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第四章 スライムヴァンピール編
第60話 スライムに戻る
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何とか黒いダイヤの戦慄から立ち直ると、エリカが私を安心させる情報を教えてくれた。
「ハルカ、このエリアだけ我慢しな。蜚蠊が生息するのは最初のエリアだけだ。次のエリアへ抜ければ居なくなるからね」
「ホント?ホントのホント?」
「あははっ、ホントだから安心しな(笑)」
「私はこのエリアを抜けるまでは、極小スライムの姿でアニーの肩に乗ってるからさ、後は2人に任せるね♪」
そう伝えると、私は人型から極小スライムに〚変幻自在〛で変化してからアニエラの肩に乗る。アニエラはこの姿を知っていたけど、エリカは人型しか知らないので驚いていた。
「それが本来の姿なのかい?」
「この世界に転生した時はこの姿だけど、人型はスライムヴァンピールに進化した物だから、どっちも本来の姿になるかな?」
「そうなんだね。ハルカは世界最強のスライムって事になるんだね!」
「そうなるね。レベルを上げたスライムは私だけだから(笑)」
なんて世間話をしていると『カサカサ……』戦慄の音が聞こえてきた。
「ぎゃああああああーーーーー!」
「ちょっ、大声で叫ぶと私の耳がぁーー!」
「蜚蠊か!あたいが殺るから落ち着きな!」
エリカが蜚蠊を倒すと、私がうるさいので2人は駆け足でエリアを移動する。途中で現れる魔物は勿体ないけど〚血剣〛で消し去って行くと、上の階へと続く階段が見えてきたので一気に駆け上がって、次のエリアへと入る事ができた。
「はぁっ、はぁ、はぁ……疲れたよ」
「うんっ……少し休憩……」
「うん?そんな事よりもうヤツは居ないの?」
「んぁ?このエリアから出ないよ……」
「よーし!さぁ~、元気よくダンジョンアタックを開始しようか♪」
ヤツさえ居なければ問題ないので、ダンジョンアタックを始めようとすると、2人が大きく息をついてから同時に口を開いた。
「「先ずは休ませて!」」
「もぅ……鍛え方が足りないんじゃない?」
「あっ、ハルカの後に蜚蠊!」
「ぎゃあああああああーーー!」
エリカの言葉で私は絶叫してから失神した。
「あははっ、鍛え方が足りないのハルカだよ。蜚蠊くらいで騒ぐんじゃないよ!」
「エリカ、言っても無駄だよ。ハルカは失神しちゃってるから(笑)」
ダンジョンアタックは私が目覚めてから再開する事となったの。
➖・➖・小桃です・➖・➖
いつも読んで頂きありがとうございます。
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「ハルカ、このエリアだけ我慢しな。蜚蠊が生息するのは最初のエリアだけだ。次のエリアへ抜ければ居なくなるからね」
「ホント?ホントのホント?」
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「それが本来の姿なのかい?」
「この世界に転生した時はこの姿だけど、人型はスライムヴァンピールに進化した物だから、どっちも本来の姿になるかな?」
「そうなんだね。ハルカは世界最強のスライムって事になるんだね!」
「そうなるね。レベルを上げたスライムは私だけだから(笑)」
なんて世間話をしていると『カサカサ……』戦慄の音が聞こえてきた。
「ぎゃああああああーーーーー!」
「ちょっ、大声で叫ぶと私の耳がぁーー!」
「蜚蠊か!あたいが殺るから落ち着きな!」
エリカが蜚蠊を倒すと、私がうるさいので2人は駆け足でエリアを移動する。途中で現れる魔物は勿体ないけど〚血剣〛で消し去って行くと、上の階へと続く階段が見えてきたので一気に駆け上がって、次のエリアへと入る事ができた。
「はぁっ、はぁ、はぁ……疲れたよ」
「うんっ……少し休憩……」
「うん?そんな事よりもうヤツは居ないの?」
「んぁ?このエリアから出ないよ……」
「よーし!さぁ~、元気よくダンジョンアタックを開始しようか♪」
ヤツさえ居なければ問題ないので、ダンジョンアタックを始めようとすると、2人が大きく息をついてから同時に口を開いた。
「「先ずは休ませて!」」
「もぅ……鍛え方が足りないんじゃない?」
「あっ、ハルカの後に蜚蠊!」
「ぎゃあああああああーーー!」
エリカの言葉で私は絶叫してから失神した。
「あははっ、鍛え方が足りないのハルカだよ。蜚蠊くらいで騒ぐんじゃないよ!」
「エリカ、言っても無駄だよ。ハルカは失神しちゃってるから(笑)」
ダンジョンアタックは私が目覚めてから再開する事となったの。
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