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18◆ラウロ視点

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迷惑な害虫が、群れでやって来ました。

え?意味がわからない?

つまり、人間の国のお偉いさんたちがぞろぞろやって来たんです。

アレですよ。

大事なモノをいろいろ失い、自棄になって乗り込んで来たんですよ。

ふふふ………害虫は………駆除しないといけませんね!

ちなみに、駆除はセフィーロさんたちも手伝ってくれるそうで良かったです。

僕以外の子供たちには避難してもらいました。

人間の国から逃げるときは仕方なかったのですが、やはり子供にはあまり手を汚してほしくないんです。

ついでに、クラッシュには子供たちを守ってもらっています。

僕ですか?

僕はいいんですよ。

だって、闇落ちしていますからね!(ただし自称)

「貴様!この鬼畜が!人間様を裏切った大罪人!貴様には心という物がないのか!?」

害虫が喚いています。

おかしなことを言いますね?

「ふふふ……愚かですね。僕に心があるから、こうして貴方たち害虫の駆除をするのですよ?」

人間たちに戦う術なんてないんです。

魔力も力も頭脳も、何もかもが多種族に劣っているんですから。

そうですね………思えば、数ですら一番じゃないですね。

ちなみに、一番は獣人です。

一体何故あんなにプライドが高いのか、謎ですね?

乗り込んで来た害虫たちは、あっという間に捕縛されて、やっぱり弱いですねと僕は思ってしまいました。

「殺さないでくれ!慈悲を……」

命乞いをするその言葉に、僕は笑ってしまいましたよ。

「ふふふ………慈悲なんてないですよ。だって僕……闇落ちしていますからね!」

僕は、命乞いをした順に殺しました。

全員を殺した後、セフィーロさんが僕を心配しましたが、害虫の駆除程度ではなんとも思いませんよ。

「さて、汚れてしまったのでお風呂に入りましょうか」

ちなみに、駆除した害虫は人間の国に木箱に纏めて、その日のうちに魔法でセフィーロさんが送り飛ばしたらしいです。


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