上 下
18 / 57
1章 冒険の始まり

『神眼』

しおりを挟む
「よく寝たな…」

目が覚めた
外はきれいな夕焼けだ
壁にかかっている時計を見ると5時過ぎ辺りを指している

「よく休んだことだし…」

そう言って俺はベッドから起き上がる

「『スキルルート』」

『スキルルート』を使用する
今日の目的はスキルルートの確認なのだ

目の前にルートのウィンドウが現れる

「一番下のスキルっと…」

一番下を確認すると『イグニス』と表示されていた
その上は2つのルートに分岐している
それぞれを調べてみる

・ーー
入手条件 不明

やっぱり神のスキルってのは入手困難なものなんだろうな
第1スキルの『イグニス』でさえあの威力だ
まぁ冒険を進めればいつか取れるようになるだろう
もうひとつのほうも同じ結果だった

「やっぱそう簡単にはとれないかぁ…」

俺はベッドにまた倒れ込む
取るのは難しいだろうとは思ってはいたが条件すら不明とはな…

そう残念がりながらスキルルートを見ていると何処とも繋がっていなく、光っているスキルを見つけた

「なんだろうか…」

そう不思議に思い調べてみる

・神眼
対象のスキル等のステータスを確認することが出来る  マスクデータも閲覧可
発動条件は相手が視界に入っていること
対象は自分も含まれる

入手条件 神と友好関係を結ぶ


これは中々チートじゃないか!?
流石神のスキル
相手の使えるスキルや魔法がわかるのだ
これほど便利で有能なものはないだろう

「光ってるってことは取得出来るのか…?」

光っているスキルを触る

ーー『神眼』を取得しましたーー

どうやら光っているスキルが取得条件を満たしたもののようだ

「あとは全属性の初級魔法でも取っておくか」

それぞれの属性魔法のルートもあったが神のスキルほど複雑なルートではなかった
 
それぞれの魔法にも取得条件があったようだが初級魔法は全て「神の加護により無効化」されているらしい
異世界で色んな魔法を使ってみたかったし
これは感謝だ

覚えたのは
火の魔法「ファイアアロー」
水の魔法「ウォーターアロー」
風の魔法「ウインドアロー」
土の魔法「ランドアロー」だ

まだ取れる魔法はありそうだが
『神眼』の下位互換のスキルでも魔法ぐらいなら見れそうなので冒険者のランク相応の実力にしておこう


「魔法も取り終えたし…『神眼』。」

自分に向けて『神眼』を使用する

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ササキ マコト】

・スキル
『イグニス』
『スキルルート』
『神眼』

・魔法
 「ファイアアロー」
 「ウォーターアロー」
 「ウィンドアロー」
 「ランドアロー」

・称号
なし

(・隠し称号)
 【女神アイルの加護】
    全身体能力の大幅の向上
    神のスキルを『神眼』以外での閲覧を妨害する

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


加護すげぇな…
称号もうあったのか
とびきりすごいやつが
ますます感謝だ女神様


「っとそろそろ風呂入んなくちゃな。」

外を見たらもう真っ暗になっていて星が煌めいている
日本じゃこんなきれいな星空は滅多に見れないだろう

「こういうのも異世界ならではだよな。」

俺は星空をしばらく眺めてから風呂へと向かった








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます

結城芙由奈 
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】 ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️ ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。  嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる! 転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。 新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか?? 更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!

旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉

Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」  華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。  彼女の名はサブリーナ。  エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。  そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。  然もである。  公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。    一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。  趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。  そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。 「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。  ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。  拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。    

一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー
ファンタジー
魔法至上主義の貴族選民思想を持っている一族から、魔法の素質が無いと言う理由だけで過酷な環境に名前ごと捨てられた俺はあの一族の事を感情的に憤怒する余裕もなく、生きていくだけで手一杯になった!知識チート&主人公SUGEEEE!です。 □長編になると思う多分□年齢は加算されるが、見た目は幼いまま成長しません。□暴力・残虐表現が多数発生する可能性が有るのでR15を付けました□シリアルなのかコメディなのか若干カオスです。□感想を頂くと嬉しいです。□小説家になろうに投稿しています。 http://ncode.syosetu.com/n8863cn/

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。

けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。 日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。 あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの? ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。 感想などお待ちしております。

婚約破棄はいいですが、あなた学院に届け出てる仕事と違いませんか?

来住野つかさ
恋愛
侯爵令嬢オリヴィア・マルティネスの現在の状況を端的に表すならば、絶体絶命と言える。何故なら今は王立学院卒業式の記念パーティの真っ最中。華々しいこの催しの中で、婚約者のシェルドン第三王子殿下に婚約破棄と断罪を言い渡されているからだ。 パン屋で働く苦学生・平民のミナを隣において、シェルドン殿下と側近候補達に断罪される段になって、オリヴィアは先手を打つ。「ミナさん、あなた学院に提出している『就業許可申請書』に書いた勤務内容に偽りがありますわよね?」―― よくある婚約破棄ものです。R15は保険です。あからさまな表現はないはずです。 ※この作品は『カクヨム』『小説家になろう』にも掲載しています。

処理中です...