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48◆ルーク視点

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私は…深く懺悔をすべきなのでしょうね。

その日の私は、熱を出して寝込んでいました。

そんなときに、いつもの彼の夢をみたのですが………私を気遣ってくれていたのか場所はいつもの不思議な場所なのに、あるのはお茶会セットではなく立派なベッドです。

………それが、良くなかったのかもしれません。

気づけば、彼を押し倒していました。

神様「え?あの…待って?」
ルーク「ふふ、私の愛しい方…。孕ませてしまいたい……」
神様「!?」

私は、そのまま彼の抵抗虚しく………やってしまいました。

目覚めたとき、あれが私の欲望がみせたただの意味のない夢であると信じたい気持ちでいっぱいでした。

しかし、結果は私の想像の斜め上で………。

神様「……で…デキちゃったから…責任とってね?」

お腹を撫でながら、真っ赤な顔をして言われた言葉………。

あ…終わった………。

私は神を孕ませるという大罪を犯したのですね……。

司祭という職にありながら、私は彼を裏切ってしまった。

お慕いしているのに………。

ルーク「……どのような処罰も受けましょう」
神様「じゃあ、僕に嫁いでね!」

そうですか、私の処罰は彼に嫁い………はい?

………聞き間違えでしょうか?

神様「じゃあ結婚式しないとね!ルークには神専用嫁入り三点セット渡すよ!すぐ用意するから、明日の深夜までに禊して待っててね!」

……聞き間違え…ではないですね。

ちなみに、神専用嫁入り三点セットとは、神様に嫁ぐ者が身につける必須アイテムです。

嫁ぐための純白のベール、神に迎え入れるためのサークレット、伴侶になる誓いの耳飾り。

あ…あれ?
私を罰するのではないのですか?

ニコニコ顔の彼が、「明日迎えにくるね!」と言ったのを最後に、夢から覚めました。


次の夜、私はまだ信じられない気持ちでしたが……禊をして深夜を待ちました。

どこで待つのが正解かわからず、教会で待っていると………彼は神々しい光とともに現れて、私に優しく微笑みます。

神様「ルーク。永遠に愛するから、僕の妻になってね」

司祭の衣装を身にまとう私に、サークレット…耳飾り…ベールの順に、彼が身につけさせてくれて………。

神様「共に行こう。僕の住む世界へ。僕の名を教えよう、僕の名は…………」



その日、一人の司祭が姿を消した。
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