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局長
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カナメくんが出張に出てこちらでは3日が経ちました。
「はぁぁ!」
あらまぁ大きなため息ついちゃって。
「仕方ないでしょ。あれから色々探ってるけどなーーんにもわかんないんだもん。そんな簡単じゃないとは思ったけど…。」
そうなんですか?私が見てたのは局長をストーキングして速攻バレて、お茶とご飯食べに行って、ゲームセンターで遊んで…。
「…それ以上言わないで。」
めちゃくちゃ休日エンジョイしてましたね。
「わかってる!わかってるんだけど!何故か流されちゃって…ただ単に仲のいい上司と休日デートみたいなことにぃぃ!」
まぁまぁ…楽しかったならそれはそれで良いことですし、それに流されてると感じるということは何か隠してる!ってことですよ?
「はっ!そっか…そうね…!」
行動起こすなんて言いながら抜けてるほまれちゃん。イッツ、ソー…キュートゥ。
「黙りなさい…!」
はいは~い。
っと。まさかほまれちゃん、真っ先に局長を探り始めるとは思いませんでした。
正直面白いです。確かに出張命令だしたのは局長ですけど…黒幕は別にいるんですけど。
それにあの局長から聞き出そうってのはなかなか難しいでしょう。なんせ【消滅の魔女】なんて異名のある方ですからね。
もちろん局長も異世界転生した魂の転生者です。彼女はとある魔法の力が溢れる世界に魔女として転生して生きることになりました。魔女として充分に成長してから転生前の記憶が戻って、さてこれから何しよう?っていうタイプの異世界転生ですね。記憶が戻って、秘められた力、『消滅』のスキルを思い出して物語が紡がれていった。
これがまぁ、私の存在が彼女に知られていたのなら、簡単に消されかねないくらいの代物。
存在の『消滅』
記憶の『消滅』
感情の『消滅』
煩悩の『消滅』
世界の『消滅』等など…?
まぁ神に効くかはわかりませんけど頑張れば神も消せるんじゃないでしょうか?
局長権限でたぶんこのスキル、使えちゃってるんじゃないですかね?どの程度の強さまで許されてるかはわからないですけど。ほまれちゃんは恐らく疑心の感情を一時的に『消滅』させられていたのでしょう。ほまれちゃん自身は普通に「やっちまったぁ…!」くらいにしか感じてないですけどね。一時的で良かったですがほんと怖い。本気だと無くなっちゃうですよ?下手したら廃人。
局長の物語の終わり方は…確か…あぁ!そうだ!何きっかけかはわすれちゃいましたけど、絶望した魔女は自身の『消滅』をもって異世界ライフに終止符を打ちました。本当はこんな能力持ったまま再び生きることになるなんて思ってもみなかったでし…いや、カナメくんもそうですけどなにかしらの野望がありそう。
「…ぇ!ねぇ!聞こえてる?いるんでしょ?!」
おや?珍しく私を求める美しい小鳥のさえずりが…このまま青空を飛び回りたい!
「セリフくっさ…!あんたはいつも空の上でしょうが。っとそれより聞きたいことがあるんだけど、知ってたらでいいわ。」
な、なんでしょう?天の声とはいえ何でもかんでも知ってたりお話できるわけではないですよ?
「わかってるわよ。葵ちゃんのことなんだけど、昨日…」
ふむふむ…なるほど…葵ちゃんを覗いてきたらいいんです?オッケー任せて!チョッパヤでいってきますよー!
「え?まって!まだ何も言ってないわ!ねぇ!ちょっと!…え?マジで?行ったの…?信じられない…。」
まぁまだここに居ますけどほまれちゃんにはミュートで。
婦女子の私生活を覗き見するのは気が引けますが、恐らく昨日葵ちゃんが局長と特殊なカードキーでしか開かない部屋に行ったこと。
ほまれちゃんが友達も疑いたくなってしまう事態、良くないです。不本意ながら、覗き見、してきましょうかね!!
「はぁぁ!」
あらまぁ大きなため息ついちゃって。
「仕方ないでしょ。あれから色々探ってるけどなーーんにもわかんないんだもん。そんな簡単じゃないとは思ったけど…。」
そうなんですか?私が見てたのは局長をストーキングして速攻バレて、お茶とご飯食べに行って、ゲームセンターで遊んで…。
「…それ以上言わないで。」
めちゃくちゃ休日エンジョイしてましたね。
「わかってる!わかってるんだけど!何故か流されちゃって…ただ単に仲のいい上司と休日デートみたいなことにぃぃ!」
まぁまぁ…楽しかったならそれはそれで良いことですし、それに流されてると感じるということは何か隠してる!ってことですよ?
「はっ!そっか…そうね…!」
行動起こすなんて言いながら抜けてるほまれちゃん。イッツ、ソー…キュートゥ。
「黙りなさい…!」
はいは~い。
っと。まさかほまれちゃん、真っ先に局長を探り始めるとは思いませんでした。
正直面白いです。確かに出張命令だしたのは局長ですけど…黒幕は別にいるんですけど。
それにあの局長から聞き出そうってのはなかなか難しいでしょう。なんせ【消滅の魔女】なんて異名のある方ですからね。
もちろん局長も異世界転生した魂の転生者です。彼女はとある魔法の力が溢れる世界に魔女として転生して生きることになりました。魔女として充分に成長してから転生前の記憶が戻って、さてこれから何しよう?っていうタイプの異世界転生ですね。記憶が戻って、秘められた力、『消滅』のスキルを思い出して物語が紡がれていった。
これがまぁ、私の存在が彼女に知られていたのなら、簡単に消されかねないくらいの代物。
存在の『消滅』
記憶の『消滅』
感情の『消滅』
煩悩の『消滅』
世界の『消滅』等など…?
まぁ神に効くかはわかりませんけど頑張れば神も消せるんじゃないでしょうか?
局長権限でたぶんこのスキル、使えちゃってるんじゃないですかね?どの程度の強さまで許されてるかはわからないですけど。ほまれちゃんは恐らく疑心の感情を一時的に『消滅』させられていたのでしょう。ほまれちゃん自身は普通に「やっちまったぁ…!」くらいにしか感じてないですけどね。一時的で良かったですがほんと怖い。本気だと無くなっちゃうですよ?下手したら廃人。
局長の物語の終わり方は…確か…あぁ!そうだ!何きっかけかはわすれちゃいましたけど、絶望した魔女は自身の『消滅』をもって異世界ライフに終止符を打ちました。本当はこんな能力持ったまま再び生きることになるなんて思ってもみなかったでし…いや、カナメくんもそうですけどなにかしらの野望がありそう。
「…ぇ!ねぇ!聞こえてる?いるんでしょ?!」
おや?珍しく私を求める美しい小鳥のさえずりが…このまま青空を飛び回りたい!
「セリフくっさ…!あんたはいつも空の上でしょうが。っとそれより聞きたいことがあるんだけど、知ってたらでいいわ。」
な、なんでしょう?天の声とはいえ何でもかんでも知ってたりお話できるわけではないですよ?
「わかってるわよ。葵ちゃんのことなんだけど、昨日…」
ふむふむ…なるほど…葵ちゃんを覗いてきたらいいんです?オッケー任せて!チョッパヤでいってきますよー!
「え?まって!まだ何も言ってないわ!ねぇ!ちょっと!…え?マジで?行ったの…?信じられない…。」
まぁまだここに居ますけどほまれちゃんにはミュートで。
婦女子の私生活を覗き見するのは気が引けますが、恐らく昨日葵ちゃんが局長と特殊なカードキーでしか開かない部屋に行ったこと。
ほまれちゃんが友達も疑いたくなってしまう事態、良くないです。不本意ながら、覗き見、してきましょうかね!!
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