127 / 336
第四章 スライムヴァンピール編
第46話 ハルカ魔法を纏わせる
しおりを挟む
討伐から家に戻るとパインが出迎えてくれた。
「おかえりなさい!討伐お疲れです♪」
「ただいま~♪頼まれた岩蜥蜴の鱗は協会で解体中だから、精算する時に鱗も取ってくるね」
「はい、ありがとう♪」
すると、並列思考がある事を思い出させてくれた。
『ハルカ〘無限収納〙で解析分解出来るようになってるからさ、家で必要な分は自動解体出来るって事を忘れてた?』
『あっ……忘れてた。次からは家の分は〘無限収納〙で解体するね(汗)』
その後はパインが食事を用意してくれてたので、4人で食事をしながら討伐で堅い鱗に苦労した話をして、パインが専用武器について説明をしてくれた。
「エリカさんに聞きたいのですが、よく斬れる武器があれば全ての魔物に有効なんですか?」
「それは使う武器で変わるね。ハルカとアニーは切断特化だからね斬れ味が全てかな。大剣や鎚を使う奴等は衝撃特化たがら堅さが全てだね」
「現状は斬れ味特化の武器を用意すれば良いって事ですね」
私は前世のファンタジー小説を読んだ知識で、魔法剣とかを思い出したのでパインに聞いてみる。
「ねぇ、ミスリルって魔法浸透率が高いの?」
「えっと……魔法浸透率ってなんですか?」
「ちょっと試してみるから見ててね」
私は剣を手に持って〘火魔法〙を浸透させてみると、鉄の剣が熱を帯びて炎を纏った剣へと変化した。その様子を見た3人は驚きの余り、口が開いたままだった。
「こんな感じ何だけどさ、鉄は浸透率が悪いから魔力の消費が激しいんだよね(汗)」
「おい、ハルカ!そんな事が可能なのかい?武器に魔法を纏わせるなんて聞いた事がないよ」
「そうなの?」
「それはあたい達も出来るのかい?」
「出来るかも知れないけど、鉄はめちゃくちゃ魔力を消費するよ?」
「あたいの鞭はミスリルだ。これで試しくれ」
私はエリカの鞭を持って〘火魔法〙を浸透させると、ミスリルは鉄よりも浸透率が高いようで、一瞬で真っ赤な鞭へと変化した。
「ミスリルは鉄と比べると浸透率が5倍くらい良いね。これなら戦闘で使えそうだよ」
パインが私の言葉を必死にメモしていた。
「素材によって浸透率という物が違うんですね。色々な素材で試したいですね♪」
「素材によって融点って違うよね?」
「あ、はい。色々な素材で浸透率と融点も調べたいの」
「融点も必要なんですか?」
「うん、ちょっと見ててね」
私は鉄剣に持ち替えてから、思い切り〘火魔法〙を浸透させる。徐々に鉄剣の色が赤から白くなっていくと、鉄剣が溶け始めたので浸透を止める。
「こんな感じで鉄剣は超高温になると溶けちゃうからさ、魔物によっては纏わせる属性で強度が変わるかも知れないんだよね」
「なるほど!面白いデータが取れそうですね」
「トーレス町周辺で集めれる素材は全部試しちゃおうか?」
「そうですね♪データを取って最高の武器を作り上げたいです!」
この日から、アニエラとエリカとは魔法を纏わせる特訓を、パインとは素材研究をする事になり、忙しい毎日を送る事になったの。
「おかえりなさい!討伐お疲れです♪」
「ただいま~♪頼まれた岩蜥蜴の鱗は協会で解体中だから、精算する時に鱗も取ってくるね」
「はい、ありがとう♪」
すると、並列思考がある事を思い出させてくれた。
『ハルカ〘無限収納〙で解析分解出来るようになってるからさ、家で必要な分は自動解体出来るって事を忘れてた?』
『あっ……忘れてた。次からは家の分は〘無限収納〙で解体するね(汗)』
その後はパインが食事を用意してくれてたので、4人で食事をしながら討伐で堅い鱗に苦労した話をして、パインが専用武器について説明をしてくれた。
「エリカさんに聞きたいのですが、よく斬れる武器があれば全ての魔物に有効なんですか?」
「それは使う武器で変わるね。ハルカとアニーは切断特化だからね斬れ味が全てかな。大剣や鎚を使う奴等は衝撃特化たがら堅さが全てだね」
「現状は斬れ味特化の武器を用意すれば良いって事ですね」
私は前世のファンタジー小説を読んだ知識で、魔法剣とかを思い出したのでパインに聞いてみる。
「ねぇ、ミスリルって魔法浸透率が高いの?」
「えっと……魔法浸透率ってなんですか?」
「ちょっと試してみるから見ててね」
私は剣を手に持って〘火魔法〙を浸透させてみると、鉄の剣が熱を帯びて炎を纏った剣へと変化した。その様子を見た3人は驚きの余り、口が開いたままだった。
「こんな感じ何だけどさ、鉄は浸透率が悪いから魔力の消費が激しいんだよね(汗)」
「おい、ハルカ!そんな事が可能なのかい?武器に魔法を纏わせるなんて聞いた事がないよ」
「そうなの?」
「それはあたい達も出来るのかい?」
「出来るかも知れないけど、鉄はめちゃくちゃ魔力を消費するよ?」
「あたいの鞭はミスリルだ。これで試しくれ」
私はエリカの鞭を持って〘火魔法〙を浸透させると、ミスリルは鉄よりも浸透率が高いようで、一瞬で真っ赤な鞭へと変化した。
「ミスリルは鉄と比べると浸透率が5倍くらい良いね。これなら戦闘で使えそうだよ」
パインが私の言葉を必死にメモしていた。
「素材によって浸透率という物が違うんですね。色々な素材で試したいですね♪」
「素材によって融点って違うよね?」
「あ、はい。色々な素材で浸透率と融点も調べたいの」
「融点も必要なんですか?」
「うん、ちょっと見ててね」
私は鉄剣に持ち替えてから、思い切り〘火魔法〙を浸透させる。徐々に鉄剣の色が赤から白くなっていくと、鉄剣が溶け始めたので浸透を止める。
「こんな感じで鉄剣は超高温になると溶けちゃうからさ、魔物によっては纏わせる属性で強度が変わるかも知れないんだよね」
「なるほど!面白いデータが取れそうですね」
「トーレス町周辺で集めれる素材は全部試しちゃおうか?」
「そうですね♪データを取って最高の武器を作り上げたいです!」
この日から、アニエラとエリカとは魔法を纏わせる特訓を、パインとは素材研究をする事になり、忙しい毎日を送る事になったの。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説

俺のスキルが無だった件
しょうわな人
ファンタジー
会社から帰宅中に若者に親父狩りされていた俺、神城闘史(かみしろとうじ)。
攻撃してきたのを捌いて、逃れようとしていた時に眩しい光に包まれた。
気がつけば、見知らぬ部屋にいた俺と俺を狩ろうとしていた若者五人。
偉そうな爺さんにステータスオープンと言えと言われて素直に従った。
若者五人はどうやら爺さんを満足させたらしい。が、俺のステータスは爺さんからすればゴミカスと同じだったようだ。
いきなり金貨二枚を持たされて放り出された俺。しかし、スキルの真価を知り人助け(何でも屋)をしながら異世界で生活する事になった。
【お知らせ】
カクヨムで掲載、完結済の当作品を、微修正してこちらで再掲載させて貰います。よろしくお願いします。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第七部開始】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す
エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】
転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた!
元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。
相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ!
ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。
お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。
金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる