過労聖女、幼女になる。

 アラベルは、聖女候補として幼少時より生家を出され、聖堂組織の厳しい環境で育てられてきた。
 十八歳になったいま、押しも押されもせぬ筆頭聖女としてその名を轟かせている。

 その高名を体よく利用する上層部のせいで、仕事が集中して過労で倒れる寸前。
 そんな中、アラベルにまたもや難題が持ち込まれる。それは、輿入れ寸前に死の病に伏せてしまった姫君を救えというもので……

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