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8◆シルビア視点
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私とジークのことが噂されているらしい。
主に、私が魅了使いに騙されている愚者という内容の噂だが。
所詮は陰口だ。
気にするつもりはない。
なのに………。
「シルビア様、魅了使いに騙されているのですよ。魅了を解除する魔術師を紹介しましょ……うひぃっ!?」
「余計な真似をするなら、相手が何者でも容赦しない」
小物な宰相が醜い肥えた腹を揺らしながら来たと思えば、余計なことをしようと考えていたようだ。
威圧してやれば、薄い頭部から髪の毛がハラハラと10本ぐらい散っていった。
そのまま禿げてしまえばいい。
むしろ禿げろ。
余計なことをしようと考えられなくなるぐらい禿げてしまえ。
宰相の頭部を睨み付けていると、さらに5本ぐらいハラハラと散っていった。
禿げ野原まであとわずかだな。
私が魅了使いとどうこうしているのを、ここぞとばかりに攻撃する者は一定数いる。
私に恨みのある者は多いからな。
しかし、ほぼ私に反撃されて精神に傷を負って帰っていく。
私に口でなら勝てると思うなど、舐めないでほしいものだ。
主に、私が魅了使いに騙されている愚者という内容の噂だが。
所詮は陰口だ。
気にするつもりはない。
なのに………。
「シルビア様、魅了使いに騙されているのですよ。魅了を解除する魔術師を紹介しましょ……うひぃっ!?」
「余計な真似をするなら、相手が何者でも容赦しない」
小物な宰相が醜い肥えた腹を揺らしながら来たと思えば、余計なことをしようと考えていたようだ。
威圧してやれば、薄い頭部から髪の毛がハラハラと10本ぐらい散っていった。
そのまま禿げてしまえばいい。
むしろ禿げろ。
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