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ナリ編・そうです俺は変態です
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しおりを挟む「うん、はーい、はい、はーい………鳴ちゃん‼︎俺、レギュラー決まった‼︎テレビ!」
「あら、やったじゃん、おめでと」
「やった、な、爪痕残したろ、わー嬉し‼︎よっしゃ、よっしゃ‼︎」
「わぁ」
俺は箸を持った鳴美を纏のように抱えて天井に頭が付くくらい高く掲げ、
「鳴ちゃん、約束やんな、結婚しよう」
とムードも無しにプロポーズをしてニカァと笑った。
鳴美は俺たちネヤガワラを応援はしているが、その実力と芸風ではお笑いの名だたる賞レースでグランプリを獲れるとは到底思っていないらしい。
しかし何かの区切りは必要だろうと、何の媒体でも良いから『全国放送のレギュラーを獲得』すればそれを結婚の機会にしようと約束してくれていたのだ。
これまで単発のテレビ出演はそこそこあったがレギュラーは初めて、いきなりの抜擢に怪しがった鳴美が
「え、全国なん?」
と尋ねれば、俺は
「な、婚約エッチしよう、お祝い♡」
とはぐらかす。
「いや、陽ちゃん、全国かて、ちょい、」
「シーツ、シーツ♡真っ赤になんでぇ~」
「待ちぃて、ちょぉ、あ、あ♡」
「ウイニングラン、的な、ウイニングちんちん、へへ」
「きゃあ、あ♡ゔアぁ…」
後で告げたことだが俺たちの出演は関西ローカルの番組で、しかし食べかけの夕飯もそのままに俺は鳴美をまた激しく、一回戦目よりはややロマンもチラつかせながら抱いた。
「鳴美、嫁さんや、嬉しい♡んッ♡給料が安定したら二人で暮らすとこも決めよな、子供も欲しい、あ、鳴美♡赤いま◯こ可愛い♡」
「へん、たいッ」
破天荒な俺には常識が通じない、そんな男を選んだ鳴美は先々のことを考えながらトクトクと流れる血潮を感じ、目を閉じる。
「せや、俺、結婚式は相方と合同でって宣言しててんけど…マジでする?」
「…好きにしぃや」
「あそう、ほなアイツ帰って来たら聞いてみよ」
「うん…ゔぁ、あ♡」
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