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第二章 スライムヴェノム編

第25話 次のステージへ

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 軽い傷を負ったけど〚高速再生〛のお陰で直ぐに傷は癒えたの。
 残り3体は私の強さに勝てないと判断したらしく、背を向けて逃げ出したの。それを許す訳もなく、〚石の矢ストーンアロー〛で足を射抜いて動きを封じる。這いながらも逃げようとするゴブリン達に近付いて〚刺突スピア〛で止めを刺す。

「ふふっ…最弱スライムから必死に逃げちゃって、嬲り殺すのは趣味じゃ無いから『サクッ』と逝かせるね♪」

 そう言って、3体のゴブリンを貫いたの。6体のゴブリン相手でも、余裕を持って勝つ事が出来たのは僥倖だね。

『ハルカ、本当に見事な勝利だったよ。これならゴブリン騎士級ナイトに挑めそうだ。』
『次のステージへ進むんだね♪』
『そうだよ、次のステージだ。』

 並列思考セレブロが優しく語り掛けると同時に、私の魔力を動かしたので反応する。

「やっ、あんっ…」
『ご褒美には早かったかな?』
「ぁうん、ゴブリンの回収を直ぐにするから、そしたら…いっぱい。」
『判ったよ。早く済ませよう。』

 私は急いでゴブリンを回収たべたしてから、並列思考セレブロにご褒美を貰って悦に浸ったの♪

 そして翌日からは騎士級ナイトと戦う為に森の中へと入って、探すより誘き寄せる方が楽なので、音を立てて寄って来るゴブリンを狩っていく事にしたの。
 大木に〚石弾ストーンバレット〛を当てて音を立てる。

『コーン、カコーン!』

 後は、音に気付いたゴブリンを待つだけ。直ぐに〚臭感知スメルサーチ〛が反応、ゴブリン戦士級ファイターが寄って来たので〚風の刃ウインドカッター〛で仕留める。亡骸は放置しておき、仲間がやって来れば騎士級ナイトへ報告して連れてくるの待つの。

 暫くすると、2体のゴブリンがやって来たけど戦士級ファイターだった。1体だけ処分して助けを呼びに行かせて、次こそ騎士級ナイトが来る事を願ったの。

『ハルカ、気付いた?』
『うん、この臭いは騎士級ナイトだね。戦士級ファイターも5体居るね…どうしようか?』
戦士級ファイターは奇襲で仕留めて数を減らそう。理想は1対1にする事だけど、今のハルカなら対応出来るよ!』

 さぁ、騎士級ナイトとの戦う準備は整った。沈黙の森フォレスト オブ サイレンスでの新たなステージの幕開けだよ♪
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