平凡ハイスペックのマイペース少年！〜王道学園風〜

2学期

88◆咲夜視点

僕は借り人競争で『マッチョ』と書かれた紙を握りしめて、地面を殴り付けた。

マッチョといえる程のマッチョがいない！！

マッチョといえば、体育教師がよくマッチョというイメージはあるだろう。

しかし！

この学園の体育教師はぽっちゃりなんだ！

残念ながらマッチョではない。

いや、ぽっちゃりが悪いとは思わないよ？

ぽっちゃりにも需要はあるし、同人誌でも可愛い受けちゃんとしてぽっちゃりは美味しいネタなんだよ。



とりあえず、マッチョを探すけどいない。

諦めかけたその時、やっと僕はマッチョをみつけることができたんだ！

「あの！一緒に来てください！」

「いいよ」

その人となんとかゴールしたけど、残念ながら最下位だった。

「お姉さん、ありがとうございました」

「ごめんなさいね。私、マッチョの自覚がなかったから………」

僕は、マッチョのお姉さんにお礼をした。

やっとみつけたマッチョは、女性だったんだよ。

マッチョの自覚はないそうだけど、ガッツリマッチョだった。



二人三脚は、一緒に走る子に笑顔で脅しをかけておいた。

「キビキビ走ってね？足手纏いになったら、ケツ掘るからね♡」

「ひぇっ！？」

脅しが効いたみたいで、無事に一位になれたよ。

やっぱり脅しはケツを掘るに限るね！

え、本当には掘らないのかって？

僕はネコじゃなくてタチだから………掘るよ？(うふふ♡)