42 / 50
42◆エメラルド視点
しおりを挟む
ついに…ついに…呪いが解けました!!
パルマ様は、呪いが解けたことにより本来の美しく尊い純白の翼が背中に現れて、忘れていた記憶と本当の自分のことを思い出したようです。
パルマ「僕は自分のワガママのせいで、一体どれだけの罪のない人を傷つけて…泣かせて…苦しめて……もう僕は、慈愛と幸福を司る天使なんて、口が裂けても言う資格なんかない」
………喜ぶ四天王とは対照的に、自分の罪の重さに落ち込んで泣き続けているパルマ様。
ちなみにエドワード殿は、現在パルマ様がその胸で泣いていて、背中を右手で撫でています。
………ついでに左手で翼も撫でています。
パルマ「僕は…これからどうすれば…。どう償えば…」
エドワード「………パルマさん」
パルマ様が、涙が溢れ続けている瞳でエドワード殿をみつめれば………優しく微笑みかけるエドワード殿がパルマ様の涙を指で拭いました。
それでもパルマ様の涙は溢れています。
エドワード「パルマさんには黙っていましたけど、僕は神子です。パルマさん、黙っていてごめんなさい。パルマさんさえ了承してくれるなら、神子の力を使わせてください」
エドワード殿が神子だということは、実はパルマ様にはずっと秘密にしていました。
他でもない、エドワード殿に秘密にしてほしいと言われたからです。
それにしても、神子の力を使うとは一体どういう意味なんでしょう?
そして、エドワード殿は語りました。
呪いを解くために必要だったことや、神子に与えられている力のこと……それと、パルマ様をどう思っているのかも………。
パルマ様は、呪いが解けたことにより本来の美しく尊い純白の翼が背中に現れて、忘れていた記憶と本当の自分のことを思い出したようです。
パルマ「僕は自分のワガママのせいで、一体どれだけの罪のない人を傷つけて…泣かせて…苦しめて……もう僕は、慈愛と幸福を司る天使なんて、口が裂けても言う資格なんかない」
………喜ぶ四天王とは対照的に、自分の罪の重さに落ち込んで泣き続けているパルマ様。
ちなみにエドワード殿は、現在パルマ様がその胸で泣いていて、背中を右手で撫でています。
………ついでに左手で翼も撫でています。
パルマ「僕は…これからどうすれば…。どう償えば…」
エドワード「………パルマさん」
パルマ様が、涙が溢れ続けている瞳でエドワード殿をみつめれば………優しく微笑みかけるエドワード殿がパルマ様の涙を指で拭いました。
それでもパルマ様の涙は溢れています。
エドワード「パルマさんには黙っていましたけど、僕は神子です。パルマさん、黙っていてごめんなさい。パルマさんさえ了承してくれるなら、神子の力を使わせてください」
エドワード殿が神子だということは、実はパルマ様にはずっと秘密にしていました。
他でもない、エドワード殿に秘密にしてほしいと言われたからです。
それにしても、神子の力を使うとは一体どういう意味なんでしょう?
そして、エドワード殿は語りました。
呪いを解くために必要だったことや、神子に与えられている力のこと……それと、パルマ様をどう思っているのかも………。
20
お気に入りに追加
1,765
あなたにおすすめの小説
【完結】旦那様に隠し子がいるようです。でも可愛いから全然OK!
曽根原ツタ
恋愛
実家の借金返済のため、多額の支度金を用意してくれるという公爵に嫁ぐことを父親から押し付けられるスフィミア。冷酷無慈悲、引きこもりこ好色家と有名な公爵だが、超ポジティブな彼女は全く気にせずあっさり縁談を受けた。
公爵家で出迎えてくれたのは、五歳くらいの小さな男の子だった。
(まぁ、隠し子がいらっしゃったのね。知らされていなかったけれど、可愛いから全然OK!)
そして、ちょっとやそっとじゃ動じないポジティブ公爵夫人が、可愛い子どもを溺愛する日々が始まる。
一方、多額の支度金を手に入れたスフィミアの家族は、破滅の一途を辿っていて……?
☆小説家になろう様でも公開中
救国の大聖女は生まれ変わって【薬剤師】になりました ~聖女の力には限界があるけど、万能薬ならもっとたくさんの人を救えますよね?~
日之影ソラ
恋愛
千年前、大聖女として多くの人々を救った一人の女性がいた。国を蝕む病と一人で戦った彼女は、僅かニ十歳でその生涯を終えてしまう。その原因は、聖女の力を使い過ぎたこと。聖女の力には、使うことで自身の命を削るというリスクがあった。それを知ってからも、彼女は聖女としての使命を果たすべく、人々のために祈り続けた。そして、命が終わる瞬間、彼女は後悔した。もっと多くの人を救えたはずなのに……と。
そんな彼女は、ユリアとして千年後の世界で新たな生を受ける。今度こそ、より多くの人を救いたい。その一心で、彼女は薬剤師になった。万能薬を作ることで、かつて救えなかった人たちの笑顔を守ろうとした。
優しい王子に、元気で真面目な後輩。宮廷での環境にも恵まれ、一歩ずつ万能薬という目標に進んでいく。
しかし、新たな聖女が誕生してしまったことで、彼女の人生は大きく変化する。
兄を溺愛する母に捨てられたので私は家族を捨てる事にします!
ユウ
恋愛
幼い頃から兄を溺愛する母。
自由奔放で独身貴族を貫いていた兄がようやく結婚を決めた。
しかし、兄の結婚で全てが崩壊する事になった。
「今すぐこの邸から出て行ってくれる?遺産相続も放棄して」
「は?」
母の我儘に振り回され同居し世話をして来たのに理不尽な理由で邸から追い出されることになったマリーは自分勝手な母に愛想が尽きた。
「もう縁を切ろう」
「マリー」
家族は夫だけだと思い領地を離れることにしたそんな中。
義母から同居を願い出られることになり、マリー達は義母の元に身を寄せることになった。
対するマリーの母は念願の新生活と思いきや、思ったように進まず新たな嫁はびっくり箱のような人物で生活にも支障が起きた事でマリーを呼び戻そうとするも。
「無理ですわ。王都から領地まで遠すぎます」
都合の良い時だけ利用する母に愛情はない。
「お兄様にお任せします」
実母よりも大事にしてくれる義母と夫を優先しすることにしたのだった。
【完結】2愛されない伯爵令嬢が、愛される公爵令嬢へ
華蓮
恋愛
ルーセント伯爵家のシャーロットは、幼い頃に母に先立たれ、すぐに再婚した義母に嫌われ、父にも冷たくされ、義妹に全てのものを奪われていく、、、
R18は、後半になります!!
☆私が初めて書いた作品です。
【完結】8私だけ本当の家族じゃないと、妹の身代わりで、辺境伯に嫁ぐことになった
華蓮
恋愛
次期辺境伯は、妹アリーサに求婚した。
でも、アリーサは、辺境伯に嫁ぎたいと父に頼み込んで、代わりに姉サマリーを、嫁がせた。
辺境伯に行くと、、、、、
本物の恋、見つけましたⅡ ~今の私は地味だけど素敵な彼に夢中です~
日之影ソラ
恋愛
本物の恋を見つけたエミリアは、ゆっくり時間をかけユートと心を通わていく。
そうして念願が叶い、ユートと相思相愛になることが出来た。
ユートからプロポーズされ浮かれるエミリアだったが、二人にはまだまだ超えなくてはならない壁がたくさんある。
身分の違い、生きてきた環境の違い、価値観の違い。
様々な違いを抱えながら、一歩ずつ幸せに向かって前進していく。
何があっても関係ありません!
私とユートの恋は本物だってことを証明してみせます!
『本物の恋、見つけました』の続編です。
二章から読んでも楽しめるようになっています。
完結 R18 転生したら、訳ありイケメン騎士様がプロポーズしてきたので、回避したいと思います
にじくす まさしよ
恋愛
R18 合わないと思われた方はバックお願いいたします
このご時世なのにパワハラが横行する会社に耐えられず23歳で無職になった瀬津地 清玖は、それ以降実家で引きこもりニートになる。堪忍袋の緒が切れた両親に追い出され、心配と見せかけたマウント取りにきた妹が追いかけてきた。
ぎこちなく会話をしていると、近くで交通事故が起きた。事故した今時の重い電動ママチャリが衝撃でふたりに飛んできたことを理解した瞬間、次に目が覚めると異世界だった。
そこそこ裕福なご令嬢として生まれて育ち、学園ではニートの時にしていたゲームキャラたちがいた。面倒なので、遠巻きにしていたはずなのに、ヒロインにフラれた当て馬にプロポーズされる。
実はこの当て馬には、とんでもない秘密があった。ゲームの設定であるそれを知っているキヨクは、彼との結婚をなんとしても阻止したく奔走する。
【完結】捨ててください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと貴方の側にいた。
でも、あの人と再会してから貴方は私ではなく、あの人を見つめるようになった。
分かっている。
貴方は私の事を愛していない。
私は貴方の側にいるだけで良かったのに。
貴方が、あの人の側へ行きたいと悩んでいる事が私に伝わってくる。
もういいの。
ありがとう貴方。
もう私の事は、、、
捨ててください。
続編投稿しました。
初回完結6月25日
第2回目完結7月18日
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる