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魔物の村
第二話
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いつから世界に魔物や魔族がいるのか。それは学者の間でも意見がわかれている。
ある学者は、神が世界を創ったときからいると主張する。人間たちへの試練としての存在なのだと。
ある学者は、邪神の侵攻の際、邪神に従った魔族や魔物が生き残ったものだと主張する。
そしてある学者は、もともとは普通の獣や人間で、六降魔星によって命を捻じ曲げられた存在なのだと主張した。
その主張の根拠が先祖還りと呼ばれる魔物の存在だ。魔物でありながら人間への敵意を持たず、普通の獣のように暮らす魔物がごく稀に発見されるようになったのだ。
学者は、六降魔星によって捻じ曲げられた命から、遠い祖先の力を取り戻した存在なのだと説いた。しかし、発見される数は極めて少なく、また、そうとは知らずに討伐されている可能性もあるため、その主張を裏付けるだけのサンプルが揃っていないのが実情だ。
「この魔物たちが全部……先祖還りだと?」
「少なくとも、私はそう思っていますよ。でなければ脳猿が貴女に果物をプレゼントしますか?」
「……油断させようとしてるだけじゃ?」
「私は五年ほどここに住んでいますが、みんないい子ですよ」
「でも……魔物でしょう?」
「盗賊は、生まれた時から盗賊だと思われますか?」
そう問いかけたシエラは、寂しそうに笑った。
ルーチェは沈黙した。盗賊は生まれついて盗賊ではない。なんらかの事情、原因、要因が絡み合った結果、人は盗賊に落ちるのだ。
なんとなく、シエラの言いたいことが理解できた。
「……できるの?」
「できる、できないではなく、私はそうしたいです。この遺跡に集まる子たちは、みんな人間への敵意を持ちません。ならばそのまま、普通の獣や亜人として生きるように導きたいです」
そう言いながら、ブレイド・ウルフの子を抱き上げる。
「この子の名はエゼン。この遺跡で、先祖還りの親から生まれたんです。盗賊が生まれつき盗賊でないように、この子は普通の獣として生きられるはずです」
果たしてそううまくいくだろうか。
期待に瞳を輝かせるシエラとは反対に、ルーチェは楽観できない。
シエラはこの遺跡に集まる、と言った。ならば、遺跡に魔物を大人しくさせる仕掛けがあるのではないか。そう思った。しかし、その意見は飲み込んだ。口にしたのは別のことだった。
「さっき、五年もここにいるって言ったけど、五年ほど前にこの遺跡に向かった教会関係者なの?」
「あら……。よく御存じですね」
シエラは力なく笑う。その笑いにルーチェは胸騒ぎを覚えた。
「町に戻るつもりはないの?」
「私はもう……死んだことになってますから」
五年前、シエラはクーシウィシュ遺跡のことを知らなかった。
歴史的価値ある遺物一つ出土せず、たまに棲みつく魔物は極めて弱く、駆け出しの冒険者の練習にもならない価値無き遺跡。もはや誰も訪れることのない、朽ちゆくだけの遺跡なのだとは。
なので、クーシウィシュ遺跡を浄化するための仕事に抜擢された時も、栄誉ある仕事を任されたのだと奮い立った。
だが、どうだろう。いざ遺跡に入ってみれば、雇った冒険者たちは牙を剥いた。シエラに斬りつけ、暴行しようとしたのだ。
逃げるシエラは偶然、まだ残っていたトラップを作動させてしまい、壁の崩落に巻き込まれた。瓦礫に埋もれ、あとは死を待つだけだった彼女を助けたのは、ここに棲みついていた魔物たちだった────。
「どうやら私、教会の上の方に疎まれていたみたいで……。正論って、時に敵を作るんですね」
苦笑するシエラの事情を、なんとなくルーチェは察した。
巨大な組織はかならず腐敗する。教会も例外ではない。真っ直ぐな彼女は、教会にとって邪魔だったのだろう。
「ところで、ルーチェさんはどうしてここに? 今さら遺跡の調査というわけではないでしょう?」
「私は……ちょっと探し物を」
詳細は伏せ、遺跡の隠し部屋に私物を隠しておいたと説明すると、シエラはポンを手を叩いた。
「私が作動させたトラップで崩れた壁の奥に、部屋がありましたわ。多分、そこではないですか?」
「……え?」
(あれ? トラップ作動させて現れる隠し部屋に保管してたとしたら、そのトラップを作ったのは私!?)
内心ダラダラと汗を流しながら、このことは言わないでおこうとルーチェは決めた。
◆ ◆ ◆
探し物はシエラの言ったとおり、崩落した壁の奥の隠し部屋にあった。なにもない殺風景な部屋ではあったが、自分ならばあそこに隠すだろうな、と思った場所に隠されていたので、十年前のルーチェが隠した物に間違いなかった。
「そんな場所に隠してあったなんて」
「それは、まあ、他人に見つかっても嫌だしねえ……」
小さな宝箱を開けると手紙が一通。エルフ独自の紙には、たった一言。
『アンリルフォードの樹海。樹齢百五十年のオーク樹』
とだけある。
(まあ、詳細まで記すと面白くないしね)
小さく微笑みながら手紙をポケットにしまおうとしたルーチェは、手紙が二枚重ねなことに気づいた。もう一枚を確認し、眉根を寄せた。
『イーラは見つけた?』
決して記憶から消すことなく刻まれている名前。捜し続けている同族。残念ながら、この十年でも手がかりは見つかっていない。
礼儀正しく、ルーチェの手紙を見ないように距離をとっていたシエラだが、ルーチェの表情が険しくなったのに気づいて不安げに声をかけてきた。
「……どうかしたのですか?」
「ううん。なんでもない」
なんでもなくは、ない。だがシエラには関係のないことであり、教える理由もなかった。
いささか乱暴に手紙をポケットに押し込み、ルーチェは隠し部屋を後にした。
すぐにでも帰ろうとしたルーチェだが、夜になっていたので一泊を薦められた。夜目が利くので問題ないと言ってはみたが、初めての客ということでシエラはもとより魔物たちまでもが歓迎ムードとなり、断れる空気ではなくなってしまった。
質素ながらも宴会が開かれ、うかれた脳猿とオークがささいなことで喧嘩をするシーンもあったが、シエラが諌めると二体とも大人しくなった。
「本当、信じられない」
「ですから、本当はみんな大人しいんですよ」
宴会も終わり、魔物たちは各々の寝床へと戻っていく。種によって寝やすい場所が違うためだ。ハーピーなどは遺跡の外の木で眠るそうだ。
シエラはというと、宴会のあった広場で成体のブレイド・ウルフを布団代わりにしている。よくもまあ、あのブレイド・ウルフが、とルーチェは呆れる。もっとも、そのルーチェにしても、エゼンと呼ばれた子供のブレイド・ウルフを抱き枕のようにしているのだから恰好はつかない。
「随分と懐かれましたね。エルフは動物を心を通わせると聞いていましたが、本当なんですね」
「この子が警戒心なさすぎなんでしょ。……だから舐めるなっ」
顔中を舐め回されるルーチェを見てシエラが笑う。信じられないほど穏やかな時間が過ぎていく。
「ルーチェさんは、町に戻るんですよね」
「そうね。用も済んだし。あ、ここのことは言わないから安心して」
「……ありがとうございます」
「でも、いつまでもここにいるわけにはいかないでしょ?」
人間に敵対的か友好的かは関係ない。町に近い遺跡に魔物が棲みついている。それだけで大問題になる。忘れられて久しい遺跡とはいえ、なにかのキッカケで誰かが訪れる可能性は捨てきれない。実際、森で見つけた足跡のこともある。問題になる前にここを離れるべきだろう。
ルーチェに指摘されるまでもなくわかっているのだろう、シエラは小さくため息をついた。
「確かにそうなんですよね。わかってはいるんです。ただ、この子たちの棲みやすい環境が全部揃う場所はそうそうないので……」
一種類の魔物だけならば移動も、棲む場所も簡単だろう。しかし、ここには多くの魔物が集まりすぎている。どこかに魔物だけの村でも作れれば話は早いが、手間と時間を考えると、確かになかなかこの遺跡から移動はしづらいだろう。
「樹海とかどう? 迷うから探索もされていないし」
「問題は距離ですね。そこまでこの子たちが、まったく人目につかないとは思えないですし」
今後のことを話し合いながら、夜はふけていった。
ある学者は、神が世界を創ったときからいると主張する。人間たちへの試練としての存在なのだと。
ある学者は、邪神の侵攻の際、邪神に従った魔族や魔物が生き残ったものだと主張する。
そしてある学者は、もともとは普通の獣や人間で、六降魔星によって命を捻じ曲げられた存在なのだと主張した。
その主張の根拠が先祖還りと呼ばれる魔物の存在だ。魔物でありながら人間への敵意を持たず、普通の獣のように暮らす魔物がごく稀に発見されるようになったのだ。
学者は、六降魔星によって捻じ曲げられた命から、遠い祖先の力を取り戻した存在なのだと説いた。しかし、発見される数は極めて少なく、また、そうとは知らずに討伐されている可能性もあるため、その主張を裏付けるだけのサンプルが揃っていないのが実情だ。
「この魔物たちが全部……先祖還りだと?」
「少なくとも、私はそう思っていますよ。でなければ脳猿が貴女に果物をプレゼントしますか?」
「……油断させようとしてるだけじゃ?」
「私は五年ほどここに住んでいますが、みんないい子ですよ」
「でも……魔物でしょう?」
「盗賊は、生まれた時から盗賊だと思われますか?」
そう問いかけたシエラは、寂しそうに笑った。
ルーチェは沈黙した。盗賊は生まれついて盗賊ではない。なんらかの事情、原因、要因が絡み合った結果、人は盗賊に落ちるのだ。
なんとなく、シエラの言いたいことが理解できた。
「……できるの?」
「できる、できないではなく、私はそうしたいです。この遺跡に集まる子たちは、みんな人間への敵意を持ちません。ならばそのまま、普通の獣や亜人として生きるように導きたいです」
そう言いながら、ブレイド・ウルフの子を抱き上げる。
「この子の名はエゼン。この遺跡で、先祖還りの親から生まれたんです。盗賊が生まれつき盗賊でないように、この子は普通の獣として生きられるはずです」
果たしてそううまくいくだろうか。
期待に瞳を輝かせるシエラとは反対に、ルーチェは楽観できない。
シエラはこの遺跡に集まる、と言った。ならば、遺跡に魔物を大人しくさせる仕掛けがあるのではないか。そう思った。しかし、その意見は飲み込んだ。口にしたのは別のことだった。
「さっき、五年もここにいるって言ったけど、五年ほど前にこの遺跡に向かった教会関係者なの?」
「あら……。よく御存じですね」
シエラは力なく笑う。その笑いにルーチェは胸騒ぎを覚えた。
「町に戻るつもりはないの?」
「私はもう……死んだことになってますから」
五年前、シエラはクーシウィシュ遺跡のことを知らなかった。
歴史的価値ある遺物一つ出土せず、たまに棲みつく魔物は極めて弱く、駆け出しの冒険者の練習にもならない価値無き遺跡。もはや誰も訪れることのない、朽ちゆくだけの遺跡なのだとは。
なので、クーシウィシュ遺跡を浄化するための仕事に抜擢された時も、栄誉ある仕事を任されたのだと奮い立った。
だが、どうだろう。いざ遺跡に入ってみれば、雇った冒険者たちは牙を剥いた。シエラに斬りつけ、暴行しようとしたのだ。
逃げるシエラは偶然、まだ残っていたトラップを作動させてしまい、壁の崩落に巻き込まれた。瓦礫に埋もれ、あとは死を待つだけだった彼女を助けたのは、ここに棲みついていた魔物たちだった────。
「どうやら私、教会の上の方に疎まれていたみたいで……。正論って、時に敵を作るんですね」
苦笑するシエラの事情を、なんとなくルーチェは察した。
巨大な組織はかならず腐敗する。教会も例外ではない。真っ直ぐな彼女は、教会にとって邪魔だったのだろう。
「ところで、ルーチェさんはどうしてここに? 今さら遺跡の調査というわけではないでしょう?」
「私は……ちょっと探し物を」
詳細は伏せ、遺跡の隠し部屋に私物を隠しておいたと説明すると、シエラはポンを手を叩いた。
「私が作動させたトラップで崩れた壁の奥に、部屋がありましたわ。多分、そこではないですか?」
「……え?」
(あれ? トラップ作動させて現れる隠し部屋に保管してたとしたら、そのトラップを作ったのは私!?)
内心ダラダラと汗を流しながら、このことは言わないでおこうとルーチェは決めた。
◆ ◆ ◆
探し物はシエラの言ったとおり、崩落した壁の奥の隠し部屋にあった。なにもない殺風景な部屋ではあったが、自分ならばあそこに隠すだろうな、と思った場所に隠されていたので、十年前のルーチェが隠した物に間違いなかった。
「そんな場所に隠してあったなんて」
「それは、まあ、他人に見つかっても嫌だしねえ……」
小さな宝箱を開けると手紙が一通。エルフ独自の紙には、たった一言。
『アンリルフォードの樹海。樹齢百五十年のオーク樹』
とだけある。
(まあ、詳細まで記すと面白くないしね)
小さく微笑みながら手紙をポケットにしまおうとしたルーチェは、手紙が二枚重ねなことに気づいた。もう一枚を確認し、眉根を寄せた。
『イーラは見つけた?』
決して記憶から消すことなく刻まれている名前。捜し続けている同族。残念ながら、この十年でも手がかりは見つかっていない。
礼儀正しく、ルーチェの手紙を見ないように距離をとっていたシエラだが、ルーチェの表情が険しくなったのに気づいて不安げに声をかけてきた。
「……どうかしたのですか?」
「ううん。なんでもない」
なんでもなくは、ない。だがシエラには関係のないことであり、教える理由もなかった。
いささか乱暴に手紙をポケットに押し込み、ルーチェは隠し部屋を後にした。
すぐにでも帰ろうとしたルーチェだが、夜になっていたので一泊を薦められた。夜目が利くので問題ないと言ってはみたが、初めての客ということでシエラはもとより魔物たちまでもが歓迎ムードとなり、断れる空気ではなくなってしまった。
質素ながらも宴会が開かれ、うかれた脳猿とオークがささいなことで喧嘩をするシーンもあったが、シエラが諌めると二体とも大人しくなった。
「本当、信じられない」
「ですから、本当はみんな大人しいんですよ」
宴会も終わり、魔物たちは各々の寝床へと戻っていく。種によって寝やすい場所が違うためだ。ハーピーなどは遺跡の外の木で眠るそうだ。
シエラはというと、宴会のあった広場で成体のブレイド・ウルフを布団代わりにしている。よくもまあ、あのブレイド・ウルフが、とルーチェは呆れる。もっとも、そのルーチェにしても、エゼンと呼ばれた子供のブレイド・ウルフを抱き枕のようにしているのだから恰好はつかない。
「随分と懐かれましたね。エルフは動物を心を通わせると聞いていましたが、本当なんですね」
「この子が警戒心なさすぎなんでしょ。……だから舐めるなっ」
顔中を舐め回されるルーチェを見てシエラが笑う。信じられないほど穏やかな時間が過ぎていく。
「ルーチェさんは、町に戻るんですよね」
「そうね。用も済んだし。あ、ここのことは言わないから安心して」
「……ありがとうございます」
「でも、いつまでもここにいるわけにはいかないでしょ?」
人間に敵対的か友好的かは関係ない。町に近い遺跡に魔物が棲みついている。それだけで大問題になる。忘れられて久しい遺跡とはいえ、なにかのキッカケで誰かが訪れる可能性は捨てきれない。実際、森で見つけた足跡のこともある。問題になる前にここを離れるべきだろう。
ルーチェに指摘されるまでもなくわかっているのだろう、シエラは小さくため息をついた。
「確かにそうなんですよね。わかってはいるんです。ただ、この子たちの棲みやすい環境が全部揃う場所はそうそうないので……」
一種類の魔物だけならば移動も、棲む場所も簡単だろう。しかし、ここには多くの魔物が集まりすぎている。どこかに魔物だけの村でも作れれば話は早いが、手間と時間を考えると、確かになかなかこの遺跡から移動はしづらいだろう。
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