気まぐれに愛して、気がつけば恋しくて

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「試す…？ハ……？」

日野は立ち上がるミサの陰を目で追い、ショーツを下ろして露わになる女性器を感じとり焦ってしまう。

　そもそも、彼はプレイメイトと遊ぶ際は文字通りのセックスはシないのだ。

　見るのはせいぜい下着くらい、縛ったり言葉で虐めたり、心理的な責めを主として楽しんでいた。

　彼が女性と交わったのは１年前に風俗に行ったのが最後で、生身の女性と交わることにはあまり重きを置いていない。

　それは体格のコンプレックスも要因の一つで、女性を下に見て嬲なぶり弄り傷つける、それと自慰行為で充分に満足していた。

　ちなみにだが彼が線の細いメタルタイプの眼鏡を選ぶのは、『サディスティックで冷たいイメージを醸かもすため』、『童顔を隠すため』という目的からである。

「おい、ちょ…」

「ハメるね。仕事だとこんな気持ちにならないんだけど……転勤前の思い出に…ね？」


　ミサは日野の腿の上に跨り、ずりずりとペニスへと股を近づけていく。

「何の思い出だよ、おい！ゴムっ…はめろ、おい！」

「ん？ゴム着けると感度が鈍らない？お胎ナカに…出しちゃえば？ふふっ♡もっと嫌がって、もっと抵抗して、」

　ただでさえ得体が知れない女なのにもし孕はらませでもしたら……脅迫・強請ゆすり・集たかり…嫌な事しか思い浮かばない。

「やめッ、う♡ぁ、おいっ！ニンシンしてもいいのかよっ！？どうすンだ！」

「困るよねぇ…、うん♡フロア長が我慢すればいいんじゃないかなぁ？ね、」

「馬鹿かッ…あ、やべ、あ、あ！」


　ローションとカウパーでトロトロになった日野のペニスは雄々しく上を向き、少し浮かせたミサの陰部へピタッと刺さればちゅるんと吸い込まれていった。

「あン♡」

「ゔあッ……は…あ、すげッ…河合かわいっ…あ、はァ♡あ、お前…あ、気持ち、良イ…クソッ…あ、動くナって…あ、」

「動くのは…任せて、フロア長は…射精をッ、我慢、すること…だけ、考えてて…んっ♡はぁ♡しゅごぉい♡」


　久々の女陰、ねっとりと絡みつく肉襞ひだの柔らかさに気を遣りそうで、しかし膣内射精だけは避けよう正気を保とうと踏ん張る。

「は、あ♡すげえ、あ、気持ち、良い…あ♡まじでッ、あ、出るッ…おいッ…締めンなっ、あ♡やめッ、ア♡」

「フロア長、遠くにッ行っても、私のこと…この夜の、事、忘れ…ないでね？またッ、虐め、られたく…なったら…連絡、ちょうだい、」

「わずれねぇよ、分かった、カラっ♡抜け、マジで、出るぞっ、なぁ、孕んじまう、ぞ！」