上 下
1 / 9

1◆ジルベルト視点

しおりを挟む
僕の名前はジルベルト・リコリス。

リコリス家の次男で、8歳だよ。

僕の家族を紹介しよう。

ママは、騎士団長をしているんだ。

ちなみに、女の人なんだけど最強で最恐だって恐れられている国で一番強い人。

女の人だからって舐めたら、次の瞬間には病院送りなんだって!

パパは、病院で治癒師をしているんだ。

その昔、ママに一目惚れをして口説いて口説いてとにかく口説いて見事落としたらしい。

その武勇伝は、未だに語り継がれている。

さて、リコリス家の長男を紹介しよう。

僕のマイスイートハニーな麗しのお兄ちゃんの素晴らしい名前は、ミカエル・リコリス!

ピチピチの16歳で、僕の天使!

いや、女神かな?

僕の生まれた意味は、きっとお兄ちゃんと出会うためだったんだって僕は思う。



僕は弟という立場を利用して、お兄ちゃんと一緒にお風呂に入るし、一緒のベッドで眠る。

お兄ちゃんの好物を作るためなら、料理もお菓子作りも極めてみせる。



僕の朝は早い。

お兄ちゃんを愛するために、早起きは絶対だ。

睡眠時間?

ナニソレ美味しいの?

お兄ちゃんの方が大事だよ!

そう、僕が早起きしてすることとは……寝ているお兄ちゃんを熱い眼差しでみつめ、クンクンと匂いを嗅いで、ペロペロと舐めること♡

ちなみに、僕がしていることをお兄ちゃんは知らない。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

私の庇護欲を掻き立てるのです

まめ
BL
ぼんやりとした受けが、よく分からないうちに攻めに囲われていく話。

ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目

カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。

こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件

神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。 僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。 だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。 子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。   ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。 指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。 あれから10年近く。 ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。 だけど想いを隠すのは苦しくて――。 こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。 なのにどうして――。 『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』 えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)

クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。

とうふ
BL
題名そのままです。 クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。

目の前に色男が!早速ケツを狙ったら蹴られました。イイ……♡

ミクリ21
BL
色男に迫ったら蹴られた話。

5人の幼馴染と俺

まいど
BL
目を覚ますと軟禁されていた。5人のヤンデレに囲われる平凡の話。一番病んでいるのは誰なのか。

罰ゲームって楽しいね♪

あああ
BL
「好きだ…付き合ってくれ。」 おれ七海 直也(ななみ なおや)は 告白された。 クールでかっこいいと言われている 鈴木 海(すずき かい)に、告白、 さ、れ、た。さ、れ、た!のだ。 なのにブスッと不機嫌な顔をしておれの 告白の答えを待つ…。 おれは、わかっていた────これは 罰ゲームだ。 きっと罰ゲームで『男に告白しろ』 とでも言われたのだろう…。 いいよ、なら──楽しんでやろう!! てめぇの嫌そうなゴミを見ている顔が こっちは好みなんだよ!どーだ、キモイだろ! ひょんなことで海とつき合ったおれ…。 だが、それが…とんでもないことになる。 ────あぁ、罰ゲームって楽しいね♪ この作品はpixivにも記載されています。

婚約破棄だ!〜キレた婚約者が、王子を蹴り潰したら王子がドM化した〜

ミクリ21
BL
タイトルのままです。

処理中です...