俺が不甲斐ないのは、彼氏がスパダリすぎるからだ！・３

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　ぴゅるぴゅると飛び出して行く感覚はあるのに、戻って来て外側にまとわり付く不思議。

　自分の精液に包まれる気色悪さ、でもそれが真秋の口内で行われているという幸福感。

「ん、んー……はい、お終い…ほら次、お尻をいっぱいにしよう」

「俺、まだ」

「もう充分勃ってるし♡」

「そか…」

　ぐりんと体勢を変えて、真秋を迎え入れる体勢を作る。

　体位はお任せだ、今日は後背位が良いらしい。


　体温に温めたローションを塗られ、料理前の食材みたいな気持ちになる。

　慣れた勢い、慣れた感触。

　知ってる吐息、温度、硬さ、柔らかさ。

「ナツ♡愛してるよ」

「ゔぉ……ぞんな、おぐにッ…あ、あー♡」

「愛の深さ、なんてねッ…ふー」

「アキ♡アキぃ…」

　毎度セックスしているから、新鮮なこともない。

　でも常時繋がっている訳じゃないから、中に取り込んだ時の異物感やハグされた時の腕の締め付け感に毎回ピリピリ痺れる。

　それが体で伝わって、俺が感じてることが真秋に通じる。

「ナツ、すっごい締まってる♡」

「うん、きもちー…アキ、好き、捨てないで、」

「捨てないよ、ずっと、僕の、ナツ、ナツ…」