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夏休み

64◆梓視点

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杏がソフトクリームを買ってくれて、俺に渡そうとした。

しかし、咲夜に何故か横取りされて、何故か俺の乳首のある辺り(あからさまなわざと)に、ベチョッとソフトクリームをつけたんだ。

溢したんじゃなくて、ベチョッとつけたんだ。

しかも、何故か両方の乳首に!

「ひゃん!?咲夜、何すんだよ!?」

「ごめんね(棒読み)、それより……はぁはぁ……杏と純也、さぁソフトクリームがついている内にペロペロするんだ!!はぁはぁぐへぐへ」

「うわぁ……欲望のためだったか………」

スマホを構えてヨダレを垂らす美少女(♂)に、周りがドン引きしているのが伝わってくる。

そして、杏と純也はというと………。

「ソフトクリームが勿体ないからね、これはペロペロするしかないね!」

杏、瞳が嬉しそうにキラキラしているぞ………。

「梓、頂きます」

純也、ちょっとは躊躇って!?

「や…やめろ!あんっ!」

やめろーーー!?

見知らぬ人様の前で、両方の乳首ペロペロしないでーーー!?

そして咲夜、嬉しそうに撮影しながら残りのソフトクリームを呑気に食べてないで、やめさせてくれ!!

あと、無関係の見知らぬ皆様、撮影やめて?

シャッター音がめっちゃ聞こえるよ!

お願いやめてーーー!!



ペロペロ………ペロペロ………。

「梓綺麗になったよ♪」

「もうお婿にいけない………」

ちょっとメンタルがやられた俺だった。
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