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お仲間

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いやぁ…暇です。

ほまれちゃんは昇級試験のお勉強タイムなので…流石にお邪魔するわけにも行きません。まぁちょっとしたらお邪魔するつもりですけどね。

そうですね、会話はできないですがほまれちゃんの同僚の皆さんでも観察してみましょうか?

どれどれ…?

「あの…ですから…1つの体に1つの魂だけなんです…無理なんです。」

ウルメくんですねぇ。根暗で感情をあまり表に出さない気の弱い男の子。真面目なんですけど、神様相手だとちょっと弱いですね。

「こちらの規約を確認されてます?もしされてないのでしたら…一度持ち帰って、しっかりお読みいただいて、出直してきてください。はい、次の方~!」

言いくるめられちゃうの想定して2人だったみたいですね、強いぞ葵ちゃん。神をも恐れぬその態度。普通だったら消されちゃうレベル。

この管理局内では訪問する神の力は無効化になります。

そうしとかなきゃとっくにこの場所消滅してますし、神同士で納得して創った場所なんだから文句は言わせません。

私も良いところに転生できたものです。

「ウルメくん…いつもより声も小さいし元気ないけどどうした?甘みか?甘み不足か!それはいかんな?!」

「いや…俺甘いの嫌い…。ちょっと考え事を…。」

「甘みがいらないと?!損してる!損してる!!人生損してるよぉ!!」

「いや…はぁ…もういいです…。」

ウルメくんはまだこの間の廊下のこと気にしてるのかな?

なるほどなるほど…甘酸っぱいんじゃないの?これは!あっ…私の心の中に閉まっておいたほうがいいですね…ウズウズ。

っと、ここは事務室ですね。荷物持ちのコウサカくんがいますね。あとは、カナメくんも。

「カナメー!そこの棚の12番取ってくれるか?」

「ココアラテ。」

「なに…?」

「ココアラテ。」

どうやら資料を取ってやるからココアラテを奢れとカナメくんは要求してるようですね。

「ぁー…!わかったよ、奢るよ!休憩のときな!」

「ん…ごちそうさま。」

コウサカくんもわかっててやってるのかな?この子はパシられたりするのが好きなんだなぁ…。カナメくんは無口だけと要領がいい子で、目ヂカラがある…神もこの目ヂカラに押されてしまうのかね?

「あとこれ…この間の勉強会のノート。確認して。」

「お…サンキュー!ココアラテにクリーム乗せてやってもいいぜ!」

「ん…ごちそうさま。」

コウサカくんちょろくて楽しそうだねカナメくん。

それからここは…局長室だね。

「えぇ…えぇ…。」

どなたかとお電話中?まぁ相手は決まってるんですけどねぇ。

「あのですね?神同士での争いをこちらに相談されても困ります!…はい?はぁ?ここ創った時点で想定しとかないからでしょうが!私に電話してる暇があったらもう一度ちゃんと話し合ってきてください!」

ガチャンっ!て、電話壊れそう。相当お怒りな局長。ナイスバディがなきますよ?

「はぁ…だからこんな場所設けなきゃよかったのに…でも、ここがなかったら皆の居場所が…んんー!悩んでも仕方ない!しっかり、向こうで話し合ってくれることを祈るしかないわ。」

神はまたなんかやらかしてるんですかね?ここを脅かされるなんてことになったら…考えたくもないですね。

手も足もない、口だけの私が何か出来る訳でもないので、ひとまずほっときましょう。

さて、そろそろほまれちゃんが勉強に煮詰まってる頃合いでしょうから、息抜きに、イチャイチャトークでもしにいきましょうか!
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