にゃんこの日常〜飼い主よ、俺を愛して！〜

9◆ルーイ視点

俺は今、昼間のお散歩中だよ！

今日もすごく空は青いな～！

………昨日の、ネズミを消し炭にされたことは、もう忘れることにしたんだ。

人間とにゃんこだと、喜ぶ物も元気になる物も、違うんだね。

今度こそ、セスに喜んでもらえて元気になる物をプレゼントするよ！

一度や二度の失敗で諦める愛じゃないんだから！！

俺は、決意を新たに燃えていた。

そんな時だった。

「にゃ～！にゃ～！にゃ～ん！(君！君だよ！黒い君！)」

「にゃ？にゃん？(俺？君は誰？)」

そこには、真っ白な毛並みが輝いてみえるほどツヤツヤのにゃんこがいた。

なぁ！？

俺より……毛並みが……ツヤッツヤだと………！？

ガーン。

まさに、そんな擬音が聞こえたような気がした。

「にゃ～にゃ～？(ねぇ。君って、もしかして………ルーイって名前かな？)」

真っ白にゃんこは、俺の名前を言い当てたけど、俺はこのにゃんこを知らない。

「にゃん！？(なんで俺の名前知ってるの！？)」

「にゃん！にゃぁ～ん！(やっぱり！僕はサーシャ、ジェフのマイハニーだよ！)」

………ジェフ？

「にゃ？(ジェフって誰だっけ？)」

「にゃ～！？にゃん！(僕のダーリンを忘れたの！？セスの友達だよ！)」

信じられないって顔で、教えられてやっと思い出した。

初日に会ったアイツだ！！