匠』と呼ぶようになり、厳しい指導にも喰らいつけるようになってゆく。
ドラゴンとの戦いや、クロコダイルとの戦いは日常茶飯事だった。
──更に数年後
師匠は死んだ。寿命だった。
結局俺は、師匠が生きているうちに、師匠に勝つことができなかった。
師匠は最後に、こんな言葉を遺した。
「──外の世界には、ワシより強い奴がうじゃうじゃいる。どれ、ワシが居なくなっても、お前はまだまだ強くなれるぞ」
俺はまだ、強くなれる!
外の世界には、師匠よりも強い人がうじゃうじゃいる!
──俺はその言葉を聞いて、外の世界へ出る決意を固めた。
だけど、この時の俺は知らなかった。
まさか師匠が、『かつて最強と呼ばれた冒険者』だったなんて。
転生幼児は夢いっぱい
meimei
ファンタジー
日本に生まれてかれこれ27年大学も出て希望の職業にもつき順風満帆なはずだった男は、
ある日親友だと思っていた男に手柄を横取りされ左遷されてしまう。左遷された所はとても忙しい部署で。ほぼ不眠不休…の生活の末、気がつくとどうやら亡くなったらしい??
らしいというのも……前世を思い出したのは
転生して5年経ってから。そう…5歳の誕生日の日にだった。
これは秘匿された出自を知らないまま、
チートしつつ異世界を楽しむ男の話である!
☆これは作者の妄想によるフィクションであり、登場するもの全てが架空の産物です。
誤字脱字には優しく軽く流していただけると嬉しいです。
☆ファンタジーカップありがとうございました!!(*^^*)
今後ともよろしくお願い致します🍀
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる