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しおりを挟むそれから俺たちは笑い合って、学校からここまでのことを振り返ってはまた口付けるなどした。
「阿久津、電車の手摺りで手コキみたいにしてたろ」
「うん、触発されてくれたら嬉しいなって思った。どうだった?」
「コーフンしたわ。まんまとな」
「ふふ…こんな感じ?」
あの手つき通り触ってもらって、俺はまたまんまと興奮した。
慣れてるのは当たり前か、阿久津にも同じものが生えてるんだし。
「あー…阿久津、お前のちんこも見せろよ。剥いてやる」
「やだ、洗ってないし」
「俺だって洗ってなかったわ、うら、」
「あ、」
ジーンズの腰元から手を突っ込んで阿久津の急所を掴む。
じっとり汗で濡れていて、確かに衛生的ではなさそうだ。
でも同じ条件の俺のを舐めてくれたんだから、俺だってお返ししたかった。
単純に、自分のでなければモノがどんな味をしているのか知りたかったし。
「阿久津、俺もシてみて良い?超ヘタかもしれないけど」
「やだよ、触るのは良いけど、フェラはダメ、心臓爆発して死ぬ」
「なんそれ……あ、そういや阿久津、今日の今日って話じゃないんだけどさ、その…どっちがどうとか、追々決めてこうな」
にぎにぎと互いのモノを触り合って、ベッドにコテンと寝転がって、キスして、見つめ合っては、悶える。
いつの間にか制服のズボンもジーンズもパンツも床に落ちていて、脚を絡ませた俺たちの息は上がっていた。
にちゃにちゃと水分の飛んだ体液が纏わりついて、独特の匂いを発する。
男同士のペッティングはこんな匂いなんだな、男女の場合のそれは匂う機会は無いだろうが。
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