77 / 336
第三章 スライムウィザード編
第31話 正面突破
しおりを挟む
外は暗闇に包まれ虫の鳴き声しか聞こえない状況の中、私とアニエラは飛行士ながら洞窟の砦を目指していた。
「ハルカ、洞窟が見えてきたよ。」
「うん、見張りは1体だね。私が先行して処理するから待機しててね。」
「OK!」
運良く見張りは1体しか居ないので、私は潜空鳥に変化して見張り役《ゴブリン》に近付き水魔法を放った。
「〚水の針〛!」
『シュンッ!』
水を圧縮させて作った〚水の針〛が見張り役の頭を貫通すると、声をあげる事もなくその場に倒れた。
私が見張り役《ゴブリン》を処理した事を確認したアニエラがやって来て、音が出ない程度の優しいハイタッチをした。
「アニー、ここからが本番だよ。」
「うん、私達なら絶対に殺れるよ♪」
軽く言葉を交わして洞窟砦に侵入した。
私達は低速飛行で狭い通路を進み最初の分岐点を左へ進むもうとすると、並列思考がゴブリンの気配を感知して教えてくれた。
『ゴブリンが1体近付いてくるよ。』
「アニー、ストップ。ゴブリンが1体来る。」
「OK!私が仕留めるね。」
私は壁に変化してアニエラを隠す。そして近付いて来たところを血剣で心臓を一突きすると、全ての血液を一瞬で吸い尽くし干物のような姿へと変わった。
そのまま先を進むと上下に分かれる分岐点に差し掛かった。
「ハルカ、先ずは上の戦士級からだね?」
「うん、上がったら土魔法で壁を作って逃げ道を塞ぐね。それから皆殺しにするよ!」
「OK!行こう♪」
私達は上に向かうと土魔法で逃げ道を塞ぐ。
「塞いだら攻撃開始だよ。〚岩壁〛!」
岩壁が逃げ道を塞ぐと同時にアニエラは動いた。血剣を発生させて、視界に入ったゴブリン達を片っ端から突いて、全ての血液を一瞬で吸収して行った。完全に出遅れた私はアニエラの猛攻を眺める事しか出来なかった(汗)その姿を見た並列思考は冷静に語る。
『上位種は戦闘を好むとはいえ、アニーはかなりの戦闘狂なのかも知れないね。』
『そうかも知れないけど頼りになるね♪』
『あぁ、本当に頼りになるよ。』
並列思考と話してると、アニエラは満面の笑みで戻って来て、ゴブリン達を全滅させたと報告したの。
「全部殺っちゃったよ♪」
「お疲れ様♪あれだけ吸血しても平気なの?」
「血剣は血液の消費が激しいから殆ど使い切っちゃうよ。」
「確実に仕留める時に限られる感じ?」
「下では、この戦い方は無理だと思う。」
「了解!それじゃ下へ降りよう。」
私は下へ向かう為に岩壁を解除しようとすると、並列思考が止めた。
『下から数体のゴブリンがやって来る。解除する前に戦闘態勢を整えて!』
どうやら下のゴブリン達に気付かれたみたいなので、私とアニエラは戦闘態勢を整えた。
「ハルカ、洞窟が見えてきたよ。」
「うん、見張りは1体だね。私が先行して処理するから待機しててね。」
「OK!」
運良く見張りは1体しか居ないので、私は潜空鳥に変化して見張り役《ゴブリン》に近付き水魔法を放った。
「〚水の針〛!」
『シュンッ!』
水を圧縮させて作った〚水の針〛が見張り役の頭を貫通すると、声をあげる事もなくその場に倒れた。
私が見張り役《ゴブリン》を処理した事を確認したアニエラがやって来て、音が出ない程度の優しいハイタッチをした。
「アニー、ここからが本番だよ。」
「うん、私達なら絶対に殺れるよ♪」
軽く言葉を交わして洞窟砦に侵入した。
私達は低速飛行で狭い通路を進み最初の分岐点を左へ進むもうとすると、並列思考がゴブリンの気配を感知して教えてくれた。
『ゴブリンが1体近付いてくるよ。』
「アニー、ストップ。ゴブリンが1体来る。」
「OK!私が仕留めるね。」
私は壁に変化してアニエラを隠す。そして近付いて来たところを血剣で心臓を一突きすると、全ての血液を一瞬で吸い尽くし干物のような姿へと変わった。
そのまま先を進むと上下に分かれる分岐点に差し掛かった。
「ハルカ、先ずは上の戦士級からだね?」
「うん、上がったら土魔法で壁を作って逃げ道を塞ぐね。それから皆殺しにするよ!」
「OK!行こう♪」
私達は上に向かうと土魔法で逃げ道を塞ぐ。
「塞いだら攻撃開始だよ。〚岩壁〛!」
岩壁が逃げ道を塞ぐと同時にアニエラは動いた。血剣を発生させて、視界に入ったゴブリン達を片っ端から突いて、全ての血液を一瞬で吸収して行った。完全に出遅れた私はアニエラの猛攻を眺める事しか出来なかった(汗)その姿を見た並列思考は冷静に語る。
『上位種は戦闘を好むとはいえ、アニーはかなりの戦闘狂なのかも知れないね。』
『そうかも知れないけど頼りになるね♪』
『あぁ、本当に頼りになるよ。』
並列思考と話してると、アニエラは満面の笑みで戻って来て、ゴブリン達を全滅させたと報告したの。
「全部殺っちゃったよ♪」
「お疲れ様♪あれだけ吸血しても平気なの?」
「血剣は血液の消費が激しいから殆ど使い切っちゃうよ。」
「確実に仕留める時に限られる感じ?」
「下では、この戦い方は無理だと思う。」
「了解!それじゃ下へ降りよう。」
私は下へ向かう為に岩壁を解除しようとすると、並列思考が止めた。
『下から数体のゴブリンがやって来る。解除する前に戦闘態勢を整えて!』
どうやら下のゴブリン達に気付かれたみたいなので、私とアニエラは戦闘態勢を整えた。
1
お気に入りに追加
206
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
女を肉便器にするのに飽きた男、若返って生意気な女達を落とす悦びを求める【R18】
m t
ファンタジー
どんなに良い女でも肉便器にするとオナホと変わらない。
その真実に気付いた俺は若返って、生意気な女達を食い散らす事にする
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
激レア種族に転生してみた(笑)
小桃
ファンタジー
平凡な女子高生【下御陵 美里】が異世界へ転生する事になった。
せっかく転生するなら勇者?聖女?大賢者?いやいや職種よりも激レア種族を選んでみたいよね!楽しい異世界転生ライフを楽しむぞ〜
【異世界転生 幼女編】
異世界転生を果たしたアリス.フェリシア 。
「えっと…転生先は森!?」
女神のうっかりミスで、家とか家族的な者に囲まれて裕福な生活を送るなんていうテンプレート的な物なんか全く無かった……
生まれたばかり身一つで森に放置……アリスはそんな過酷な状況で転生生活を開始する事になったのだった……アリスは無事に生き残れるのか?
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる