天使と悪魔と保護者のお兄さん

7◆シュバルツ視点

今日からお店は開店ですが、お家にグレイとリコルを残すのは心配です。

お店の中に一緒に連れて行くということもできますが、どうしましょうか？

「お店に一緒に来てくれますか？」

「うん！」

「僕達、お手伝い頑張る！」

「ふふ、ありがとうございます」

リコルは、お手伝いをするとやる気に満ちていますね。

グレイも私の手を両手で握って………。

「俺だってお手伝い頑張る！」

2人共可愛いと思いながら、私は3人でお店に行きました。



開店間もなく、お客様の奥様方とお連れのお子様方の注目を集めるグレイとリコル。

「あら！シュバルツ君、いつの間にお子さんをこさえたの？んまぁ～！可愛い！！女の子かしら？」

「あら、奥さん！よくみてよ。男の子の服を着ているから、たぶん男の子よ！それにしても、可愛いわぁ～！！」

玩具を買いに来た奥様方は、グレイとリコルの可愛さに盛り上がっていますね。

「あわあわ………(プシュー)」

真っ赤になってフリーズしている男の子。

「あ、あの、おにゃまえをおちえてくだしゃい！！僕はカールでしゅ！」

真っ赤なお顔で2人に名前を聞いてる男の子。

「あのね…あのね…これ、あげるね！」

自分のお菓子を2人にくれる女の子。

ふふ、今からモテモテですね！

ちなみに、グレイとリコルは困惑はしている様子ですけど、嫌がってはいない様子です。

グレイとリコルに、早々に友達ができそうでなりよりだど思いました！