91 / 336
第四章 スライムヴァンピール編
第10話 冒険者協会へ
しおりを挟む
私達はトーレス町へ入る。
町は碁盤のように整備されていて、大通りが南北に5本と東西に4本通っていて、その間に小通が幾つも通っていた。
『ハルカ、冒険者協会の目印は槍でXを表した看板だからね』
並列思考から目印になる看板を聞いたので、アニエラと大通りを歩きながら探すけど見つからない(汗)仕方ないので通行人に冒険者協会の場所を聞く事にした。
「すみません、冒険者協会へ行きたいんですが道を教えてもらえませんか?」
「ここは黄色通だから冒険者協会は赤色通の土筋の近くにあるからね」
通とか筋の意味がさっぱり判らなかったので、その辺りも聞いてみる事にしたの。
「すみません、この町に来たばかりで通とか筋の意味が判らないんです。教えてもらっても良いですか?」
「あぁ、そういう事ね。南北に進む道の事を【通】。東西に進む道の事を【筋】と言うんだよ。通には青・赤・黃・白・黒の5つの通があって、筋には火・風・水・土の4つの筋があるんだよ。こんな感じで判ったかな?」
「はい、判りました。どうもありがとうございました♪」
通と筋を理解したので、改めて冒険者協会を目指して歩き始める。
しかし、この町を整備した人は転生者なのかな?確か京都ってこんな感じだったような気がした。ひょっとすると私以外にもこの世界へ来た転生者が居て、出会う可能性があるかも知れないと思ったの。
聞いた通りに歩いてると、アニエラが目印の看板を見つけたので教えてくれた。
「ハルカ、あそこに槍の看板があるよ!」
「ホントだ!アニー凄いね♪ありがとう」
見つけたアニエラを褒めると、私の手を握って冒険者協会の建物へ走り出して、両開きのドアを開けて入っていった。
建物の中は両サイドに掲示板があって、部屋の中には幾つかの丸テーブルが置かれている。奥の方には受付カウンターがあって、そこで色々な手続きをするんだと思ったので、私達は受付カウンターへと向かったの。
受付カウンターの前に着くと、受付係さんが元気よく挨拶をしてくれた。
「こんにちは、冒険者協会トーレス支部へようこそ!本日はどのような用件でしょうか?」
「初めまして。私達はハンターになる為にやって来たので手続きをお願いしたいのですが?」
そう言って、門兵さんより受け取った仮証明を提出した。すると受付係さんは手慣れた様子で手続きを始めてくれた。
「確かに仮証明を受け取りました。こちらがハンター登録申請書になるので、判る範囲で良いので記入して提出してくださいね」
「はい、判りました」
受付係さんから申請書を受け取って、申請書の内容を確認しながら記入をする。
【名前】ハルカ
【年齢】12歳
【職種】魔法使い
【属性】水・土
【名前】アニエラ
【年齢】11歳
【職種】魔法使い
【属性】火・風
余り真面目に書くと騒がれそうなので、適当に嘘を書いて提出した。
「2人とも魔法使いなんですね。2人は一緒にハンター活動をするのならパーティ―登録もしておきますか?」
「パーティー登録のメリットを教えて貰えますか?」
「ハンター活動にはパーティーじゃないと受けれない依頼があるのと、他のパーティーから勧誘された時に断り易いですよ。お2人は魔法使いなので誘われる事が多いと思いますよ」
知らない人から声を掛けられるのは面倒なので、パーティー登録もする事にしたので、パーティー登録申請書も一緒に提出したので必要な手続きは全て完了したの。
町は碁盤のように整備されていて、大通りが南北に5本と東西に4本通っていて、その間に小通が幾つも通っていた。
『ハルカ、冒険者協会の目印は槍でXを表した看板だからね』
並列思考から目印になる看板を聞いたので、アニエラと大通りを歩きながら探すけど見つからない(汗)仕方ないので通行人に冒険者協会の場所を聞く事にした。
「すみません、冒険者協会へ行きたいんですが道を教えてもらえませんか?」
「ここは黄色通だから冒険者協会は赤色通の土筋の近くにあるからね」
通とか筋の意味がさっぱり判らなかったので、その辺りも聞いてみる事にしたの。
「すみません、この町に来たばかりで通とか筋の意味が判らないんです。教えてもらっても良いですか?」
「あぁ、そういう事ね。南北に進む道の事を【通】。東西に進む道の事を【筋】と言うんだよ。通には青・赤・黃・白・黒の5つの通があって、筋には火・風・水・土の4つの筋があるんだよ。こんな感じで判ったかな?」
「はい、判りました。どうもありがとうございました♪」
通と筋を理解したので、改めて冒険者協会を目指して歩き始める。
しかし、この町を整備した人は転生者なのかな?確か京都ってこんな感じだったような気がした。ひょっとすると私以外にもこの世界へ来た転生者が居て、出会う可能性があるかも知れないと思ったの。
聞いた通りに歩いてると、アニエラが目印の看板を見つけたので教えてくれた。
「ハルカ、あそこに槍の看板があるよ!」
「ホントだ!アニー凄いね♪ありがとう」
見つけたアニエラを褒めると、私の手を握って冒険者協会の建物へ走り出して、両開きのドアを開けて入っていった。
建物の中は両サイドに掲示板があって、部屋の中には幾つかの丸テーブルが置かれている。奥の方には受付カウンターがあって、そこで色々な手続きをするんだと思ったので、私達は受付カウンターへと向かったの。
受付カウンターの前に着くと、受付係さんが元気よく挨拶をしてくれた。
「こんにちは、冒険者協会トーレス支部へようこそ!本日はどのような用件でしょうか?」
「初めまして。私達はハンターになる為にやって来たので手続きをお願いしたいのですが?」
そう言って、門兵さんより受け取った仮証明を提出した。すると受付係さんは手慣れた様子で手続きを始めてくれた。
「確かに仮証明を受け取りました。こちらがハンター登録申請書になるので、判る範囲で良いので記入して提出してくださいね」
「はい、判りました」
受付係さんから申請書を受け取って、申請書の内容を確認しながら記入をする。
【名前】ハルカ
【年齢】12歳
【職種】魔法使い
【属性】水・土
【名前】アニエラ
【年齢】11歳
【職種】魔法使い
【属性】火・風
余り真面目に書くと騒がれそうなので、適当に嘘を書いて提出した。
「2人とも魔法使いなんですね。2人は一緒にハンター活動をするのならパーティ―登録もしておきますか?」
「パーティー登録のメリットを教えて貰えますか?」
「ハンター活動にはパーティーじゃないと受けれない依頼があるのと、他のパーティーから勧誘された時に断り易いですよ。お2人は魔法使いなので誘われる事が多いと思いますよ」
知らない人から声を掛けられるのは面倒なので、パーティー登録もする事にしたので、パーティー登録申請書も一緒に提出したので必要な手続きは全て完了したの。
0
お気に入りに追加
206
あなたにおすすめの小説
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした
田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。
しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。
そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。
そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。
なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。
あらすじを読んでいただきありがとうございます。
併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。
より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
没落令嬢カノンの冒険者生活〜ジョブ『道具師』のスキルで道具を修復・レベルアップ・進化できるようになりました〜
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
事業に失敗した父親の借金の返済期限がやって来た。数十人の金貸し達が屋敷に入って来る。
屋敷に一人残された男爵令嬢の三女カノン・ネロエスト(17歳)は、ペットの大型犬パトラッシュと一緒に追い出された。
長い金髪を切られ、着ていた高価な服もボロ服に変えられた。
そんな行く当てのない彼女に金貸しの男が、たったの2500ギルド渡して、冒険者ギルドを紹介した。
不幸の始まりかと思ったが、教会でジョブ『道具師』を習得した事で、幸福な生活がすぐに始まってしまう。
そんな幸福な日常生活の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる