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1章
加勢そしてカミングアウト
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「いやぁ…便利便利。」
出てくるゾンビ達はボーン・ファンネルで瞬殺
こっちは魔力を若干喰われるぐらいで大して疲れない
こいつは中々良い発想だったんじゃないですか?
そんな調子でゾンビ達をバッサバッサ倒して進んでいくと何者かの声が聞こえた
「く、くるな!」
「狼狽えるな!陣形を固めよ!」
陣形?…ということは!
声がする方へ走る
するとそこにはゾンビ達と向かい合う武士達がいた
茂みに隠れ様子を伺う
武士達は足軽含め10人弱
それに対しゾンビは見える数だけでも50はいる
「加えてやられたやつはゾンビの仲間入り…か。」
戦況的にもこれ以上やられるとまず勝てない
だが武士の戦いに割り込んで入ってしまうのはどうなんだ?
それに敵の半数以上は元仲間っぽいし…
「グギャァ…!」
「ひいっ!」
目を向けるとゾンビ達は今にも襲いかかる寸前だった
ああ、もう!
あとでどうにでもなれ!
「やれ!」
イッセイはボーン・ファンネルをゾンビ達に飛ばす
「グギャァ!?」
「な、何奴!?」
流石に数が多い
ボーン・ファンネルだけでは対象出来ないか…
今見るだけでも…ざっと30は残ってるな
何匹かは武士達の方に向かってる
しゃあない…勇気を振り絞れ!
「名のしれぬ方々よ!助太刀いたす!」
とうっ!
茂みから骨剣を片手に勢いよく飛び出す
やれるやれる…俺は出来る子だ…だからゾンビの集団だってやれる…
「「「グギャァ…」」」
「いやキッついわ!」
この間まで地球で平穏(当社比)な暮らしをしてたしがない会社員ですよ!?
1匹2匹ならともかくこんな集団を相手に出来るわけがないよ!
「「「グガァ!!」」」
「ひいっ!!」
そんな気持ちもゾンビは知らず、こっちに向かて全速力
「や、やけくそだー!」
うぉぉぉぉぉぉぉ
そう言いながらイッセイはゾンビの群れに突っ込んで行った
それから数分達無事ゾンビを殲滅することが出来た
イッセイが来てから武士達に大きな損害はなかった
「お、おわった…」
その場に魂が抜けたかのように倒れ込む
死ぬ気の力…というか火事場の馬鹿力というか…
そういったものってホントにあるんだな…
『お疲れ様です。』
「ほんとだよ…」
体から力が抜けているのがわかる
力が無い一般人には辛いよ…
「と、殿!?」
辺りが騒がしい
体は脱力しきってるし、もうゆっくりさせてくれよ
「お主…名はなんという?」
威厳があって…かつ優しい声だ
聞いていて悪い気がしない…
「イッセイです…それであなたは?」
「な、貴様!この方を誰と…」
「うるさい、黙っておれ。」
男の一言で場の空気が一気に重くなった
木々は揺らぐのをやめ、風は静まる
周りの生き物達もピタッと動きを止めた
な、なんだこの人…
優しい人かと思ったら今度は怖い…というか威厳が…
「すまんの、イッセイよ。」
男の声がまた優しい声に変わる
「は、はい。」
「ではこちらも名乗るとしよう。儂は尾張国ノ王…織田信長だ。」
え…?
織田…信長…?
「えええええええええ!?」
イッセイの驚きの声が森に響き渡った
出てくるゾンビ達はボーン・ファンネルで瞬殺
こっちは魔力を若干喰われるぐらいで大して疲れない
こいつは中々良い発想だったんじゃないですか?
そんな調子でゾンビ達をバッサバッサ倒して進んでいくと何者かの声が聞こえた
「く、くるな!」
「狼狽えるな!陣形を固めよ!」
陣形?…ということは!
声がする方へ走る
するとそこにはゾンビ達と向かい合う武士達がいた
茂みに隠れ様子を伺う
武士達は足軽含め10人弱
それに対しゾンビは見える数だけでも50はいる
「加えてやられたやつはゾンビの仲間入り…か。」
戦況的にもこれ以上やられるとまず勝てない
だが武士の戦いに割り込んで入ってしまうのはどうなんだ?
それに敵の半数以上は元仲間っぽいし…
「グギャァ…!」
「ひいっ!」
目を向けるとゾンビ達は今にも襲いかかる寸前だった
ああ、もう!
あとでどうにでもなれ!
「やれ!」
イッセイはボーン・ファンネルをゾンビ達に飛ばす
「グギャァ!?」
「な、何奴!?」
流石に数が多い
ボーン・ファンネルだけでは対象出来ないか…
今見るだけでも…ざっと30は残ってるな
何匹かは武士達の方に向かってる
しゃあない…勇気を振り絞れ!
「名のしれぬ方々よ!助太刀いたす!」
とうっ!
茂みから骨剣を片手に勢いよく飛び出す
やれるやれる…俺は出来る子だ…だからゾンビの集団だってやれる…
「「「グギャァ…」」」
「いやキッついわ!」
この間まで地球で平穏(当社比)な暮らしをしてたしがない会社員ですよ!?
1匹2匹ならともかくこんな集団を相手に出来るわけがないよ!
「「「グガァ!!」」」
「ひいっ!!」
そんな気持ちもゾンビは知らず、こっちに向かて全速力
「や、やけくそだー!」
うぉぉぉぉぉぉぉ
そう言いながらイッセイはゾンビの群れに突っ込んで行った
それから数分達無事ゾンビを殲滅することが出来た
イッセイが来てから武士達に大きな損害はなかった
「お、おわった…」
その場に魂が抜けたかのように倒れ込む
死ぬ気の力…というか火事場の馬鹿力というか…
そういったものってホントにあるんだな…
『お疲れ様です。』
「ほんとだよ…」
体から力が抜けているのがわかる
力が無い一般人には辛いよ…
「と、殿!?」
辺りが騒がしい
体は脱力しきってるし、もうゆっくりさせてくれよ
「お主…名はなんという?」
威厳があって…かつ優しい声だ
聞いていて悪い気がしない…
「イッセイです…それであなたは?」
「な、貴様!この方を誰と…」
「うるさい、黙っておれ。」
男の一言で場の空気が一気に重くなった
木々は揺らぐのをやめ、風は静まる
周りの生き物達もピタッと動きを止めた
な、なんだこの人…
優しい人かと思ったら今度は怖い…というか威厳が…
「すまんの、イッセイよ。」
男の声がまた優しい声に変わる
「は、はい。」
「ではこちらも名乗るとしよう。儂は尾張国ノ王…織田信長だ。」
え…?
織田…信長…?
「えええええええええ!?」
イッセイの驚きの声が森に響き渡った
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