我が子と間違われて拐われた孤児と、病んでる公爵

11◆ルーナ視点

ヤバい……楽しかった。

オモチャ屋さん、楽しかった。

だってね、聞いてよ！

可愛いぬいぐるみはいっぱいあるし、音の鳴る絵本とかもあったし、子供用の小さな楽器、変な動きをするよくわからない動物のオモチャに………とにかく、いろいろあったよ！

オモチャ屋さんなんて、今までは無縁だったからな～。

「ルーナ、好きな物を一つ選んでね」

パパが笑顔で促して、悩んだ結果音の鳴る絵本にした。

だって、音が鳴るなんてなんだか楽しくて！

「パパ、ありがとう！」

ちなみに、オモチャを選んでいる時もパパは僕を抱っこしてたよ。

………本気で歩かせないつもりなのかな？

そういえばね、パパの膝に座っていた時に、お尻に硬いものが当たっていたんだよ。

まぁ、パパも男だからね。

ちんこがおっきするのは、男ならよくあることだよね。

うん、うん。

だからね、パパ………。

硬いもの当たっている常態で、そんなに熱視線向けられると、ちょっと僕恥ずかしいよ。