16 / 19
16◆ラウロ視点
しおりを挟む
現在、僕はとても困惑しています。
何故なら、知らない男性に押し倒されて、その男性はひたすら僕の匂いをクンクンクンクンしているからです。
しかも。
「ああ!ご主人様ご主人様!!会いたかった会いたかったです!!」
男性はそればかりを連呼し、どこから出しているかわからないクゥンクゥンという声も出しています。
ゾフィスさん、セフィーロさん、みてないで助けてください。
他にも小さい子がいるんですよ?
教育に悪いですよ。
そろそろこの変態殴っていいですか?
いいですよね?
よし、殴りましょう。
「殴りますね?」
「はい!殴ってください!俺はご主人様からなら、どんな罰でも受け入れます!!」
「………ドMですか」
僕……闇落ちはしていても、性癖はノーマルなんですよ。
ところで、本当に何故皆さん助けてくれないんですか?
「………貴方はどちら様なんですか?」
「ご主人様、俺です。クラッシュです。この姿なら思い出しますか?」
ポフン!
謎の煙が発生した後、前世で飼っていたハスキーのクラッシュがいました。
「クラッシュ!?」
「ワフワフ!クゥンクゥン!ワンワン!」
ポフン!
再び煙が発生して、謎の男性に変わりました。
男性には獣耳と尻尾がないので、見た目は人間です。
「……クラッシュなんですか?」
「はい!ご主人様!!」
感動の再開を、喜びたい気持ちはもちろんあります。
けれど………もう少し説明をお願いします。
また頭がフリーズしてしまいそうです………。
あと………イケメンになりましたね。
「ゴホン!クラッシュちゃん、ラウロちゃん、部屋を移動してからお話しましょうね?」
ここでやっと、セフィーロさんから声をかけてもらえました。
………もしかして、フリーズしていただけですか?
何故なら、知らない男性に押し倒されて、その男性はひたすら僕の匂いをクンクンクンクンしているからです。
しかも。
「ああ!ご主人様ご主人様!!会いたかった会いたかったです!!」
男性はそればかりを連呼し、どこから出しているかわからないクゥンクゥンという声も出しています。
ゾフィスさん、セフィーロさん、みてないで助けてください。
他にも小さい子がいるんですよ?
教育に悪いですよ。
そろそろこの変態殴っていいですか?
いいですよね?
よし、殴りましょう。
「殴りますね?」
「はい!殴ってください!俺はご主人様からなら、どんな罰でも受け入れます!!」
「………ドMですか」
僕……闇落ちはしていても、性癖はノーマルなんですよ。
ところで、本当に何故皆さん助けてくれないんですか?
「………貴方はどちら様なんですか?」
「ご主人様、俺です。クラッシュです。この姿なら思い出しますか?」
ポフン!
謎の煙が発生した後、前世で飼っていたハスキーのクラッシュがいました。
「クラッシュ!?」
「ワフワフ!クゥンクゥン!ワンワン!」
ポフン!
再び煙が発生して、謎の男性に変わりました。
男性には獣耳と尻尾がないので、見た目は人間です。
「……クラッシュなんですか?」
「はい!ご主人様!!」
感動の再開を、喜びたい気持ちはもちろんあります。
けれど………もう少し説明をお願いします。
また頭がフリーズしてしまいそうです………。
あと………イケメンになりましたね。
「ゴホン!クラッシュちゃん、ラウロちゃん、部屋を移動してからお話しましょうね?」
ここでやっと、セフィーロさんから声をかけてもらえました。
………もしかして、フリーズしていただけですか?
44
お気に入りに追加
128
あなたにおすすめの小説
どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。
kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。
前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。
やばい!やばい!やばい!
確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。
だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。
前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね!
うんうん!
要らない!要らない!
さっさと婚約解消して2人を応援するよ!
だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。
※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。
【完結】私、殺されちゃったの? 婚約者に懸想した王女に殺された侯爵令嬢は巻き戻った世界で殺されないように策を練る
金峯蓮華
恋愛
侯爵令嬢のベルティーユは婚約者に懸想した王女に嫌がらせをされたあげく殺された。
ちょっと待ってよ。なんで私が殺されなきゃならないの?
お父様、ジェフリー様、私は死にたくないから婚約を解消してって言ったよね。
ジェフリー様、必ず守るから少し待ってほしいって言ったよね。
少し待っている間に殺されちゃったじゃないの。
どうしてくれるのよ。
ちょっと神様! やり直させなさいよ! 何で私が殺されなきゃならないのよ!
腹立つわ〜。
舞台は独自の世界です。
ご都合主義です。
緩いお話なので気楽にお読みいただけると嬉しいです。
【完結】後妻に入ったら、夫のむすめが……でした
仲村 嘉高
恋愛
「むすめの世話をして欲しい」
夫からの求婚の言葉は、愛の言葉では無かったけれど、幼い娘を大切にする誠実な人だと思い、受け入れる事にした。
結婚前の顔合わせを「疲れて出かけたくないと言われた」や「今日はベッドから起きられないようだ」と、何度も反故にされた。
それでも、本当に申し訳なさそうに謝るので、「体が弱いならしょうがないわよ」と許してしまった。
結婚式は、お互いの親戚のみ。
なぜならお互い再婚だから。
そして、結婚式が終わり、新居へ……?
一緒に馬車に乗ったその方は誰ですか?
婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。
夢草 蝶
恋愛
侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。
そのため、当然婚約者もいない。
なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。
差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。
すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
多産を見込まれて嫁いだ辺境伯家でしたが旦那様が閨に来ません。どうしたらいいのでしょう?
あとさん♪
恋愛
「俺の愛は、期待しないでくれ」
結婚式当日の晩、つまり初夜に、旦那様は私にそう言いました。
それはそれは苦渋に満ち満ちたお顔で。そして呆然とする私を残して、部屋を出て行った旦那様は、私が寝た後に私の上に伸し掛かって来まして。
不器用な年上旦那さまと割と飄々とした年下妻のじれじれラブ(を、目指しました)
※序盤、主人公が大切にされていない表現が続きます。ご気分を害された場合、速やかにブラウザバックして下さい。ご自分のメンタルはご自分で守って下さい。
※小説家になろうにも掲載しております
白い部屋で愛を囁いて
氷魚彰人
BL
幼馴染でありお腹の子の父親であるαの雪路に「赤ちゃんができた」と告げるが、不機嫌に「誰の子だ」と問われ、ショックのあまりもう一人の幼馴染の名前を出し嘘を吐いた葵だったが……。
シリアスな内容です。Hはないのでお求めの方、すみません。
※某BL小説投稿サイトのオメガバースコンテストにて入賞した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる